◆きょうも始まりました「よ~いドン!」
「となりの人間国宝さん」は、
大阪・加美駅周辺をぶらり。
技術は一流!でも経営は三流?
世界一の電気自動車をつくり出す下町工場の仰天エピソードとは?
「おしえて!スゴ腕ワーカー」は、夜空を彩る花火職人。
夏の風物詩・花火の繊細過ぎる製造過程に完全密着。
業界初の、あることを成し遂げた
渾身の新作花火もお見せします。
きょうも元気に、よ~いドン!
◆幸せそうな光景ですね。
ご主人はきょうは休みで?
◆きょう休みで。帰ったらもう家でビールですわ。
◆家でビール。
奥さんも飲まれるんですか。
◆ああ。
◆あーやな。
◆JR関西本線・加美駅。
大阪市平野区に位置し、平安時代から商業で栄えたと言わ
れるまち。
今も下町情緒が残る加美で
ぶらり歩きの
はじまりはじまり~
◆暑いな、
きょうは。
半袖でいいな。
こんにちは。何やってるんですか。
何かつくっておられるんですか。
「よ~いドン!」という番組で
ぶらぶらしておりまして。
◆どうも、どうも。
◆何を?
木工細工ですか。
◆そうです。
◆竹。
◆竹で?
おー!すごい!
これを竹で?
◆自分で色塗って、
描いて。
◆これは趣味でやっておられるんですか。
◆時間潰しにやってるだけ。
◆時間潰し。
お幾つですか、今。
◆お幾つですか。
◆何も今年からすることないから。
年は。◆何ぼぐらいに見える?
◆困ったな。
見た感じはね。
ちょっと少な目に言いますね。
69。
◆あんたのおやじよりずっと上や。◆ずっと上?
◆83や、今。
◆10年生まれ?
うわあ!
若い!
◆あほやからや。◆えっ、
元気な秘訣な何ですか。
◆何かな?◆遊ぶからやろな。
◆遊ぶから。
趣味はこれでしょう。
ほかも何かあるんですか。
趣味は?
お父さん、また、
みえはって。
ええ?
写真ないんですか。
遊びに行く。
◆写真…。
◆ありますの?
お父さん、すけべ。
◆今年の正月や。
◆お父さんのワンショット要らないですよ。
女性見せてください。
ないんですか。
ほかの人が見てみいや。
◆お父さん。
何人いてますの?
ここだけの話。何人、
お父さん。
◆何人て、
広く浅くな。
◆もめたりしませんか。
◆この年でそれはないやろ。
◆格好ええなあ。
そうか。
ちょっと勉強させてもらいます。
ありがとうございました。
◆きょう見たで。
◆ありがとうございます。
◆また加美?
◆前にも来させてもらって。
◆3~4年来てます。
円さんも卓球とか行ってたし。
◆よう見ていただいて。
◆大概ずっと仕事サボって見てる。
◆ありがとうございます。◆頑張って。
◆どうも。
カフェ?お気軽にお入りください。
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」という番組で。
こんにちは、お母さん。
ちょっといいですか、
座りながらお話を伺っても。
いいですか、奥さん、横。何かいただきながら。
◆ランチとかあるんですけどね。
◆ランチ?
何か食べやすいものでいくと…。
◆たまごサンドですね。
◆ほな、これにしよう。
特製厚焼きタマゴサンド。
何年やってるんですか。
あんずさんは。
◆まだ1年ちょっとです。
◆1年ちょっと?
◆そうなんです。
◆何ちゅう貫禄なんですか。
このお店の貫禄。
◆私、水商売がずっと夜は長かったです。
やめて、ちょっとの間、
海外におったんです。
◆それ何でなんですか。
海外は。
◆行きたかったからですよ。
私ら、
第一世代のサーファー族の…。
ビッグ・ウエンズデーとかの世代なんです。
◆ちょっとわからないです。
僕の世代は。
何のあれですの?
◆映画です。
◆映画?
◆波乗りの映画です。
◆波乗りしますの?
◆昔はね。
◆わお!
◆今はしませんよ。
◆わかります。
◆どこかで見ました?
◆いえいえ。
◆奥さんやないねんから。
◆ごっついな、これは。
◆そうなんですよ。
◆こんなん半端ないわ。
すごいわ、これ。
いただきます。
◆おいしいでしょう。
◆最高。
◆ほんま?
◆こういうティッシュ出てくるの
最高や。
家やん、これ、完全に。
◆えっ、あかん?
◆最高。
◆新しいの出しましょうか。
◆いいんですよ、これがええわ。
1回で出しすぎて、戻した感じもええし。
◆おはようございます。
きょうも元気に始まりました「よ~いドン!」。
金曜日は羽野晶紀さんとご一緒で
す。
よろしくお願いします。
そしてきょうは
スタジオに夏木マリさんにお越し
いただきました。
◆よろしくお願いします。
◆ようこそ。
◆夏木さんは、すごいですね、
活躍されてますよね。
バラエティーもそうですけど。
◆いやいや。
◆歌手でね、
皆さんご存じないと思いますけど…。
◆ご存じです。
◆知ってるか、
70年前やで。
◆そんなことないでしょう!
◆怒っていいと思いますよ。
◆怒ったらええと思う。
◆45周年って書いてあるやん。
◆そうか。すごいんですわ。
今度すごい映画ですね。
◆「生きる街」というね。
1回、こっちで関西圏でやったん
ですよ。
だけど、評判がよくて、またあし
たからやらせていただく。
◆役が、僕、
夏木マリさんやったら、
「男はつらいよ」の後藤久美子の
お母さん役。
あれ、
ママやねん。
クラブのママ。
似合うやんか。
そんな感じするやんか。
今度は全然違うから、これすごい
なんか、ご自分でも新境地という
か、そんな感じですか。
◆そうです。
普通のおばさん少ないですからね。
化け物多いからね。
◆そうなのよ。
◆後ほどまたゆっくりとお聞かせ
いただきたいと思います。
本日は加美駅でございます。
どうぞ。
◆これは何や?
