2018/08/25(土) 13:05〜13:50 西郷どん(31)「龍馬との約束」[解][字][デ][再]

(戸が開く音)
坂本様。
おお~っ。
これは御内儀。
起こしてしもうたかのう。
すまんねや。
いいえ。
坂本様こそ
まだ夜も明けちょらんとに→
もう お発ちになられるのですか?
タイム イズ マネー→
ゆうやつですき。
タイム イズ…?
ああ 「善は急げ」ゆう事ですらあ。
はあ。
あっ すぐに
うちの人を呼んできもんで。
いやいや…。 ゆうべも遅うまで
わしと 話 しよりましたき→
寝かしちゃってつかぁさい。
西郷さんには これから→
ますます ようけ働いてもらわんと
いきませんき。
坂本様 またお越し下さい。
はい 遠慮のう。 わしはこの家が気に入りましたきに。
あいがとさげもす。
それに お糸さんの旦那に→
惚れてしもうた。
え…?
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の宝は サツマイモ 桜島→


西郷吉之助ぜよ。
ほんなら。
お気を付けて。
<ひとつき後 一蔵は京へ上り→
長州征伐を止めるべく動き出しました>
(岩倉)これが近衛
これが二条 これが九条→
これが中川宮や。
天子様と一橋を 早い事 離さな→
いずれ まろみたいに追い出されて
こんな暮らしになるでと→
書いてある。
そんな事を…。
フッ。 嘘やがな。
このまま幕府の言いなりになって再び長州征伐の戦をさせたら→
あきまへんと書いてある。
岩倉様 この書でお公家衆が動くのでしょうか?
お前 まろを信用してへんのか?
まろが ちょっと力出したら→
ひ弱な公家衆は
なんぼでも動きよるわ。
しょうもない事 言わんと
早い事 これを持っていけ。
ありがとうございます。
そや…。
お変わりになられませんね。
あんな… 中川宮には気ぃ付けよ。
中川宮様にございますか?
あいつはな くせ者や。まろみたいにな。
(中川宮)いや… いやっ…


嫌やわぁ。
岩倉はんからの文には→
恐ろしい事が書いてありますなぁ。
このままでは 天子様から幕府へ→
長州征伐のお許しが出されてしまいます。
そのような事があれば…。
大久保はんやったかいなぁ。はっ。
よう分かりました。
まろも できる限りのお力添えはさせてもらいます。
それは…
ありがたき幸せにございます。
そんなもん要りまへんのんや。
まろも誇りがありますさかいなぁ。
はっ…。
どこが くせ者じゃ。
ヤモリの岩倉様とは
「月とすっぽん」じゃ。
(物音)
(雪篷)あ~っ やかましか!
こん家は いくら直しても
切りがなか。 いっそ新しか家を→
買うたら どうじゃ?
そいが→
借金が
まだ山のように残っちょって。
若さぁが
ご家老に ご出世なさっても→
どげな訳か借金だけは減りもはん。
(物音)
糸どん ほかに直す所はなかか?

(雪篷)じゃっで 切りがなかち!
帰ってきた時くらい
ゆっくいしてくいやんせ。んにゃ。
こいは もう戻してよかな?
(熊吉)おいがやいもんで→
休んでくいやんせ。
よかよか よかち。
<[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]長同盟の鍵を握っていたのは
桂 小五郎でした。→
逃亡生活を続けていた