<夢の…>
<不動産は大切な資産だと→
思われていた時代がありました>
<しかし…>
<長年…>
<豊かさの象徴が→
重荷となる事態が
起こっています>
<急増する空き家>
<中でも 老朽化した空き家が…>
<…となっているのです>
≪ここまで来てしまうと手の打ちようがない→
…ということですね≫
<住宅だけではありません>
<見る影もなく
荒れ果てた田んぼも…>
(
満保さん)情けない気持ちというか 残念→
…という気持ちしかないですね
。
<さらに…>
(男性) そうですね。
<誰の土地か分からなくなった
山林では→
防災のための整備も
ままなりません>
<所有者が分からない
分かっても連絡がつかない→
そんな…>
<九州の面積を上回ると推計されています>
<そして
私たちの生活を脅かしています>
<家の裏山が台風で崩れても…>
<所有者不明の土地>
<食い止めることは
できないのか>
<国土がむしばまれ→
崩れてしまう前に>
<富山県の西部
砺波市に広がる…>
<広大な田園地帯に
大きな屋敷が点在する→
日本の原風景ともいえる
この地域で→
住民を悩ませる事態が
進行しています>
<この地区に住む男性が
案内してくれたのは→
近所の空き家>
<地域で お化け屋敷と呼ばれていて→
所有者が不明です>
(スタッフ) 何年ぐらい前までは住んでたんですか?
いや~
もう…→
30年近くじゃないですかね?
(スタッフ) ホントは所有者に何とかしてもらいたいって…。
(
田嶋さん) そうですね。
<老朽化した空き家は→
倒壊や不審火などの恐れがあります>
<しかし
相続した持ち主がはっきり分からず→
手が付けられません>
<砺波市は こうした空き家を調査していますが→
所有者が
すでに亡くなり誰が相続したか→
登記簿の名義を変更する…>
<ケースが多いといいます>
<実は
相続登記に義務はありません>
<そのため
何十年も放置されると→
相続権を持つ人が
ねずみ算式に増えてしまいます>
<砺波市では
相続権を持つ人が→
70人近くいたことも
ありました>
<空き家を解体するには→
相続権を持つ人 全員の同意を取り付けなくてはなりません>
<著しく危険な空き家は→
最後は行政により解体されますが→
その費用は税金で賄うことに>
<財政を圧迫する悩みの種となっています>
<およそ
20軒の空き家がある…>
<自治会では
所在が分かる所有者に→
空き家をどうしたいか→
アンケートを送るなどの活動を行っています>
(
武波さん) 現状の…。
(
長谷川さん)一番問題なのは まだ…。
まだ自分の財産で
この財産はっていうところがあるもんで…。
<この日
自治会の長谷川さんは→
関東から帰省している
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