生字幕放送でお伝えします
≫3歳マイルチャンピオンを
決める
NHKマイルカップ。
レースに出走する18頭がパドックの周回を始めました。
1番人気
タワーオブロンドンをはじめ
ことしのレースは実力伯仲です。
夏を思わせる日ざしが照りつける
東京競馬場です。
緩やかな風の中きょうも良馬場で
レースが行われています。
それでは、ことしのNHKマイルカップ
枠順を、ご紹介しましょう。
ご覧の18頭の出走。
それでは現在の人気を
ご覧いただきます。
いずれも下位の人気ですが
去年2歳のときに
重賞レースに勝っています。
きょうはゲストをお迎えしています。
幾島≫控えよ。
控えよと申しておる。
器量と才覚、そして
威厳が求められるのでございます。
許されません!
≫大河ドラマ「西郷どん」に
幾島役で
出演していただいています
南野陽子さんです。
ここからはパドック内の
藤井アナウンサーに
伝えてもらいます。
≫日ざしがとても強いです。
先ほどから風が少し出てきてその分は
なんとか救われる感じがしますが
南野陽子さん、こんにちは。
それから、国枝栄調教師です。
ピンクカメオで2007年に
このNHKマイルカップ
優勝されています。
南野さん、競馬場初めてだそうで。
南野≫初めてなんです。だから、ちょっと興奮してます。
お客さんの数もすごいですけど
今もきれいなお馬さんが
いっぱい見れてワクワク…
グリーンもきれいです。
≫南野さん、きょうは暑い中
朝からいろんなところに
行っていただいて
一つは
馬に乗っていただきました。
南野≫楽しく乗せていただきましたよ。
≫真っ白の
シリコンフォレストですね。
南野≫とってもきれいな
お馬さんでした。
≫簡単に乗りましたね。
全くちゅうちょなく。
南野≫でも
20年ぐらいはたつんですけど
ドラマや映画で
乗馬部のキャプテンという
役もやったこともあるし
しちゅう引き回しとか
時代劇とかね
いろいろあるんですけど。
それ以来、自分でちょっと
乗り回してみたいなと
思ったんですけど
久しぶりだったんで
ちょっとだけ歩いてみました。
≫非常におとなしい馬で。
南野≫おとなしくて
とってもきれいな馬。
≫それと、こんな近いところで
レースも観戦されました。
南野≫やはり目の前
テレビでも興奮するんですけど
間近で見ると、全然、雰囲気が
ちょっと違いますね。
≫先生、違いますよね。
近くで見るっていうのは。
国枝≫生で見るっていうのはね
特にGIに出る馬を
近くで見るっていうのは
すごいですね。
≫このあと
国枝先生と
小林アナウンサーによって
1頭ずつ紹介してもらいますので
南野さん、18頭の中から
お気に入りの1頭を探しておいてほしいんです。
先生の解説も聞きながら。
南野≫しっかり決めたいと思っています。
≫先生に解説をお願いしながら
小林アナウンサー、お願いします。
≫それでは出走18頭の様子を
お伝えいたします。馬番順に
お伝えします。
まずは列の先頭を行きます1番のカツジです。
国枝≫先頭をいってますけど
ずいぶん落ち着いて物見しながら
余裕があると思うんで
馬のつくりも
すごくよさそうですね。
ちょっと楽しみかなと思います。
≫その後ろ、2番の
ファストアプローチです。
国枝≫大きな馬ですので
馬体重が減っているわりにはそんなに気にならないですね。
こちらの馬も
どっしり構えてるので
状態はいいと思います。
≫3番、雌の馬、牝馬といいます
テトラドラクマです。
国枝≫牝馬ですけど
本当に、ゆったりと歩けてますし
気合いもちょうどいいくらい出てると思いますから
ずいぶん馬に自信があるような
感じには見えますね。
≫そこから少し距離が空きまして
4番のフロンティアです。
国枝≫こちらのほうは
少し発汗が目立ちますし
気持ちが少し高ぶってるので
許容範囲とは思いますけどちょっと気になります。
≫ゼッケンの下に見えている
白い泡のようなものが汗です。
5番のプリモシーンです。
この馬も牝馬です。
国枝≫こちらは
最初に入ってきたときは
落ち着いてましたんですけど
だんだん、だんだん気合いが出てきたんで
できるだけ
このままの状態を保って
レースに臨めればと思っています。
≫ディープインパクト産駒です。
6番のリョーノテソーロです。
馬の名前の前にマル外という文字が見えますが
それは外国産馬
外国で生まれた馬ということです。
国枝≫外国の馬で
精神面はしっかりしておりますしね
つくりもすごくいいので
スピードをどこまで生かせるかなという感じではおります。
≫ちょうど馬の目のところに