フィッシング…。
お店やな、これ。
釣り人、
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」と
いう番組で。
◆えっ!
いつもテレビで見てます。
◆奥行きが狭かったんでびっくり
しました。
セクシーな足元もまたびっくりし
ますし。
入らせてもらってもいいですか。
お店ですよね。
◆一応そうです。
◆会社です。
◆会社ですか。
何の会社なんですか。
◆こういう釣具店さんにこういう
ステッカーなんかを販売している
会社なんです。
◆こっち来てください。
セクシー姉さん、こちらへ。
ご夫婦で?
◆違います。
◆やめてください。
◆違うんですか。
そうですか。
◆従業員さんなんですけどね。
◆従業員?
◆一応社長です。
◆どちらが堂々としてるといった
ら、
従業員さんのほうが堂々とした。
◆こちらは、
全国的にも珍しい
釣り具屋さんで販売する
ステッカーをつくる会社。
釣り人が
自分のさおや
クーラーボックスに張って目印にする商品で、
もともと印刷会社に勤めていた保
坂さんが
20年前に独立し、
1人で始めました。
◆これステッカー1本って、
そんなにもうかるもんなんですか。
◆いや。
そんなもうからない。
◆どう考えてもステッカーに勝機
があるようには見えないですよ。
ステッカー1本でしょう。
◆印刷の仕事をやってて、
こういうステッカーの依頼があり
まして、
ステッカーの製作のほうを
始めたんですけども、ちょうどそのときに
釣りブームで
爆発的に売れまして、そのときに。◆何でなんですか。
俺わからん。
何で爆発的に売れるんですか。◆すき間産業というか。
◆ほかにやってらっしゃらなかっ
たんで。
◆ないんですか。
◆ないんです。
◆最初のやつはどんなんですか。
◆最初のやつは。
◆どの辺が爆発…。
◆こういった根がかり名人である
とか。
◆これ、おもしろいな。
確かに。
根がかりというと、釣りせえへん
人はわからないと思うけど。
こう入れたときに、
下にひっかかるやつ。
◆そうですね。
◆誰もが釣れたと思って、大物や
と思ったら、ひっかかってるだけ。
◆いかさま師です。
◆おもしろい。これ、社長が考えた?
おもしろい、おもしろい。
◆しかし、
釣りブームの終えんとともに、
ステッカーの売り上げも激減。当時
1人で会社を切り盛りしていた保
坂さんの家計もぎりぎりに。
そんな日々が10年以上続いたあ
る日
あらわれた救世主がパートの大縣
さんなんです。
◆もともとは、
社長が独立する前に
営業さんでいてはった会社で、
営業アシスタントで社長の、
下で事務してたんです。
仕事をやめて、
とりあえず
アルバイトせななと思って、遊んではるんで、
夜のほうの仕事を紹介してもらお
うと。
◆なるほど。
夜の仕事紹介をしてもらおうと…。
◆もううち手伝いにとりあえず来
いやということで。
◆何か彼女にしてもらう仕事ない
かなと思うてたら、
ちょっと漫画描いてみいと。
魚の漫画描いてみ言うたら、
ちょっとかわいらしい漫画を描き
よるんで、
ひょっとしてこれ売れるんちゃう
かなと。
◆ということは、デザイナーとし
て。
◆そうですね。
今はデザイン。
一応名刺にはデザイナーと書かせ
ていただいてます。
◆作品はどの辺が?
◆ほぼです。
◆ほぼ!
社長、やらせすぎちゃいますの。
◆すごいですやんか。
◆大縣さんが描く
女性らしいタッチのステッカーは、
今までにないと
爆発的大ヒット。
どの商品も飛ぶように売れたんです。
◆部下のお姉さんが入られてから、
売り上げ的には?
◆3倍…。
◆えっ!?
姉さんすごい、
3倍。
それは立場逆転するわ。
◆5倍も!?
◆国内で契約店は200店舗、
海外で何カ国か売ってるんですけど。
◆すごいじゃないですか。
もともとは社長がデザインしたん
ですか。
◆そうなんです。
◆社長のやつ見せてください。
◆私のデザインというか。
こういう文字もので。
◆言葉遊びばっかりじゃないです
か。
全然違うやん、絵が入るだけで。
華やかさが違うわ。
社長、ええかげんにしてくださいよ。
そうなんですか、会社での雰囲気
は。
◆こんなんです。
◆こんなんです、常に。
◆けんかはないですか。
◆いやいや、本気でけんかします。
デザインにぼろかす言うて、
こんなもん売れるか!って、
本気でどなるから。
◆社長…。
◆タヌキでもそうですけどね、
1日かけてパソコンでつくってる
んですね。
いや売れへんやろと。
釣りにタヌキ関係ないやろという
ことで。
◆しかも、それが今みたいな言い
方じゃないんですよね。
どんな言い方でした?
◆こんなもん売れるか!!
◆社長。
社長。そう言われると、
かちんときますわね。
◆虫か、
はけてしまえ!
◆虫のほうがまし。まさかの。
実際にどうやったんですか、
この売り上げは。
◆伸びてます。
◆伸びてますの?
こんなもの売れるか言うたの。
◆社長が売れへんと言ったやつのほうが上がるんです。
◆ということは、偉そうなことを
言ったらだめです。
ねえ、姉さん。
いつでもやめる権利がありますも
んね。
子供お幾つですか。
◆今25になった。
◆もうほんなら、これ一番強いで
すよ。
子供にお金かからん世代に入った
ら、いつでもやめれますから。
◆まだかかるんですよ。
次男が大学入ったんです。
◆あとほんなら…。
4年は大丈夫です。
4年後から、一切の暴言なし。
4年間セーフ。
これはすばらしい、名コンビやと
思います。
ぜひこれもらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
どうですか、このステッカーは。
◆いいと思います。
◆社長がええということは、
売れないです。
◆会社がピンチのときに
釣り上げたのは、
超大物のセクシーデザイナー。
社長さん、
文句はほどほどにしないと
逃げられてしまいますよ。
◆2人は、
全く
恋愛関係とかはないですか。
◆ないですね。
◆今でこんだけおきれいというこ
とは、
若いときなんか、めちゃくちゃき
れいじゃないですか。
◆あんまり言いたくないですけど、ちょっとかわいらしかったですね。
◆こんだけ本人否定せえへんのは、
珍しいですね。
今僕が
若いときかわいいでしょうって言
ったら、
微動だにしない。
◆恐れ入りました!
