今 江戸と火事に関する新発見が
東京各地で相次いでいます。
こちらは 初めて見つかった
江戸時代２６５年分の地層。
大きな火災があった事を示す
火災層が→
何層も積み重なっていました。
最新の研究から３年に１度の頻度で→
大火災が起きていたと
見られています。
大火の都 江戸。
最も大きな被害を出したのが世界最大の火災…
犠牲者は６万人に達し→
現在の山手線の内側およそ3/3の範囲が→
焼け野原となりました。
隙間なく並んだ木造の建物と→
下水道の上に設置された木の蓋が
導火線の役目を果たし→
炎を驚くべき速さで
広げていったのです。
炎が集まり 竜巻のように回転する
火災旋風が発生したともいわれ→
江戸城は
天守閣まで焼け落ちました。
そして ここから
江戸を火事に強くするための→
大改造が始まりました。
その一つが 火除地と呼ばれる空き地を 江戸中に確保した事。
都市災害の研究者たちによる
シミュレーションから→
その効果が
初めて明らかになりました。
明暦の大火の時に
火除地があれば→
火除地が
防波堤のような働きをして→
炎の広がる速さを遅らせる事が
できたというのです。
場所によっては→
炎を完全に食い止められるという結果も出ました。
こうした対策によって
その後に起きた大火災では→
犠牲者を大きく減らす事に
成功しました。
度重なる火災は
江戸っ子と呼ばれる→
町人たちの気質にも
関わっていったといいます。
早くしねえと 町が燃えちまう。
一思いに やってくれ！
任しとけ。
派手にぶち壊してやるぜ。
頼んだぜ！
おい みんな！
江戸の町を火事から守った町火消。
その方法は 建物を破壊して炎が広がるのを防ぐ→
破壊消防と呼ばれる
独特なものでした。
そのため 町人は 壊しやすい
簡単な造りをした家に住み→
火事の際は ちゅうちょなく
家を差し出したといいます。
火事を前提とした生き方を
続ける中で→
ものや金に執着しない
新しい価値観が→
生まれていきました。
度重なる大火災を乗り越え→
人口１００万 世界一の巨大都市に
発展していった江戸。
そこで暮らした人々の心意気を
受け継ぎながら→
私たちは
未来へと歩み続けています。
男性に忍び寄る精子の危機を
徹底解明します。
世界に散逸した天才の脳
その知性の秘密に→
最新科学で迫ります。
2018/07/28(土) 09:55〜10:00
ＮＨＫ総合１・大阪
Ｎスペ５ｍｉｎ．「大江戸 第３集 不屈の復興！！町人が闘った“大火の都”」[字]
ＮＨＫスペシャルの魅力を５分間に凝縮した「Ｎスペ５ｍｉｎ．」。今回は『シリーズ大江戸 第３集不屈の復興！！町人が闘った“大火の都”』のダイジェストをご紹介する。
詳細情報
番組内容
ＮＨＫスペシャルの魅力を５分間に凝縮した「Ｎスペ５ｍｉｎ．」。今回は『シリーズ大江戸 第３集 不屈の復興！！町人が闘った“大火の都”』のダイジェストと、今後の番組ラインナップをご紹介する。
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