黒いふわふわとしたものが
見えます。
これはチークピーシーズと
呼ばれるものです。馬を
前に集中させるためのものです。
その後ろにいますのが
現在、単勝1番人気です
タワーオブロンドンです。
国枝≫本当に余裕があるっていうかね
ゆったりと歩けてますし
馬の表情も落ち着いています。
デビューのころから
見ていますけど
ずいぶん、体が締まって
いい格好になってると思います。
状態はいいと思います。
≫こちらが現在1番人気です。8番のダノンスマッシュです。
国枝≫こちらのほうも
変わりなくきているような感じで
2人引きで落ち着いてますので
能力は発揮できるんじゃないかなと思います。
≫2人引き、2人の係りの人が
一緒に馬を引く状態をいいます。
9番のギベオンです。
こちらが現在2番人気です。
国枝≫ディープで
まとまりのいい馬ですね。
この馬の
兄のほうをやってますけど
タイプはちょっと違って
こちらの馬のほうが距離適正は
高いと思います。
ゆったりしてますので状態はいいと思います。
≫これまで
1800m以上のレースを
3戦使いましたが、初めて
1600mのレースに挑みます。
10番、現在4番人気
パクスアメリカーナです。
おっと、今、列の
一番後ろをいきますロックディスタウンが
少し立ち上がってしまいました。
パドックが少し騒然としましたけれども
また列に戻りました。
18番のロックディスタウンです。国枝さん、失礼しました。
10番の
パクスアメリカーナですね。
国枝≫こちらも姉の
ホエールキャプチャによく似て
ボリュームのある馬で
気合いも乗って状態はすごくいいんじゃないかなと
思っております。
≫お話のあったお姉さんのホエールキャプチャは
平成24年の
ヴィクトリアマイルという
GIレースを勝った馬です。
お父さんのクロフネも
このNHKマイルカップの
勝ち馬です。
11番ケイアイノーテックです。
国枝≫こちらは本当に
われ関せずという感じで
ゆっくり歩けてますのでね
本当にいい状況じゃないかなと
思います。
≫12番牝馬
アンコールプリュです。
国枝≫こちらはディープの牝馬で
ちょっと小柄ですけど
落ち着いてますのでね。
軽い馬場が合うと思うんできょうのような馬場はいいと
思います。
≫きょうは芝コース、良馬場です。
13番ルーカスです。
国枝≫ご存知のようにモーリスの下で
よく似ていますね。
まだ体ができてないっていうような
感じもしますけど
状態はいいとは思います。
≫お兄さんはモーリスという馬で
1600mの芝のGIレース4勝という実績があります。
14番デルタバローズです。
国枝≫少しカリカリして
発汗も目立ちますしね
体も減ってるというところで
少し余裕がないんで
もう少し落ち着いてもらえればと思います。
≫15番カシアスです。
国枝≫体形的にも短いところを
向くような感じで
すごくスピードが
ありそうですね。
先にいくような馬ですので
あとは、どこまでもつか
というような感じかなと思います。
≫残りは3頭です。
少しまた日がかげってきました。
16番ミスターメロディです。
国枝≫こちらも外国の馬で
使い込んでるんですけど
体のほうも減ってなくて
状態はよさそうな感じです。
≫17番レッドヴェイロン。
国枝≫前走で
しまい、追い込んできて直線長いというところで
東京に合うと思いますし
馬も余裕がありますので
楽しみじゃないかなと思います。
≫そして最後、先ほど少し立ち上がってしまいました
ロックディスタウンが
18番です。
国枝≫今は
落ち着いて歩いていますが
やはり、オルフェーヴルの子で
気持ちが高ぶりやすいかなというところがありますね。
もう少し
余裕を持ってほしいなと思います。
≫ここまで18頭を
国枝調教師の解説を
いただきました。
藤井アナウンサー、お願いします。
≫それでは南野さんも
必死になって
馬を18頭をじっくり
ご覧になってますが
お気に入りの馬はどうですか?
南野≫どれも立派な馬だなと思って見ていたんですけど
3番のテトラドラクマ
お尻がきれいだなと思ったのと
あと5番のプリモシーン
これも最高の場面になれば
いいなと思って。
今夜「西郷どん」があるんですけど
7番のタワーオブロンドン
ロンドン
「西郷どん」で決めました。
≫欲張りましたね。3頭。その中に牝馬が2頭。
南野≫女性を
応援したいということです。
≫南野さん、国枝調教師に
何か質問がありましたら
どうぞ。
南野≫今のいろんなお話もずっと聞いてたんですけど
ぎりぎりで見るときに
一番、どこを見たらいいですか?