◆ハーイ!
◆コンチャー!
渋いな、これ。
車が…。
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」という番組なんですけど、
ここは車屋さんですか。
◆電気自動車の試作・開発…。
◆電気自動車?
ええー?
すごい。
毛根が強そうですね。
◆おかげさまで。
◆強そうやもんな、
これ。
◆さわります?
◆おー!
すごい。
◆何投げたん?
◆ボールペン?
◆何でボールペン投げたん。
◆どういうご関係で?
◆嫁です。
◆奥様。奥様は、
最初出会ったとき思ったでしょう。この人、頭…。
◆最初出合ったとき、
ボールペン
何十本もさして喜んでました。
◆それで投げたん?
◆さしてください。◆だからさすんかなと思って。
◆すごい。
落ちへん。ジャンプして…。
◆ジャンプ…。
◆うわあ!
すごい!
これ?
◆これも電気自動車です。
◆これが電気自動車?
◆車自体は、
光岡自動車の
車体自体は使ってたんですけど、
それを電気に改造した車です。◆お父さんはどこに行ってるんで
すか。
◆今、
オカンに言われて洗濯物を取り込
みに家に、すぐ戻ってきます。
◆昭和では考えられへん父親の姿
ですよ。
車見せてもらってもいいですか。
◆どうぞどうぞ。◆これはこの車はまた別なんです
か。
これも電気?
◆これも電気です。
◆これ電気自動車?
渋いわ。
めっちゃ格好ええ、これ。
これほんなら、この中身をここの
会社つくってるということですか。
特殊な電池?
◆特殊といったら、
特殊ですね。
普通、世の中で買いに行って買えるようなものじゃない。
おやじが来ました。
◆お父さん大丈夫でしたか。洗濯物は。
◆何でばれてんのよ?
◆ばれてますよ。
今から偉そうに言っても、
奥さんに洗濯物頼まれたのばれてますんで。
◆そこカットで。
◆もともと家電部品を開発する会
社で働いていたお父さん。
しかし、8年前、
これからの時代を担うであろう電
気自動車をつくりたいと、
会社を設立。
大学を出たばかりの息子さんと
2人で開発に明け暮れてきました。
◆ちょっとよさを教えてください、
電気自動車の。
◆燃料の変わりに使う
充電する電気代がめちゃめちゃ安
いです。
◆安い?
◆今の車やったら。
1万ぐらいいるのかな、
ガソリン代ね。
にして、電気自動車が2000円
ぐらいかな。
◆それぐらいかな。
◆大分安いですね。
◆極端に安いんですよ。
◆ガソリンも、そのときによって
あるからね、もちろん。
これ今でも走るんですか。
◆走ります。
◆乗ってもいいですか。
◆いいですよ。
普通にこれキーがありますね。
さして、さしてもうて。
◆ブレーキ踏まんで大丈夫ですか。
◆踏まんで大丈夫です。
このまま回してもうたら、
奥まで。
前のほうでかちんと言うたんですけど、
これで走れる状態です。
◆えっ、静か!
ついたかどうかわからないですね。◆よう耳すましたら、
少し言うてるのが。
◆いや、わからんわ。
これも売りに出してるんですか。
◆言われたら、つくります。
◆お幾らぐらい?
◆聞きたい?
◆聞きたいなあ~。
◆2500万~3000万になっ
てまうわな。
◆おー!
◆これはね、この仕様は。
◆電池代だけで
ほぼ1000万のってます。◆電池で1000万!
高い…。
◆でしょう。
◆電池がベンツより高いんです。
◆電池だけで。
◆材料が高いんですよ。
特に電池にしても、
モーターにしても、特殊なもんを
つくってますから、
大きなところがいっぱいやって、
どんどん値段下げんと。
◆材料費などのコストが非常にか
さむ
開発事業。
起業して1年は
ほとんど利益がなかったんです。
◆当時2人とも、
給料10万円にしていました。
その10万がとられへんから、
給料取っては会社に返してた。
ぎりぎりの生活をしながら。◆その後はどうなったんですか。
◆最初にあれがあった。
◆乾電池で走った。
ギネス。
◆パナソニックさんの電池のコマ
ーシャルの企画をうちから出した
もんで。
◆乾電池を積んで走るんですか。
◆実際人が乗って
時速
最高速度を狙おうと。◆実際にそれをやりましょうとい
うことになって。
◆今まで培った電気自動車の技術
を
応用し、
乾電池の力だけで
走る人が乗る車の世界最速記録に挑戦し、
見事達成。
これはかなりもうかったかと思い
きや…。
◆何ぼでできるって、
車つくるのに何ぼでできるって言
われた、
言われたから、原価計算して
これぐらいやったらつくれるわと思って、
◆ほんまや。
お父さん。
◆あほや。
◆どんくさいですやんか。
意外ともうかってないですね。
◆そのときは全然もうかってない。
でもこんなことやったから、
逆に電気自動車やれるというのの
コマーシャルにはなったんですわ。だから宣伝費になったようなもの
ですね。◆どうします?
トヨタからもし…。
来てますの?
