2018/09/17(月) 19:30〜20:43 ファミリーヒストリー「デヴィ夫人〜運命の関ヶ原 クーデターでの決断〜」[解][字]

言葉だけ。おちたっていうのは…
「1週間後」って
なってましたからね。
昭和20年。
まさと七保子たちが戻った根本家。
(池田)何にもないですね…。
ほんと こんな感じでしたね。
麻布一帯は 空襲で
焼け野原になっていましたが→
暮らしていた借家は
奇跡的に無事でした。
戦後の復興が進むにつれ
父・兵七の仕事は忙しくなります。
当時の大工仲間の家で
写真が見つかりました。
ところが 兵七は→
思うように仕事ができなくなります。
それは 戦時中の出来事が
原因でした。
空襲が激しくなる中
麻布に残った兵七は→
地元の警防団に参加し→
避難の誘導や 消火活動に当たっていました。
バケツに水ですもんね…。
警防団の仲間たちと飲んだ酒。
その中に 闇で出回っていた→
「メチルアルコール」の混ざった酒がありました。
しばらくして 兵七の視力が
徐々に落ちていったのです。
近所に住んでいた 親戚の…


当時の事を伝え聞いています。
働けなくなった夫に代わり
家計を支えたのは まさでした。
だから その時に…
昭和21年 七保子は地元の笄小学校に入学します。
4年生になった ある日→
七保子は 母に集金がある事を伝えました。
その数日後 こんな光景を
目の当たりにします。
「お母さんを
助ける事はできないか」。
七保子は 必死に考えます。
(取材者)失礼します。
七保子の小学校時代の
同級生たちです。
今でも毎年 同窓会で
顔を合わせる親しい友人たちです。
同級生たちは
七保子が 母の負担を減らそうと→
学校行事に参加しなかった事を
覚えています。
のってなかった?
行ってないの。行ってないの?
だと思いますね 多分ね。
七保子は どんな困難があっても決して負けない→
芯の強い少女になっていきます。
同級生の一人 市島さんにはこんな思い出があります。
しかし それを見た七保子は
先生のもとに駆け寄ります。
当時 七保子が


休み時間に熱中していたのが→
絵を描く事でした。
飾り? こう 何ていうの…細かい この飾り…
中学生になると
その美貌に 注目が集まります。
ショートカットで 髪形も…。
そして 中学3年になると進路の選択を迫られます。
七保子は 迷う事なく→
働きながら 定時制高校に通う道を選びました。
母を助け
一つ下の弟・八曾男を→
大学まで
行かせるためでした。
七保子は 京橋にあった
千代田生命保険に就職。
事務の仕事に就きます。
それに加え 昼休みや休日には喫茶店でアルバイトをしました。
更に稼ぐため
芸能事務所に所属し→
映画やテレビに→
エキストラとして出演しました。
しかし 就職して1年後の
昭和30年。
落胆する母の姿を見て
七保子は決心します。
保険会社を辞め ナイトクラブの
ホステスになります。
それまでの10倍以上の給料が
もらえました。
七保子は 17歳の時→

東京・赤坂の「コパカバーナ」で働き始めます。
財界や政界の大物が訪れる
日本有数の高級クラブでした。
100人以上の女性が働く店で→
七保子は その美貌と立ち居振る舞いで→
すぐに評判になります。
外国人の客も多かったため→
七保子は 必死に
英語やダンスを学びます。
仕事の合間を縫って