国枝≫一番は馬に余裕があるか
どうかというところですね。
まだこれから返し馬にいって
競馬まで、もう少しありますから
少し余裕を持って歩いている馬が
一番いいかなと思いますね。
南野≫あんまり首とか…。
国枝≫気持ちが高ぶって
汗をかいてて、ひどいのになると
余裕がなくて目が、ちょっと
定まらないっていうんですかね
そうなってくると
ちょっときついですよね。
≫相当、近くで見ないと
目まで見えないですもんね。
国枝≫でも、大体、ぱっと。
馬をパドックを見られている方は
分かるんじゃないかなと思います。
≫今、国枝先生、南野さんが
テトラドラクマ、プリモシーン
タワーオブロンドン、3頭
どうですか?この3頭。
国枝≫さすがだと思います。
この3頭で決まるんじゃないですか。
南野≫頑張って。
≫決まる可能性もないことはないですが
それでは現在、どんな人気の
順番になっているか
小林アナウンサーです。
≫現在の単勝人気をご覧いただきます。
人気の順番は変わっていません。
有力馬を中心にリポーターの真野淑實さんに
直前の情報を
取材してもらいました。
真野さん、お願いします。
真野≫タワーオブロンドンを含めファストアプローチ
ロックディスタウンの
3頭を出走させる
藤沢調教師に2時30分ごろ
話を聞きました。
きのう3頭一緒に競馬場に
到着しました。
まずタワーオブロンドンですが
前走の
アーリントンカップも
上手なレースをしてくれた。
もともと東京の1600mが
向いていると思ったので
レースが楽しみ。
そして、ファストアプローチも
このコースが
合うと思っていたので
いいレースを
期待したいとのことでした。
最後にロックディスタウンですが
4戦のうち3戦1800mの
レースを使っていますが
距離数が短いほうが
合うかもしれないという判断で
今回、レースに挑みます。
3頭とも、ここまで
順調にきているとのことです。
そして、カツジを管理する
池添兼雄調教師に1時40分ごろに
話を聞きました。
大型連休の渋滞を避けるため
きのう、早めに栗東を出発。
渋滞に巻き込まれることもなく無事、競馬場に
到着したとのことです。
到着後も、飼い葉を
しっかり食べていて
馬は落ち着いていた
ということでした。
馬体重に関しては前走より
プラスであればベスト。
最内枠を生かして
いいレースをしてくれれば。
あとはジョッキーに任せたいということでした。
こちらからは以上です。
≫直前の情報真野淑實さんでした。
それでは改めて上位人気の馬を
見てみます。
まだ各馬は周回を
重ねているところです。
1番人気のタワーオブロンドン。
画面ではここまでの成績をご覧いただいています。
タワーオブロンドンは
メンバーの中でも、ただ1頭
重賞を2つ勝っている馬です。
国枝さん、タワーオブロンドン余裕を持っているかどうか
どうでしょうか。
国枝≫余裕を持って自分のリズムで
ゆったり歩いていますので
状態はすごくいいと思います。
≫お父さんの
レイヴンズパスという馬は
アメリカの大きなレース
ブリーダーズカップクラシックというレースを勝った馬です。
続いて現在、単勝2番人気の
ギベオンです。
まだ3戦しか経験していません。
もし、きょう勝ちますとNHKマイルカップの
勝ち馬としてはキャリア最少タイ
ということになります。
1800m、2000m
1800mと戦って
きょうは1600mです。
国枝さん、こちらは
どうでしょうか。
国枝≫こちらのほうも2人で引いて、頭が下がって
余裕がある感じですし
素軽いという雰囲気の
馬ですね。
≫2人で引いているほうが馬の状態として
よいのでしょうか?
国枝≫馬の場合、観客との間に1人いることにより
精神的に落ち着いている
ケースが多いですね。
≫今、大きな声で
「止まれ」という
声がパドックに響きました。
これが停止命令といわれます。
そして、そのあとにジョッキーが
各馬にまたがって
さらにもう少し
周回を重ねることになります。
こちらがタワーオブロンドン
ジョッキーは
クリストフ・ルメール。
また、ジョッキーがまたがることによって
少し様子を変える馬もいます。
その辺りも注目です。
今、ルメール騎手が騎乗します。
ここから各馬の様子を少し見ていきます。
こちらがギベオンです。
ジョッキーはミルコ・デムーロ。
まもなく各馬はパドックを
あとにして本馬場、いわゆる
レースをする
馬場のほうに向かいます。
国枝さん、どうでしょうか?
