(永瀬義徳) 父親の力に甘えて小さな仕事には手を抜くなんて→
社会人として
どうなんだ!?
(
柏木祐一) 申し訳ございません朝までに何とかします。
黒木さん
ホントにありがとうございました。
すぐに報告書をまとめて
『riz』さんに謝罪に伺います。
(
黒木さやか)《ちょっと待って…》
《あの2人が会うってこと?》
♪♪~
では
今回 発生した不手際について→
ご説明させていただきます
。
《結局
何にもなかったんだからそんな顔しなくても》
《イケメンと編集長》
《この組み合わせはろくなことにならない》
《お願いだから
余計なことは言わないで!》
(
宇佐美博人) いいか? お前。
広告で食って行く
つもりだったら→
トム
・フォードになれ。
はい?
1980年代後半→
グッチの創始者ファミリーは
破産寸前だった。
そこで会社を
外国資本に売却して→
トム
・フォードがクリエーティブディレクターに就任した。
トムは
10年足らずで→
売り上げを
10倍以上に伸ばしたんだ。
どうして
そんなことができたのか分かるか?
あ…
あの ちょっと…。トム・フォードはな→
ブランドの
クリエーティブディレクターにしては珍しく→
商業的な成功にも
興味があったんだ。
具体的には
どうしたんですか?
フフフフ…
。
トムは
服のデザインだけじゃなく→
企業としての成長も重視してた
。
だから
ブランドイメージを徹底的に向上させるために→
広告にも
店舗のクリエーションにも→
自分が関わることに
こだわったんだ。
なるほど!
いいか?
商品を渡されて
それから広告を作ってるようじゃ→
真のブランディングはできない
。
顧客が触れるもの
全てをデザインして→
顧客が脳に抱くイメージを
提供者側が管理する。
それこそが真のブランディングだ
。
まっ
お前が どうしてもトム・フォードを目指すなら→
若いうちに
海外でビジネスを興すことだな。
はい
。
海外の資本で
海外の消費者を相手にしなければ→
日本の企業は衰退してしまう
だから…!
そうだ!
もし お前自身が何かを成し遂げたいなら→
早いうちに世界で挑戦することだ
。
はい!
ハハハハ…。
いや~
ちょっと いいか?
素晴らしいな!
ありがとうございます!
《まさかの意気投合
まさかの疎外感》
ありがとうございます
。もう一回 いいか?
ハハハハ…