◆いろいろなところから。
◆来てますの、今。
◆そう
芦田さんの電池技術は
一躍業界に知れ渡り、
今では何社もの大手自動車メーカーが
商談に訪れるまでになったんです。
◆ようもうかってまっかと言われますけど、
最初見積もりしますやん、つくっ
てるでしょう。
そちらがいろんな仕事しはるとき
もそうやけど、
こんなん盛り込む、あるでしょう。思うてたよりも
絶対に膨らんでしまう。◆わかります。
それはそうですね。
◆赤字にならんでええかというところまで
やってしまうから、利益残されへ
ん。
◆やってるから、こればっかりは
しゃあない。
◆ええやんって言うんですよね。
もうそこはええやんと言うのに、
いいや、やるって言って、
こだわってやりはる。◆ここで問題。
◆電気自動車にとてつもないこだ
わりを持つお父さ
ん。
1回の充電で電気自動車が走る距
離、世界最長を記録。
そんなお父さん、
他人には知られたくないある事実
を
隠していました。
それは一体。
◆でも、すごい技術です、これは。
◆だから、
それこそ5年後、10年後は早い
かもしれませんけど、
もうちょい先になったら、電気自
動車というものが
見直されて、
大量につくられる時代が来ると思いますので。
◆ガソリン代がどんどん上がって
ますからね、こんなんあったら便
利よな。
◆やっぱエコというのはもちろん
ありますから。
さあこの電気自動車でございます
が、あのお父さん、社長が隠して
いた
秘密がございます。
円さん、わかりますでしょうか。
◆あのお父さんね、電気自動車、
結構スピード出るでしょう。
◆そうなんです。
女の子乗せて、
ドライブするんですけど、
スピードを…。でも、静かでしょう。
すると女の子が次々しびれていく
んですよ。
お父さんに。
しびれてくる。
そうやっててごめに何人もしたと。
◆いやいやしません。そんな秘密ばれたら、大ごとです。
◆まあ、いいんです。
夏木さんに受けていただいたので。
夏木さんの好きなネタをちょっと
こう…。
◆ありがとうございます。
◆大人しかわからない話ですね。
◆なるほど。
ぜひ鰻さんも
夏木さんのお好きなような答えを。◆ヒントは出てると思うんですよ、
VTR中に。十分に。
ギネスをもう1個持ってると思う
んです。
実は。
それが
息子さんが寝てる間に
ボールペンを何本させるかというギネスを持っているかという。
◆なるほど!
◆夏木さん…。
◆それ好き、好き。
◆ありがとうございます。
◆よかった。
◆危ない、危ない。
◆審査員オーケーです。
◆ありがとうございます。
◆では、羽野さん、いかがでしょ
うか。
◆私これシンプルに、あのお父さ
ん、実は免許持ってはらへんのち
ゃう?
◆ああー!
◆肝心の免許を持ってない。
◆そう。人には乗ってもらえるけど、
自分は乗られへんという。
◆これ、いい答えでしたが、
いかがでしょうか。
◆もうグーですね。◆調子ええな。
◆絶好調です。
◆では、
お答えのほうを一つ。
お願いいたします。
◆これは、どうしたらいいのか。
これは
もともと電池の基本をお父さんが
わかっていない。
息子さんがやっている。
◆結局息子さんがやっていた。
◆お父さん、外観の光岡自動車と
か、
ああいうのが好き。
◆中のことは携わってない。
◆すてきな答えでございます。
さすがでございます。
◆すいません。
◆こういうふうに答えなさいよと
いう…。
◆こういうことでございます。
橋本さん、お願いします。
隠してたと、
うそついてたということになると
思うんで、
実は電池で動かすやつやってます
よね。
実は、もうかってる月もあったと
思うんですよ。
でもマイナスの月もあるから、
電池だけでマイナスもあれば、
プラスもあるという。
◆なるほど。
◆すばらしい。
◆ありがとうございます。
◆すばらしい、いただきました。
◆全員すばらしいいただきました。
◆全員すばらしい!
やったー!◆やりました。
◆すばらしい。
ただ、全員
不正解でございます。
正解はこちらでございます。
どうぞ。
◆お父さん、ちなみに
自家用車は何を乗ってるんですか。
◆燃費の悪いもん乗ってまんねん。
◆ガソリン好きなんですか。
◆好きです。◆そんだけ言われたら、しゃあな
いですね。
何?◆軽のガソリン車!
◆高い車は嫁が買わせてくれなか
ったんで。
◆それはもう息子さんもわかりま
した。
最初の感じで。
でもすばらしい。
これもらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
◆ありがとうございます。
◆天下一品の開発技術を持つ親子
鷹。
これからも電気自動車はもちろん、ガソリン車、そして奥さんを愛し
て、走り続けるのです。
◆まだ決まってないですけど、
大阪万博とか、世界から人が来ると、
昔の万博やないけど、
電気自動車でおもてなしというのは。
◆全然ありですよ。
◆電気自動車で…。
◆送り迎えでね。
◆きましたね、お父さん、とうと
う。
◆きょうからいち社員として入らせていただきます。
◆面接きついよ。
◆グレート!
◆ということで、
なかなか本当にすごいものをつくっておられる
方ですから、
頑張っていただきたいなと思いま
すけど。
いろんな技術も持っておりまして、
やっぱりすごいですね。
何と言うんですかね。
これから未来を見ながらやってお
られるので。
◆基本は日本は
石油とれないし、
ガソリンはつくれないんですよ。
だから、全部輸入に頼ってるんで、
こういうことをやりだすと、
本当に何というのかな、安心するというか。
だって、ガソリン代、どんどん上
がっていっても、
どうしようもないからね。
◆1回の充電で550キロ走れるという、
これも世界一。
ギネスです。
ただ、もちろんこれは、そのため
だけにやってますから、
普通に走り出すと、そんなには無
理ですけど、
記録としては、
それだけの記録、技術があるということです。
開発費なんかも1000万円以上
かかっておりますので、
ちょっと1台のお値段が高くなり
ますが。
◆だから、この会社を運営してい
くには、
何の収入が主になっていくんです
か。
◆主には、言うても、車の開発と
か、
◆開発費はどこから出るんですか。◆だから結構
大手メーカーが頼みに来て。◆大手メーカーがちゃんと
お金出して。
◆今回のこれでも
多分、
うまいこといったら、これは大手が大量生産して
値段を安くしていくという、
元の部分をやっておられる。
◆ほんなら、
ちょっと
いっちょかみしてたほうがいいん
ちゃうの?