各馬、特に人気のタワーオブロンドンなど。
国枝≫乗っても
そんなに慌ててないですし
本当に状態はいいと思いますよ。
≫何か乗ったジョッキーがまたがった状態で
様子が変わった馬などは
いますでしょうか?
国枝≫特にそんなに慌ててる馬も
いないですしね。
みんないい感じで
馬場に向かえるんじゃないかなと
思います。
≫ここまでパドックでの各馬の様子を
ご紹介しました。
藤井アナウンサー、お願いします。
≫きょうは南野陽子さんを
ゲストにお迎えしています。
「西郷どん」
今夜放送がありますが
今夜の放送の一部を
ちょっとご覧いただきながら
話を進めようと思います。
南野さん
話せる範囲で
「西郷どん」、どうですか?
南野≫これからですよ
「西郷どん」は。西郷さんの
みんなが知ってるような
エピソードは
これからどんどん
出てくると思うんですけど
まず、その前に、ちょっと江戸が
この辺で一段落するのかなと思います。
私としても、きょう見ないで
いつ見るの?って感じで。
≫きょう、ご覧いただいて
南野さんの出番というのは?
南野≫一時、ここで
ちょっとっていう感じですが。
また、でも、あればなと
思っております。
≫一番近いところで
こうして馬を見ていただきました。
タワーオブロンドンが
目の前にいたんですが
どんな感じですか?
南野≫きれいでしたね。
ちょっと落ち着いた感じもしてて
いいんじゃないですか?
≫馬を、また
好きになっていただければ
いいと思いますが
このあと南野さんは表彰式で
プレゼンターを
お願いすることになってますので
それもよろしくお願いしたいと
思います。
ぜひ「西郷どん」
ご覧いただきたいと思いますが
総合テレビでは今夜8時
毎週日曜日の8時
それから、BSプレミアムで
午後6時から放送いたしますので
ぜひご覧いただきたいと思います。
南野さん、レースもしっかり見ましょう。
南野≫もちろん見ます!
ありがとうございました。
≫出走各馬が
パドックから地下馬道を通って
本馬場に
これから向かっていくところです。
先入れの馬がいます。
18番のロックディスタウン牝馬です。
先ほど、パドックでは少し
立ち上がるようなシーンも
あったということですが
ややテンションが高まっているという
そんなこともあってか
誘導馬よりも先に本馬場に入ってきました。
そして、それに続く各馬が
本馬場に向かっていきます。
1番人気のブルーの勝負服です
タワーオブロンドン。
唯一の重賞2勝馬です。
芦毛のパクスアメリカーナ。
牝馬のアンコールプリュ。
ルーカス
そして、デルタバローズと
続いています。
この辺りは
先にいく可能性がある馬です。
15番のカシアス。
さらにミスターメロディ。
そして、父親は2004年に
このレースに勝っている
キングカメハメハ。
レッドヴェイロンです。
誘導馬の姿が見えてきました。
それでは出走各馬の
本馬場入場。高木アナウンサーが
お伝えします。
≫東京競馬場、この時間
日ざしが弱まってきました。
新緑のターフを吹き抜ける
薫風も
少しひんやりと感じるような
そんな風向きになってきています。
今週から5週連続で
GIが開催されますが
まずNHKマイルカップ。
本馬場入場をご紹介していきましょう。
残りは2頭です。
残り1頭は、こちら。
鞍上(あんじょう)は初コンビの
ミルコ・デムーロ。
そして、絶好調の
藤原きゅう舎が送り出す
ギベオンです。
まだ地下馬道を通っています。
このあと本馬場入場に
向かうということで
今、情報が入ってきまして
落鉄をしたということで
ひづめに、また打ちかえて
臨むということで本馬場入場が遅れていますが
まだ地下馬道を通っています。
先に入りましたロックディスタウンを先頭に
ことしのNHKマイルカップに
出走する
18頭をご紹介しました。
以上、本馬場入場でした。
≫出走する各馬が
スタート地点の後方にあります
馬だまりで輪乗りを始めています。
解説の国枝栄調教師にも
放送席に戻っていただきました。
1番人気タワーオブロンドンの返し馬ですが
国枝さん、どうご覧になりますか。
国枝≫よく見ながらいってますのでね
本当にいいんじゃないかな。
状態はいいですね。
≫落ち着いて返し馬に入れた
というところでしょうか。
比較的、脚の短い感じの
馬なんですけれどもピッチが早いんですかね。
国枝≫ピッチが早いんでね
距離があっていいような気もするんですけど
ただ、稼働域が広い
いわゆる脚が、よく伸びるんでね
問題ないと思います。
≫止まる感じもスムーズですね。
国枝≫そうですね。
≫1番人気タワーオブロンドンの返し馬をご覧いただきました。
そして、今、ギベオンは
落鉄があったということで今、入ってきましたが。
トラブルがありましたが。
国枝≫トラブルがあったわりには馬はゆったりと馬場に
向かっていますので。
≫これから返し馬に入るところです。
ダートコースを横切って
これから本馬場に入るところです。
鞍上はミルコ・デムーロ。
国枝≫いいですね。
もう息を入れるっていうような
感じですし。
余裕を感じられますよね。
ディープらしくて、手先の本当に軽い
さばきがいいですよね。
≫毎日杯2着から
皐月賞には向かわずに、ここと。
国枝≫適正のほうをマイルのほうにというふうに
もってきたんじゃないですかね。
≫有力馬、1番人気
2番人気の返し馬を
ご覧いただきました。
23回を迎える
NHKマイルカップ
発走は3時40分です。
≫ローレルゲレイロ!真ん中から18番のムラマサノヨートー!
