2018/03/04(日) 17:30〜18:00 知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜[字]

私たちの日本には消費者の知らない[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ガリバー企業が数多くあります。
そんな企業を より多くの方々に知ってもらうことで[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
日本に誇りと活力を与えたい。
企業の力は 日本の底力。
この番組では
皆様に知られざるガリバーを[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
紹介していきます。
今回 注目したのは→
建物の空調や電気→
給排水などの設備を手がける知られざるガリバー。
けん引するのは この方。
オフィスビルや音楽ホール 工場など→
建物のサイズや環境 ニーズに応じて
多種多様な快適空間を生み出し→
三機工業を
リーディングカンパニーへと導きました。
空気を どのように操り
快適を生み出すのか。
その空間には
たくさんのアイデアと技術が→
詰まっています。
地上300m 60階建て。
日本一高い超高層ビル あべのハルカス。
下層階は 日本最大級の百貨店。
中層階は 5,000人が働くオフィス。
そして上層階は→
360の客室を持つ高級ホテル。
最上階には 展望台も備えた天空のビルです。
高い。

めっちゃ怖い。
感動しました。
景色きれいで。
360度の大パノラマが広がる
ガラス張りの展望台。
この絶景を
楽しめる空間を作るには→
日本一高いがゆえの
解決すべき課題がありました。
挑んだのは 設計部のメンバー。
やはり[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
問題は[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
冬になれば昼は直射日光を受けて→
最高15.5℃まで上がり→
夜は一気に冷え込みマイナス4℃になることも。
ガラスが結露すれば
せっかくの眺めも台なしです。
激しい温度差を
解消する必要がありました。
このガラス面に沿って
細いラインですね→
これが
吹き出し口になっておりまして…。
特に温度差が激しい
ガラス面に沿って→
空調の吹き出し口を設置。
更に…。
あと この中央の部分ですね→
ここも吹き出し口が…。
通路の天井にある

変わった形の吹き出し口。
空気を回転させて広げ→
フロア全体の温度を一定に保つ効果があるそう。
19階のホテルのバーにも
温度差対策の設備が。
窓辺に温かい空気が
ゆらゆらと立ちのぼっています。
そう 窓際に電気ヒーターが
備え付けられていました。
こうした建物内部の空調設備は→
空間の特性に合わせてすべてオーダーメイドなのです。
三機工業は[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
建物内部の空調衛生 電気 上下水道→
ごみ焼却設備から
コンベヤまで手がける[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
建設全体を統括する
ゼネコンから発注を受けて→
工事を行います。
今回は その柱の1つ空調設備に注目。
成功の秘訣を
長谷川社長に聞きました。
快適な環境を提供し続けた
ということだと思います。
ビルだとか ホテルであれば
そこで働く人や…。
適切な機械を組み合わせて…。
季節ごとに温度や湿度が大きく変わる日本で→
快適な環境を作ることは
簡単ではありません。
三機工業は 高い技術で

さまざまな課題を克服。
顧客の要望に応えてきたのです。
日本一高いビル あべのハルカス。
延べ床面積は[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
空調も大掛かりです。
この天井裏は
表には見えてませんけれども→
大きなユニット… 機械がありまして→
そこに 冷水と温水が流れております。
天井には 空調設備が
3種 備えつけられています。
1つは 温度調整のエアコン。
もう1つは[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
そして[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
空調設備は人間の体でいえば 呼吸器。
これらの配管は→
ビルの呼吸に欠かせない→
空気や水などが流れる→
重要な通り道です。
地下にある 大型の冷暖房機。
夏は 熱交換器に→
冷たい水を流して 涼しい空気を。
冬は 温かいお湯を流して→
暖かい空気を生みだします。
ここは 空調の心臓部。
大きなポンプで 空気や水を
ビル全体に送りだしています。
やっぱり驚かれますね。
あべのハルカスの[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
一般家庭用の配管に

置き換えると→
東京 大阪間よりも長いそう。
三機工業の設備が→
巨大ビルの快適な空間を
作り出しています。
三機工業の技術は→
苛酷な環境の南極でも発揮されていました。
首都 東京の玄関口 東京駅。
1915年創業の東京ステーションホテルでも→
空調のリーディングカンパニー
三機工業の技術が活きています。
100年以上の歴史を誇り→
国の重要文化財でもある丸の内駅舎の中にあるホテル。
2012年 外観は
ほとんどそのままにリニューアルオープン。
三機工業は
大手建設会社のもとで→
最上階に空調システムを設置しました。
最上階のゲストラウンジ。
ここで求められたのは→
お客さんが気づかないほどの優しい空調。
天井が高いため 吹き出し口から
強い風を送らないと→
冷暖房が効きません。
そこでとった方法は…。
はい こちらが
空調になっております。
天井ではなく
床に点々と吹き出し口が。
これは 床から温風や