◆本当に仲よくしてたら…。
◆未来的にはね…。
◆僕は一応
社外取締役の権利を…。
権利は持ってます。
◆確実に来ますもんね、どう考え
ても。
◆面接きつい言ってたやん。
◆面接得意なので。
◆面接得意とか。
◆将来がある、未来があるという、すばらしいですわ。
◆オリンピックに間に合う。◆オリンピックに間に合うように
してくれたら、
いいかもしれないですね。
◆ご本人はガソリン車なんですね。
◆ご本人はね。◆乗ったらいいと思うんですけど。
◆これからなっていくと思うんで
すけど。
お車が好きでね。
ガソリン車が好きなんです。そしてお土産でございます。
カフェあんずさんの
特製厚焼きたまごサンドで、800円でございます。
◆すごい。
◆いただきます。
◆いかがでしょうか。
分厚いやつでね。
もともとはサーファーでございま
す。
あの…、何がおかしいんですか。
◆サーファーやったんですね。
◆サーファーです。
いかがでしょうか。
◆美魔女ね。
◆言ってはったか。
◆びっくりするわ。
◆何とこのタマゴサンド、
テレビでやってるやつを見よう見
まねでつくっております。
◆何で?
◆この辺の技術。
◆おいしいですよ。
◆特製レシピないです。
本人考えてません。
テレビで見てて、
おいしそうやというのを
この顔見てください。いただきました。
◆おいしいよね。
◆始めて1年ですか。
◆始めて1年です。
◆うそでしょう?◆パンもおいしい。
◆長年通っているかというおじい
ちゃんみたいなお客さん来てたん
ですけど、初めての来店でした。
◆常連さん。
◆常連で、一番端っこのカウンタ
ーで
僕らも気づかんぐらい
すっと入ってきて、ずっと、
おったお客さんは初めての。
すごいお店ですから、
ぜひ行っていただきたいと思いま
すけど。
そして、もう一方でございますね。
明光社のステッカーつくっておられる。
もう独特の空気感で、このお二人
も。
◆俺知らなかったけど、釣りって
ブームがあってんね。
釣りブームがあって、
今衰退って。◆また人気も出てきてると思いま
す。
◆釣りブームがあったのか。
◆ですね。
◆定期的にやってきますよね。
◆でも釣りが好きな方多いですか
ら。
やっぱり、道具は似てるやつが多
いんですって。
自分のステッカーを張ってると、
どこから見てもわかるというので、オリジナルステッ
カーみたいなのがはやっておられ
るそうなので。
ぜひ興味のある方は行っていただ
きたいと思います。
以上、加美駅でございました。
ありがとうございました。
◆八光さん、ありがとうございま
した。
続いては、「本日のオススメ3」
です。
皆さん、メモの用意をしてごらん
ください。
どうぞ!
◆本日のプロは、
グルメブロガー、M三郎さん。
ランチは必ず外食し、
食べ歩いたグルメを紹介したブロ
グでは、
1日7万アクセスを超える超人気
グルメブロガー。
年間で600軒は食べ歩きをする
M三郎さんのオススメは?
◆今回は、
大満足間違いなしの
プチぜいたくランチを
3つご紹介します。
◆まず1つ目のお勧めは、
ルクア大阪。
その地下2階に
今年4月オープンした
ルクアフードホールの中にある
ロマン亭から。◆こちらは、
お肉の卸が経営しているので、
とっても高級なお肉が
リーズナブルにいただけるお店で
す。
今回お勧めするのは、
三連重というメニューで、まずふたをとると
1段目には、
サラダと2種類の小鉢が盛りつけられています。
さらにその下には、
3種類のお肉のお重が隠れています。
ビフテキ重は、
お肉の焼きかげんが絶妙で、
とてもやわらかくて
甘いお肉にうまみたっぷりのソースが絡んで、
ご飯との相性も抜群です。
ハラミ重は、
ハラミを両面焼いた後に、
みそだれをかけて
あぶっているので、みそのこうば
しさと
ハラミ本来のうまみが一体となっ
て
ビフテキ重とは、また違った
おいしさが楽しめます。肉飯重のお肉は
和風だしで炊かれているので、
とてもあっさりしていて、幾らでも食べられます。
いいお肉のいろんな味が一度に楽
しめる。
ちょっと欲張りで大満足なセット
です。
◆いろんな味が
一度に楽しめるお重、
ぜひ、どうぞ。
◆続いては、
大阪市中央区
難波に店を構える
博多廊。
◆こちらは、昨年オープンした
九州の旬の食材が楽しめる高級割
烹です。
夜は九州地鶏の水たきや、
博多もつ鍋など、さまざまな料理が食べられるんですけど、
お昼は、お手ごろな価格で
ランチが用意されています。
その中で今回お勧めするのは、
天扶良丼です。器からはみ出すほどの
大きな天然のクルマエビを初めと
して、全部で8種類の天ぷらが
ドーンとのっています。
◆天然のクルマエビを初め、
アナゴや白身魚。
佐賀県産ブランド鶏の
有田鶏や
野菜などカラッと揚げた天ぷらが
8種類盛りつけられています。
◆タレが別添えになっていて、
食べる直前に自分でかけるんです
けど、
おだしがよ~くきいていて、
甘みがあって、天ぷらのおいしさをより一層
引き立ててくれます。
極太の天然のクルマエビは、
ぷりぷりの食感で、甘みがあって、とても上品な味わいです。
半熟玉子の天ぷらは
割ると中から
とろっと黄身が流れ出てきて、まろやかで
コクのある味わいです。
この豪華な天扶良丼に
お漬物がついて、
この内容で
このお値段でいただけるというの
は、
本当にお値打ちです。
本格割烹のお店でいただく
豪華な天扶良丼。
ぜひ、一度、ご賞味あれ。
◆3つ目のお勧めは、
大阪府
箕面市に店を構える
こちらから。こちらは、
箕面にあります
本格的な中華料理がいただける
大人気のお店です。
今回お勧めするのは、
一級点心師による
点心がたっぷりといただける飲茶ランチです。
熱々で提供される点心は全部で7
種類あり、
全て点心師による手づくりで、
どれも本格的な味わいです。
中でも小籠包は
割ると中から熱々のスープがジュワっと出てきて、そのスープは
うまみが凝縮していて、お肉と生
地とのバランスが
絶妙です。
メーンは2種類から選べるんですが、
中でもお勧めは、エビのチリソー
スです。
まず驚くのは、その見ためです。
何と、黄色いエビチリなんです。
かぼちゃやパプリカなど、
黄色い野菜が使われているので、鮮やかな黄色に仕上がります。
中国の唐辛子などの調味料が使わ
れているので、ぴりっと辛いです
が、その辛さの中にもうまみと
甘みがあって、ぷりぷりのエビに絡んで、
とってもおいしいです。
◆さらに、
汁なし担々麺や、
3種類から選べる
デザートなど、内容も
盛りだくさん。大満足間違いなしの
プチぜいたくランチ。
いかがですか。
◆こちらのメニューは1日20食
限定で、
6月の10日までだということで
す。
◆続いては「おしえて! スゴ腕
ワーカー」です。
銀シャリのお二人、よろしくお願
いします。
◆お願いします。
◆というわけで今回のスゴ腕ワーカーさんは、こちらでございます。
◆おにぎりつくってるんじゃなく
て?