さらに14番ピンクカメオ!
ピンクカメオだ!ピンクカメオ!
ゴール前、差しきりました!
2頭の牝馬のうちの1頭。
≫放送席をご紹介します。
2007年にピンクカメオでNHKマイルカップを制した
国枝栄調教師です。
国枝さん、私この実況してたんですけども
びっくりしました。
国枝≫私も本来、東京にいなきゃいけなかったんですけど
新潟のほうでも
大きなレースがあったんで
不在でして。
ちょっと人気がなくてブービー人気というところで
馬場も、ちょっと重かったんでね
2頭出ししてて人気のないほうがきちゃって
新潟でびっくりしました。
≫よく言われますね。
2頭、出ている場合は
人気の薄いほうが頑張るというようなことがありますね。
国枝≫私も
何回もそれはありますのでね。
馬のほうで感情が
分かるんじゃないですかね。
≫このレースに向かう
いわゆるステップレーストライアルレースを
振り返ってみようと思いますが
まずニュージーランドトロフィー1番のカツジが勝った
レースですが
ご覧いただきましょう。
この赤い矢印がカツジですが
前の前のレース
きさらぎ賞はプラス13kgで
このレースはマイナス12kgでちょっと出遅れたんですね。
国枝≫出遅れたんですけど
松山君が、腹をくくって
しまいにかけて。また、この日は
しまい、外が伸びる感じで
ちょうど、うまく
はまったんじゃないですかね。
≫中山の1600m。
カツジが差して2着ケイアイノーテック
というレースでした。
そしてもう一つのステップレース
トライアルレース
アーリントンカップ
矢印が勝ったタワーオブロンドン。
苦しくなるんですね、ちょっと。
国枝≫馬に
押されたりするんですけど
本当にひるまずに、しまい
伸びてますからね。勝負根性もありますし
フットワークが
すごくいいですよね。
本当に
いいフットワークですんで
東京でも十分
力を発揮できるんじゃないかと
思います。
≫このレースは阪神の1600mという
コースでした。
そして、府中の1600m
コース的にはさまざまな
要素があるというふうに
いわれていますけれども
真野さんが今回騎乗するジョッキーに
コースについて
話を聞いています。
真野≫私、今
ゴール前にいるんですけれども
改めて、この直線
とても長いなと感じるんですよね。
去年、東京1600の
勝利数は1位のルメール騎手が
13勝、そして、2位の
戸崎騎手が
10勝ということで
この2人にコースについて話を聞いてきました。
ルメール≫スタートのあと
いいポジションをとるためには
ちょっと時間があります。
だから、いいスタートをとったら
ポジションを選べる。
それから、馬がリラックスしたら
直線まで…我慢をできます。
そして、府中の長い直線でまだ時間あると。
だんだんペースを。
加速をできます。
すごくいいコースだと思いますね。
フェアです。
戸崎≫一概にスピードだけでは
押し切れない競馬場かな
っていう感じですかね。
だから…なんだろう1600でも
1800、2000を
こなせる馬じゃないと
ちょっと、きついというか。
イメージ的には。
≫という、この府中の
1600mのコースですが
このコースをジョッキー目線で
撮った映像がありますので
その映像を
国枝調教師と見ながら解説をしていただきたいと
思います。
2014年の模擬レースいわゆるジョッキー候補生の
ヘルメットにカメラをつけて
撮った映像ですが
スタート直後ですね。
そして、ここが残り600m。
府中は長いんですね。
国枝≫ここが坂の上りになってますのでね。
≫この辺りが上り。
国枝≫苦しくなってきて坂なので馬も大変だと思いますね。
≫2.7m上ります。
そして、残り200。
ここから平たんに変わります。
国枝≫上がって、また先に
一ハロンあるので
馬もジョッキーも
ちょっと
ばてるところなんですよね。
ここら辺で、しのげないと
競馬は勝てないですね。
≫ですから坂でばてなかった馬が
最後の平たんな直線で
伸びることができる
ということですが。
ただ、きのう、きょうと
レースを見ていますと
かなり先手を取った馬が
粘ってますね。
国枝≫馬場状態がいいので
前にいった馬が走りやすいんで
そのまま残るケースが
見られますね。
≫そして、ルメールジョッキーも
言っていましたが
直線でスタートしていきますから
いいスタートを切れば、それほど
慌てなくていい
ということはありますか?
