2018/11/04(日) 04:25〜04:30 5分でわかる「西郷どん」 第40回「波乱の新政府」[字]

♪♪~
<岩倉具視と大久保利通が
勅書を携え 鹿児島へやって参りました>
(久光)ここんところ 体の具合が…。
あ~っ!
どうか お許しを。
(隆盛)畏れ多くも詔を賜ってまで→
国父様を東京へ呼ぼうち
こいは どげな企てでございもすか?
(大久保)
日本全国の藩を取り潰そうち考えちょっ。
異国に負けん国をつくるには 金がかかる。
廃藩を直ちに行い→
税を日本中から集めねばならん。
(岩倉)そんなこと→
「はい そうですか」って聞く藩が
どこにあんねん!?
(従道)[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩には
20万ともいわれる士族がおります。→
もし 不満を持った士族が
国父様を担ぎ出し 反旗を翻したら…。
天子様の軍を作ったら どげんじゃ?
いわば御親兵じゃ。
天子様をお守りする名目で
各藩から精兵を集める。
その威力をもって
天下に にらみを利かせっとじゃ。
(小兵衛)御親兵?
新しか世の侍の働く道じゃ。(川路)御親兵も心が奮い立ってきたどん→
信吾の言っちょったポリス そいもよか。


兄さぁや おいと一緒に東京へ行ってこん国のために働いてほしか。
(一同)はい!
なぜ断行しないのだ!? 御親兵がそろった今が その時ではないか!
(後藤)急いで 事を起こしたら
必ず戦になると何べんも言うろうが!
兵はおっだけで銭がかかるばってん
戦になれば また更にかかっと!
今以上に銭が出ていけば
戦に勝つどころか政府が維持できんたい。
簡単じゃ。
そいなら 今すぐ我らの給金を減らし→
質素倹約に努めればよか。
(三条)そろそろ お昼どきですわなぁ。
今日は
どこの料亭の仕出しかいなぁ え? なあ。
おいは頼んじょらんもんで。
おはんらは ないをやっちょっとな?
立派な屋敷に住むのも
ぜいを尽くした飯を食べるのも→
異国に なめられんようにすっためじゃ。
劣った暮らしをしてる相手と対等に話をする者などおらん。
こいは 100年先の民の暮らしを
考えてのこっじゃ。
岩倉様
こがんなまねが許さるっとですか?
だまし討ちと同じじゃなかですか!
天子様が そう決められたこと。全て おまんが密に謀ったことやろう!
こんな政府やっちょれるか!
いや ちょっと待て待て…!足手まといは 辞めて頂いて結構。
待って下され!


構わん 吉之助さぁ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩と長州だけで できるはずがなか。
できる!
できん! 藩の取り潰しは
おいたち政府が一枚岩になってこそじゃ。
藩がなくなったあとも
行く末を任せられると信じてもらわねば→
反乱も起きてしまう。
そうならないために御親兵がいるんだ。
西郷隆盛がいるんだ!
御親兵とて同じじゃ!
みんな おいたちを信じて
集まってくれちょっど。
あの者たちだけじゃなか。
おいたちの肩には 戊辰で死んでいった8,000の魂が乗っちょったっど。
みんなが一つになって
存分に話し合いもんそ。
ほいで そん答えを堂々とやったらよか。
そいでも出てしまう膿は 反乱でも何でもおいが全て引き受けもんそ。
おいは ないか間違っちょったか?
何年後 何十年後に こいでよかったちみんなが思える日本にする。
そいが おはんが
しようちしちょっ政じゃろ?
ああ そうじゃ。
おはんは思ったとおり存分にやればよか。
おはんが抱えきれんもんは
おいが抱えっで。
<そして 藩の解体と
かつての藩主の解任→
廃藩置県が断行されたのでした。→

こうして日本は→
全く新しい形へと生まれ変わったのです>
気を付けての!
(江藤)ますます政府の中で
腐敗が広がるばかりじゃなかですか。
(後藤)やつらが日本を留守にした時こそ
わしらの好機。
不穏な動きがあるち聞く。
(新八)ちょっ 待ってくいやい!西郷。
(菊次郎)