◆手元をよく見てください。
おにぎりではございません。
◆ちなみに皆さん、
花火でどの色をつくるのが
一番難しいかご存じでしょうか。
わからないですよね。
◆でも中間色が難しいんじゃない
?
◆中間色?
◆ピンクとかブルーとか。
◆さすがでございます。
◆そうしておこう。
◆正解。
◆正解?
◆違います。
◆違うの?
◆違うんだ。
◆それでは、
花火師のスゴ腕の仕事をどうぞ。
◆滋賀県の山中で今、本格的な夏のシーズンを前に、
打ち上げ花火の製造が、最盛期を
迎えています。
ここで生み出されたある花火が、
昨年、業界を驚かせました。それが、こちら!
「ブルーインパルス~青い衝撃~
」
実はこの、深い青色の花火をつく
ることに、
初めて成功したんです。
今回のスゴ腕ワーカーは、
こだわりの花火をいちから製造す
る
花火師のお仕事。
1人でも多くの人に感動する花火を届けたい、
その思いを胸に、日々、花火づく
りに情熱を燃やす
あるプロフェッショナルをご紹介
します。
◆滋賀県長浜市にやってきました。
◆来ましたー。◆これはすごい。
◆自然。
これはすごいですよ。
今回は花火師さんでございます。
◆花火師さんが
いますか、こういうところに。
◆こういう何かあるんですかね。
こういう場所というのが。
◆理由が。
◆どういった職業かと思いますか。◆言うてもうてるやん。
◆花火師さん。
◆とりあえず、
めちゃくちゃ右腕すごいねんやんか。
打ち上げ花火を自分で投げて。
◆着火するんじゃなくて。
◆自分で行くという。
◆漫画のキャラみたいな。◆そうそう。
◆風っ!?
風、おまえ。
こんなもん流されていくで。
◆めちゃめちゃ風強い。◆ほんまおまえは
しゃくにさわるやつやな。
◆さっそく二人がやってきたのは、人里離れた山の中…
◆あの方かな。
◆どうも、
こんにちは。
◆花火師の
柿木さんでしょうか。
◆そうです。
柿木です。
どうぞよろしくお願いします。
◆こちらが今回のスゴ腕ワーカー、
柿木博幸さん。
鰻のイラストとなんとなく似てい
ますが、
手持ち花火やおもちゃ花火の卸販
売も手がける、
県内唯一の花火メーカー
柿木花火工業、3代目社長です。
◆こういうところでつくってはる
んですね。
◆ここでないとつくれないんです
よ。
住んでる方とか、
距離を離していないと
だめなんですね。
◆勝手に
もっとでかいイメージというか。
◆これはそれぞれ
それぞれ話さなきゃならない距離
というのが、全部決まっておりま
して、こういう配置になっている
んですね。
◆1個1個じゃあ、入ってる、
火薬が違うかったりするんですか。
◆そうです。
◆いや、ここは大丈夫です。◆お願いします。
花火師というのは、どういったお
仕事になるんでしょうか。
◆原料から調合して、
つくって、最後全部仕上げて、
プロデュース、いろんな花火大会
を構成していく。
◆全部やられている。
◆全部。
◆ひと夏に何個の大会ぐらいやる
んですか、花火大会。
◆全部で
◆ひと夏ですよね。◆近隣の長浜、彦根。
大阪ではね、猪名川のほう。
◆猪名川!
◆行ったことありますよ。
◆僕伊丹ですから、何度も行って
ます。
◆そうですか。
◆関西を中心に、全国の花火大会
の企画、演出、
プロデュースまでつとめる柿木さ
ん。
毎年およそ1万発の花火が打ち上
げられる
地元・長浜の北びわ湖大花火大会
を初め、
大阪の猪名川花火大会など、
関西でも指折りの花火大会を手掛
けています。
◆しょっぱなからかましますね。
◆どんどんまだ上がるんですよ。
◆これ、すごいですね。◆うわあ!
めっちゃ明るくなってますやん。
◆ここで終わりなんですね、1回。
ここからなんです。
◆俺、これ好き。
◆これええよな。
◆この下で閃光が走って…。
◆う~わ。
◆1回目で終わったと見せかけて、
次があるというのがね。
非常に
皆さん、すごい盛り上がりますね。◆だから、終わったと思って、
キスすなよ。
まだやぞ。
全部終わってから、恥ずかしいぞ、
まだだったみたいな。
わかるぞ、気持ちは。
◆実は、これはやった後に、
ちょっとね、
失敗したなというのがあったんで
す。
◆なかったですよ。
◆今のですか。
完璧でしたよ。
◆皆さんも、どこが失敗だったか
気づきましたか?