国枝≫コーナーまで
距離がありますからね。
位置取りを自分で探るというかね
そんなこともできますので。
≫それでは現時点でのオッズを
ご覧いただきましょう。
第23回NHKマイルカップ
まもなく発走です。
≫出走馬がスタート地点の
2コーナー付近に集まってきています。
国枝調教師に実況席に
移っていただきました。
国枝さん、展開面の
最後、整理を
お願いしたいんですが
ことし恐らく先行でいくのは
3番のテトラドラクマか
あるいは15番のカシアスこの2頭と
見ていいでしょうか。
国枝≫特に3番を引いたテトラドラクマは
やはり、スムーズな
競馬をしたいので
それなりのペースで
いくと思いますね。
≫となるとカシアスが
控えることもあるでしょうか。
国枝≫どうですかね。
出方しだいですけどね。
持ち味的にはカシアスのほうが
先にいくかなとは思いますね。
≫タイムでいいますと
ここ5年のうち4年が
最初の600mが34秒台
800m46秒台で通過してるんですが
ことしのレースは
どう予想されますか?
国枝≫例年どおりのペースに
なるんじゃないかなと思いますね。
≫となると最終的には勝ち時計が
1分32秒台
それだけのタイムを出せる馬が
最終的には1着になるんでしょうか。
国枝≫ペースが流れて
しまいの脚が使えるというような
馬がいいんじゃないかなと
思いますね。
≫まもなくファンファーレです。
ことしもNHK交響楽団
その仲間たちによる
ファンファーレ生演奏です。
♪~(ファンファーレ)
≫3時現在4万6000人を超える
ファンが集まりました、ことしの
NHKマイルカップです。
国枝さん
ペースが流れるとすると
タワーオブロンドンと
ギベオンはどうでしょうか。
国枝≫きょうの馬場を考えるとね。
お互い人気馬ですから相手の動きを見ながら
真ん中辺りじゃないかなと
思いますね。
≫タワーオブロンドンが7番
ギベオンが9番と
比較的、近い枠から
スタートしますから
お互い見ながらの
展開になるでしょうか。
国枝≫ルメールと
デムーロですからね
相手をよく知ってますのでね。
そこら辺がまたおもしろいんじゃないかなと
思います。
≫1番人気の7番タワーオブロンドンは
すでにゲートに収まりました。
これから偶数番の各馬が
ゲートに収まっていきます。
また風が強まってきました。最後、ゴールから
4コーナーに向かって
各馬、向かい風の中で
ことしはレースを
迎えることになりそうです。
12番のアンコールプリュも
収まりました。
最後は18番の
ロックディスタウンで
ゲートインが終わります。
3歳マイル王決定戦第23回NHKマイルカップ。
スタートしました!
ちょっと内で1番カツジ
そして、5番のプリモシーンも
後方からになりました。
好スタートは8番
ダノンスマッシュ
そして3番のテトラドラクマ
このまま先頭まで
いくかどうかですが
ダノンスマッシュ
テトラドラクマが並んで
レースを引っ張ります。
外からミスターメロディ。
カシアスは逃げない。
カシアスは中団まで控えてます。
そして、内から1番のカツジ。
1番人気タワーオブロンドンは
ブルーの勝負服。
青い帽子
7番タワーオブロンドンは
中団からやや後方です。
各馬3コーナーのカーブに入っています。
最初の600m34秒4と
ことしも例年どおりの速いペースとなっております。
中間地点
タワーオブロンドン
インコース。
比較的、ペースは流れてます。
このコース取り
最後、恐らく
外から出てくるでしょう。
3番のテトラドラクマ、逃げます。
外からじわっとダノンスマッシュ。
ミスターメロディ
外からロックディスタウン。
(大歓声)
(大歓声)
≫ケイアイノーテック差しきりました!
