ささげてきた彼女たち。
共に競い合った仲間たちへ、そして支え続けてくれた家族へ、
さまざまな思いを胸に
決勝の舞台に立ちます。
今日、日本一が決まります。
≫すばらしい青空が広がっています
ノエビアスタジアム神戸です。
全日本高校女子サッカー選手権、いよいよ決勝を迎えました。
２９回の歴史の中でいつもより思
いのこもった
決勝になることは間違いありませ
ん。
天候晴れ、気温４．４度、湿度は４９
％と発表されています。
初優勝を目指す岡山県・作陽高校。
連覇を目指す静岡県・藤枝順心高校。
いよいよ決勝のピッチに向かいま
す。
この１年間、コロナ禍で選手たちに
とっても苦しみ
悩み抜いた１年間でした。
３年生は最後の舞台を迎えます。
夢であった憧れていた、あのピッチ
に向かっていきます。
９０分先にこのカップを掲げるの
はどのチームになるんでしょうか。
この１年間、学校が休校になりまし
た。
サッカー部の活動が
停止になりました。
仲間と会うことも、ボールを蹴るこ
ともできませんでした。
ただ選手たちは夢をつかむために
多くの困難を乗り越えてきました。
そして、たどり着いた決勝の舞台。
いつものような全校生徒の歓声はありません。
静かなスタジアムに選手たちは向
かっていきます。
遠くから見つめてくれる仲間、
支えてくれた家族のため、
そして自分たちのために、
いよいよ決勝の舞台が始まります。
全国４４８校の頂点に立つのは、
岡山・作陽高校か、
静岡・藤枝順心か、運命の決勝、間も
なくキックオフです。
≫決戦の舞台にたどりついたのは
２度目の決勝進出、岡山県・作陽高校。
熱血監督と目指す悲願の初優勝。
≫対するは前回女王、静岡・藤枝順心高校。
順心ナンバーワンの合い言葉を胸
に、いざ、大会連覇へ。
≫サッカーに恋した３年間、
≫全日本高校女子サッカー選手権決勝、
キックオフの時が迫っているノエ
ビアスタジアム神戸から
お伝えします。
こちらには元日本代表の中山雅史さん
元なでしこジャパン、川上直子さん
にお越しいただいております。
中山さん、選手たちの表情
御覧になっていかがですか？
中山≫晴れの舞台ですから、引き締
まったいい表情してましたね。
≫ここまでのトーナメント表を
見てみましょう。
≫作陽高校は勝てば初優勝となり
ます。
準決勝では終盤に追いつき
ＰＫ戦での勝利となりましたね。
川上≫最後まで諦めない、
仲間を信じて
最後の最後まで走り抜くのが
作陽高校です。
今日、初優勝に向かってどんな戦い
を見せてくれるのか楽しみです。
≫対する藤枝順心高校は
前回大会の優勝校です。
チーム初の連覇に挑むわけですが、
王者が背負うプレッシャー、いかがでしょうか。
中山≫プレッシャーはあったと思
いますけれども、
ここまでたどり着きましたから
もうあと１試合
思い切りやるだけですから、いいプ
レー見せてもらいたいです。
≫最後に決勝戦に臨む選手たちに
エールをお願いします。
中山≫日本一を目指して咲き誇れ、
未来のなでしこ。
≫この１年間、積み上げてきた
その仲間の思い
最後の円陣を組んだ選手たちです。
作陽高校は遅れて円陣を組みました。
初優勝を目指しての決勝の舞台で
す。
放送席、スペシャルゲスト、中山雅
史さんには後ほど入っていただき
ます。