もう一度改めて…
◆わかりましたか?
◆これ、わからないですよ。
もう一回いいですか。
どういうことですか。
言ってくださいね。
僕らはわからないです。◆この後なんです。
これなんです。
◆これですか?
◆先行ってもうてるやん。
◆それが嫌なんです。
◆むしろこういう
演出かなというか。◆多分普通で行くとわからない。
多分わからない。
◆圧巻の感じですよね。
◆やっぱりちょっと何かのかげん
で
火が入ったとか。
◆これだけすごいの上げてて、
あの一発で、
なかなかプロ意識高いですね。
◆いやあれは大分あかんよ。
◆おまえ単独ライブでミスが多いぞ。
1発横から出てきたぐらいの落ち
度ちゃうぞ。
◆今回、まず教えてもらうのは、
花火の色の出し方!
◆板のところでそれぞれ色が違い
ます。
それを…。
3色あります。
これから色の違いを見てください
ね。
いいですか。
◆いけるんですか。
すごい、すごい。
◆ちょっと!
まだおちゃめな人かどうかも
こっちはデータが入ってないですから。
◆こういう場所で一番ふざけたら
だめですよ。
◆わかりました。
行きますね。
◆おー!
きれい、きれい。
赤い赤い。
◆結構こんな鮮やかに。
◆次行きますよ。
◆変わりました。
◆これはちょっと白というか
銀色ですね。
◆これをまぜると、
ちょっとわかりにくいですけど。
◆ピンクというか
紫というか。
◆はあ…。
なるほど。
◆すごい。
◆これ配合が違うんですか。
◆入っている金属が違うんですね。よくストロンチウムという、
炭酸ストロンチウムというのが
赤色。
アルミが銀とか白っぽく。
それらをまぜ合わせると、
中間色という。
◆ちょっと絵の具的な感じという
か。
◆2色を普通にまぜただけでは、
やっぱりだめなんですよ。
お互いが消しあうんで、
うまく出ないので、それ用につくらないと。
◆柿木さん、ちなみに、何色ぐら
い表現できたりするんですか。
◆今、20色ぐらいつくることは
可能になりますね。
◆そんなにいけるんですか。
一番難しい色というのは何かあっ
たりするんですか。
これが特に。
◆難しい色は、ちょうどお二人の
着てる
この色。
チームカラー、青色。
◆難しいんですね。
◆青色は難しいですね。
◆僕らもふだん難しいなと思いな
がら着てますもんね。
◆お二人の関係ですか。
◆本当難しいなという…。
◆昨年、業界を揺るがした
柿木さんの作品がこちら!
◆きれい。
◆よう出てますね、こんな青。あんまり見たことないな。
◆ないでしょう。
◆いつぐらいにできたんですか。
◆3年前なんですけど。
そのときは、数が
ほとんどなくて、
既存の青と一緒に上げたんですけど、
明確にやっぱり違うんですね。
色の濃さが。
◆これが何で出すの難しいんです
か。
青。
◆我々素人的には、
赤出すんやったら、
青も見たいな。◆火薬自体の温度が
一気に2000度近く
上がろうとするんですよ。
作用として。
それを青色になると、1200度から1300度ぐらい
になっちゃうんですよ。
そこのあたりに持っていかないと、飛んでしまうんですよ。
白くなっていくんですよ。
それを絶えずコントロールしながら、押さえていくように配合して
いかないと。
◆むっちゃ難しいですね。
◆そんなんできるんですね。
◆やりました、それを。
◆すごい!
◆火薬を調合した後は、
「星」と呼ばれる
金平糖のような丸い球にします。
そして、職人の腕が試される
玉込め作業へ。
◆こういったお部屋で作業されて
るんですか。
◆これって難しいもんなんですか。
◆今積めてるやつは、
直径150メートルぐらい開くん
ですね。
直径15センチぐらいなんですけ
ど、1センチずれると、
約10メートルから15メートル
ずれちゃいますね。
◆ほんなら、ハートとかを
出したいときに、
大分ぐちゃぐちゃになるというこ
とですか。
◆なりますね。
これもハートですね。実際にこういうふうに詰めても、
ハートは出ないんですよ。
◆そうなんですかね。
◆同心円状に広がっていくので。
これなら、多分桃とか、
太ったハートになっちゃう。
やせこけたようなハートにしないと、
きれいなハートにはならないです
ね。
だから、1センチずらすだけで
相当変わってきますね。
◆ここで鰻も、玉込めを体験。
◆教えてください。
◆おまえこれ、
かやくご飯になってまうで。
◆次に中を入れるんですよ。
これを爆発させるための火薬になります。
◆入れるんですね。
◆このまま入れるんですか。
◆この火薬が一番危ないんですよ。
◆めっちゃ怖いですやん。
◆わっ!
◆驚かすにしては、
声小さいです。
◆俺らも
絶対にしたらあかんやつ。
◆次ね、
こういうふうに押していくんです
ね。
棒で。
◆あかんあかん。
絶対にあかん。
◆ふざけているように見えますが、これにも柿木さんなりの理由があ
るんです。
◆それは火薬ではないんです。
◆えっ?
◆これ全部模型なんで。
◆先言ってくださいよ。
◆何なんですか。
◆驚かせたのは、皆さん、
ちょっとするとビクとするでしょう。
それなりの緊張感も持っていただ
きたいなということで、
ちょっとすいませんけど…。
◆実際の火薬じゃなくてこれやか
ら。
常に。◆確かにな。
◆こうしてつくられた花火の玉に
最後に施す作業が、貼り合わせ。
表面の強度を強くすることで、
花火がより大きく開くのです。
◆これが非常に微妙でして、
張り合わせのところが
うまく重ならないと、形がいびつ
になったり。
◆これ強度のコーティングだけじ
ゃなくて、
花火の演出にも影響してくるんで
すか。
◆そうなんですね。
本来の力を
発揮しなくなるので。
ここで
やってるのは、白い紙を張ってま
すけど、
これが、
琵琶湖のヨシの
紙なんです。
当社はエコの
花火になってますから、あの紙と
いうのは、
水にぬれると、
非常に繊維が粗いので、砕けるんですよ。
琵琶湖の
浄化の部分ですから。
◆実際、一般的な花火で試してみ
ると…
ごらんのとおりの燃えかすが…
◆私のところで改良してつくってるやつが。
◆どうなってるかですね。
先ほどとの違いが。
◆行きますよ。
◆あれ!