ケイアイノーテック!
最後の最後、とらえました!
ケイアイノーテック
そして、鞍上(あんじょう)
藤岡佑介!
人馬ともにGI初勝利。
デビュー戦から、このマイル戦
使われ続けた
ケイアイノーテック!
ついにこのGIで花開きました。
1番人気
タワーオブロンドン、敗れました。
勝ったのは
11番ケイアイノーテック。
そして、内で粘った
2番人気9番ギベオン。
最後の直線です。
残り200を切ってこの9番ギベオンが先頭。
そして、外から初めてのマイル戦
挑戦、ミスターメロディが並んでいましたが
外から17番
レッドヴェイロン。
さらに、その外から
ケイアイノーテックが
力強く伸びてきました。
内でギベオン、そして
そして、レッドヴェイロン
粘っていますが
最後、差しきったのは
11番ケイアイノーテック。
そして、2着争い
内で9番ギベオン。
そして
17番のレッドヴェイロンが
争って入線しています。
≫ご覧のようなタイムになりました。
1分32秒8です。
最後、坂を上りきってから差してきました
この11番のケイアイノーテック。
解説の国枝栄調教師にもまた放送席に
戻っていただきましたが
国枝さん、コース紹介のところで
坂を上ってからの平たんな部分が
というようなことを
言いましたけれどもね
ここで伸びてきましたね。
国枝≫恐らくギベオンは
前のテトラドラクマが
いい感じでいってるので早く
捕まえにいったんですけどね。
時計的にいうと、しまいが
34秒8なんで
全体時計からすれば
しまいは少しかかってるので
ペースはやっぱり
速かったんだと思いますね。
後ろで
ゆったり構えてた馬が
最後に届いたという
感じじゃないかなと思いますね。
≫ただ、勝った
ケイアイノーテックはずっとマイルのレースを
使われ続けてきたんですね。
そしてここまで6戦していますが
全く、この掲示板
5着まで掲示されるんですが
この掲示板を
外したことがありませんでした。
国枝≫そういう意味では
堅実に、しまいの脚が使えるっていうことで
条件が、うまく合って
しまい、差しきることができたんじゃないかと
思いますが。
≫藤岡佑介ジョッキーもGI初勝利ですね。
国枝≫うれしいでしょうね。
≫15年目になりますからうれしい初勝利になります。
ディープインパクト産駒は
2014年の
ミッキーアイル以来の
ディープインパクト産駒の
優勝ということになります。
国枝≫やはり軽い馬場で
しまい、生かせるディープ
1着、2着ですかディープで。
こういう馬場がよかったんじゃ
ないかなと思います。
≫栗東の平田修調教師の
管理馬です。
ここまでずっと阪神、京都
それから中山ということで
左回りの経験はなかったんですが
しっかり、その左回りも克服してこのNHKマイルカップで
頂点をつかみました。
国枝≫きょうの走りを見ると
この馬場が一番
走りやすかったのかなという感じもしますね。
≫そして2番人気のギベオンは
本馬場入場前、落鉄などのアクシデントもありましたが2着。
そして、3着には
17番のレッドヴェイロン。
掲示板に上がっています。
さらに4着にミスターメロディ。
5着にプリモシーンという
着順が上がっています。
結局、タワーオブロンドンは
この掲示板には
上がれませんでしたね。
国枝≫道中
ちょっと行きたがって
窮屈なところもあったような
感じだったので。
少しスムーズな競馬ができてなかったのかなと
思います。
≫藤岡ジョッキーは、きのう
京都新聞杯
ステイフィーリッシュで
G2を勝って2日連続
その2日目が
初めてのGI制覇となりました。
国枝≫波に乗ってるという感じですね。
彼は研究熱心ですからね
ここで花開いたんじゃないですかね。
≫ゴール前の直線を
ご覧いただきましょう。
ギベオン、早めに動いて先頭
それを外からレッドヴェイロンと
ケイアイノーテックが
差していきました。
国枝≫ほんの少しですから
やはり仕掛け一つで変わったんじゃないかなと
思いますね。
平田修調教師も2012年に
カレンブラックヒルで
1番人気で
このレースを制しています。
調教師としては、このレース2勝目ということになりました。
確定が出ました。
この着順で確定しています。勝ったのはケイアイノーテック。
そして、2着は2番人気の
ギベオン。
3着に17番レッドヴェイロン
という
着順で確定しています。
タイムが1分32秒8。
去年のアエロリットが
1分32秒3でしたから
去年より、少し…。
≫勝利ジョッキーインタビューです。
藤岡佑介ジョッキーです。
GI初制覇おめでとうございます。
藤岡≫どうも
ありがとうございます。
≫今のお気持ちどうですか?
藤岡≫うれしいですね。
≫最後、検量室前に
帰ってきたときに
馬の頭をポンポンとたたいて
声をかけていましたが。
藤岡≫本当よく走ってくれたなと。
決してうまく乗ったとは言えない競馬だったので
本当に能力だけで
差しきってくれたという
感じだったので。
≫うまくなかったというのは
スタートからあまり理想では
なかったということですか?
藤岡≫思っていた以上に
行き脚がつかなくて
馬も少し促したんですけど
いけなかったんで
腹くくってって感じでしたけど。
≫直線は後方2番手くらいで外に持ち出しました。
かなり前とは
差があったと思うんですが
どう見ていましたか?
藤岡≫すごく馬のアクションがよかったので
懸命に信じて
追うだけという感じで
直線、横風も
きつくて
あおられたりもしてたんですけど
本当、よく伸び切ってくれましたね。
≫最後100mを切って
差しきった辺り
勝ったという実感はありましたか。
藤岡≫正直、ゴール板まで分からない感じで
最後、馬が
気力で出てくれた感じだったので
本当に馬に感謝しかないですね。
≫非常に長く強い脚を使うそんな印象でしたが
どうですか?
藤岡≫まさにそのとおりだと思います。
≫どうでしょう?
ずっとデビュー以来
1600mのレースを
走ってきたこの馬の強さ
どう感じますか?
藤岡≫使われてきて本当に強くなってると思いますし
まだまだ可能性のある馬だと
思うので。
≫その可能性、具体的には
どんなところを感じますか?
藤岡≫距離、延びても
よさそうな印象も受けましたし
これだけの末脚使える馬なので
きょうは本当にGI馬にふさわしい馬だったと思います。
≫GI初制覇、藤岡騎手でした。
≫藤岡佑介ジョッキーのインタビューでした。
それでは払い戻しをお伝えします。
≫それではケイアイノーテックが勝った
このレースを
解説の国枝栄調教師と
振り返ります。
スタートですが、ここで
カツジと、それから5番の
プリモシーンが
遅れますね。
そして、ケイアイが後ろから。
国枝≫確かに出てからも
反応が遅いんで
結果的によかった…。
≫腹をくくったと藤岡ジョッキーが
言っていましたが。
そして、やや前にギベオン9番がいますね。そして
7番のタワーオブロンドンは
後ろですね。
国枝≫真ん中で
少し、かかってますかね。
レースは流れてるんですけど
結構、タイトな競馬だったという感じはしますね。
≫そしてケイアイノーテックが
後ろから2頭目ですか。
国枝≫本当に伸び伸びと
走ってるという
感じですよね。
≫そして、カーブをとって
4コーナーに
入っていくわけですが
結果的には、この位置取りで
府中の長い直線が
プラスに作用したということに
なりますか。
国枝≫ニュージーランドのときも
しまいに
一気にきてましたから
それよりも長い東京で
しまいの脚が
いかせたという感じですかね。
≫そして、レース前にも
ご覧いただきましたが
ここからの坂。
坂の途中でも差を詰めてますね。
国枝≫ここから上がっています。
本当はギベオンで決まりかなというところだったんですが。
2018/05/06(日) 15:00〜16:00
NHK総合1・大阪
競馬「第23回NHKマイルカップ」〜東京競馬場から中継〜[SS][字]
実力伯仲の混戦ムード漂う、3歳マイルチャンピオン決定戦!大混戦を制するのはどの馬か?パドックでは国枝栄調教師が解説。
詳細情報
番組内容
今年で23回目となるNHKマイルカップ。3歳馬が東京競馬場・芝1600mのコースを舞台に短距離のスペシャリスト達がレベルの高いレースを繰り広げます。混戦模様のレースを制するのはどの馬か? NHKマイルカップは毎回、NHKのドラマにちなんだゲストがレースに花を添えます。今年は大河ドラマ「西郷どん」に出演中の南野陽子さんをお迎えします。解説は国枝栄調教師。[延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【ゲスト】南野陽子,【解説】国枝栄,【アナウンサー】福澤浩行,【レース実況】高木修平,【パドック実況・インタビュー】小林陽広,【パドックコーナー実況】藤井康生,【リポート】真野淑實
ジャンル :
スポーツ – 競馬・公営競技