えっ?
全然何も出てこない。◆どういうことですか。
◆出てきてないですね、何にも。
◆ないですね。
こういう感じの…。
◆これどういうことなんですか。
◆完全に燃えてしまうように。
◆燃え切るということですか。
◆4年ぐらいかかりましたけどね。
◆燃えかすみたいなのが残らない。
◆残らないです。
◆ブラボー!
◆めっちゃすごいじゃないですか。◆琵琶湖に落ちますよね。
それが河川であったり、
また魚とか、
カエルとかいろんなものがいるので、
それらが食べて何かあると、
かなわんので。
◆かっこよく見えてきましたよ。
◆そうですかね。
◆祖父の代から続く、
花火店の3代目として生まれた柿
木さん。
しかし…
◆最初は継ぐ気はなかったんです
よ。
従業員さんが4000人ぐらいい
る
大きな会社に7年間勤めてたんで
すよ。
25になったときに、このままで
いいんやろうかというふうに思い
まして、この花火屋に生まれてき
てね。
ちょっとおやじに言ったのが、
もしやぞ、もし、
僕がこうやって、
潰すようなことがあってもええか言うたら、
かまへんと。
ええやんけと、そんなもんは
気にせんと、
ええやろと。
◆心強いお言葉ですね。
◆父のその言葉を受け、静岡の大手花火工場へ弟子入り。
5年間の武者修業を経て、
3代目として後を継いだのです。
◆よかったのは、
普通の会社を経験してましたから、
大きい会社というのは、
改善関係、
物事の改善することについて、
生産効率が上がるとか、そういう取り組みがあるんですよ。
それが帰ってきてから、やっぱり
当てはまっていかせるわけなんで
す。
それは非常にありがたかったです
ね。
◆一瞬の輝きのために、
何度も何度も試行錯誤を繰り返す。ちょうどこの日も、地元の方々に
告知して、新作花火の試し打ち。
◆きょうは何のチェックをしはる
んですか。
◆きょうは色チェックですね。
◆上げてみて、
ちゃんと見るということですね。
◆うん。
空の色も入って
初めてわかるんで、
下で燃やしたときではわからない
ので。
実際に基づいてやらないとね。
◆まずは、まだ色の技術がなかっ
た
明治時代の文献をもとに再現した
花火。
◆当時タイムスリップするわけですね。
◆そうですね。
私もまだ上げてないので、
どのように出るかちょっとわから
ないんですよ。
◆ロマンですね。
◆ロマンですね。
◆おまえはレアと表現して、
俺はロマンと表現した、
どっちがお好きですか、円さん。
いいじゃないか。いいじゃないですか。
◆いいね。
◆いいですよ。
◆あれ、いいわ。
◆いいですね。
◆柿木さんのテンションが一番上
がってますよ。
◆これは色を改良しました。
それでは打ち上げます。
◆すごい!
◆きれいな青ですね。おー!
◆変わった色。
◆ちょっとグラスファイバーみたいな、
変化するやつのね。
色味がよかったですね。
◆ブルーから緑もよかったですね。
◆あれは芯が変化するようにしてあるので。
◆おしゃれ。
◆青を
別の意味合いで使ったやつがある
んですけど、それ行きますね。
◆うわあ!
これはちょっと見たことないです。
◆そうですか。
◆1本変な方向にずれていきましたね。
あれだめでしょう?
◆何やねん。
◆1本ずれたから。
◆ちかちかとするやつは、
エネルギーが非常に強いんですよ。◆これはちょっと見たことないで、
僕は。これいいですね。
◆あれ結構完成度が大きいかなと。
◆そうですね。◆ちょっと見たいですね、どこか
で。
◆この日は、
京都大原のゴルフ場が主催するイ
ベント当日。
フェアウェイの真ん中から打ち上
げます。
◆ゴルフ場でやると見え方が違っ
たりするんですか。
◆音響が違うのでね。
山合いなんで、
小さい玉でもすごい音するんです。
◆ゴルフ場は。◆一番いいのは、獣害がなくなる、
当分の間は。
◆セッティングに至るまで社長みずからも動きます。
◆若き花火師を育てるのも柿木さ
んの仕事。
◆チェック入ったぞ!
◆オーケーです。
◆日が暮れるにつれて、
多くの人が集まってきました。
2018/05/11(金) 09:50〜11:15
関西テレビ1
よ〜いドン![字]【国宝さん親子で開発!ギネス認定の電気自動車▽花火の製造現場潜入】
国宝・大阪・加美ぶらり歩き、ギネス認定の(秘)自動車、父の経営能力はゼロ?▽夜空を彩る花火職人、業界揺るがす新作花火▽大満足ぜい沢ランチ
詳細情報
番組内容
「となりの人間国宝さん」を始め「本日のオススメ3」「産地の奥さんごちそう様!」「いきなり!日帰りツアー」「ロザンのうんちくん」「あいLOVE田舎暮らし」「スゴ腕ワーカー」「いっちゃん高いもん HOW MUCH!?」など人気コーナーが続々!朝の忙しい時間が一段落した中、リラックスしたスタジオから「ゆったり」「ほっこり」「にっこり」をお届けします。
番組内容2
街のおじさん&おばさん、職人さん、芸能人・・・有名無名な人々の「ごきげんなライフスタイル」の中にシアワセに生きるヒントが満載です。
出演者
【メインパーソナリティー】
羽野晶紀
【レギュラーパーソナリティー】
円広志
【パネラー】
銀シャリ
月亭八光
夏木マリ
【進行】
高橋真理恵(関西テレビアナウンサー)
【天気予報】
片平敦
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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