冷風を送り込む→
床吹き出し空調システム。
穏やかな風で冷暖房が行き届きます。
吹き出し口に
羽根を置いてみると…。
確かに 穏やかな風が
吹き出しています。
お客さんが驚くほどの
穏やかな空調。
三機工業の技術が
やさしい空間を作り上げました。
関東大震災の2年後[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
建物の近代化が進み→
設備工事の需要が増えるなか[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
三機工業のモットーは→
江戸時代の三井の呉服店に
あるといいます。
当時 その呉服というのが[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
言い換えると 非常に正直な商売という意味だと思います。
ですから 我々 三機工業も[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
正直な商売をモットーに→
高度経済成長期に躍進を遂げ→
東京オリンピックをはじめ→
数々の歴史的建造物に
携わります。
多くの外国の要人を迎えてきた
帝国ホテルの空調や→
電気などの設備にも
深く関わってきました。
古くは…。

設備も担当しました。
今の給排水設備も担当。
迅速 かつ細やかな対応を行うため…。
更に 1991年から
のべ12名の社員が→
国立極地研究所に出向し→
南極観測隊に参加。
実際に参加したスタッフは…。
風が強いことによって奪われていく熱だとか→
凍傷だとかですね そういう
危険があるというところは→
行かないと体験しないと
わからないということを…。
マイナス30℃という極限の環境で→
昭和基地の[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
現場でなければですね
あるところから→
借用するだとか 現地で→
どうにかするしかないっていう世界なんで…。
国内にも…。
熱エネルギーをまた再利用する。
これは限られたエネルギーですので
これを再利用する。
自然に優しい空調とは
どんなものなのでしょうか?
私たちが向かったのは
鳥取県の霊峰 大山のふもと。
いちめんの銀世界に現れたのは…。
雪や雨が豊かなブナの森に蓄えられ→
やがて ミネラル分を含んだ

天然水になります。
その天然水を
ボトリングする工場が目指すのは[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
三機工業にも 自然に優しい
空調が求められました。
工場長が案内してくれた倉庫には。
大量の雪!
なんのためでしょう?
この雪がとけた冷たい水 5℃の水を→
機械の冷却
夏場のクーラーの→
冷却水として
使用しております。
冬には
およそ 2mの積雪がある土地。
敷地内の雪を雪室に貯蔵し→
夏の冷房などに使う→
雪冷房システムを採用しています。
次に案内してくれた場所には→
大きなタンクが 2つ。 これは?
生産工程で出た熱を蓄えるタンクでございます。
工場の生産工程で出る熱を
捨てずに→
このコンテナの中に蓄えておき→
必要なとき 事務所の暖房などに活用しているのです。
こうしたシステムにより[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
自然の恵み 天然水の工場で→
自然に優しい空調が
環境保護に 貢献していました。
空調設備は すべてがオーダーメイド。

2つとして同じ設備はありません。
次々と 課題をつきつけられる
試行錯誤の現場に密着します。
三機工業は 新たな課題に
取り組んでいました。
東京 羽田の
4階建ての物流食品倉庫。
4月末の竣工に向け
大事な工事が 迫っていました。
施工主は 鉄鋼 プラント 不動産など→
幅広い事業を展開する石井鐵工所。
テナントには 全国に
およそ 700店舗の飲食店を→
展開する大庄が入り→
国内外から空輸される食材の拠点になる予定です。
残り 1か月半
4月末に引き渡すという…。
三機工業は
大手建設会社の総監督のもと→
空調と衛生工事を担当しています。
今日も 安全作業で頑張ろう!
入社4年目の 佐藤さん。
職人さんたちとの調整に奔走します。
そうなんだよね…。
こっちですよね?
現場では
さまざまな課題に直面します。
空調と衛生工事のリーダー 倉島さん。
どんな課題に取り組むのでしょう?
22℃以上の

常温の部屋が隣り合うため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
特殊な断熱加工が必要です。
更に 最大で80℃近い温度差のあるビル内で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
空調を コントロールするには[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
新鮮な外気を取り入れる外調機が5台 必要。
外気の除湿や
温度調整に欠かせない外調機。
結露を防ぐためにも必要です。
この日 それを設置します。
これからが
いちばん大変なところで[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
約1年前から 図面で
機械の大きさを決めて…。
準備は 1年前から。
しかし パソコンの図面どおりにいかないことも…。
実際に 施工しようと思うと
そのスペースが なかったりするので。
大型クレーンが到着し
いよいよ 外調機を設置します。
重さ 1.8トン。
エレベーターでは運べないため[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
外壁の完成前に
クレーンで搬入します。
と ここで 図面にはない事態。
足場の一部が邪魔でまっすぐに入りません。
まずは パイプに斜めにのせ→
方向を微調整しながら押していきます。
どうにか設置できました。
竣工は 4月末。
気の抜けない日々が続きます。

そして…。
ビジネス街 日比谷に
画期的な設備があります。
竣工まもない 東京ミッドタウン日比谷。
三機工業が取り組んだのはビル1棟だけではなく→
周辺地域もカバーする熱源設備。
新しい設備と従来の設備を連動させて効率を上げ→
周辺への熱供給という
要望に応えました。
水害など 災害対策のため→
コントロール室は地下ではなく7階に。
熱供給センターには→
巨大な熱源設備を3台設置。
2台は 冷房専用→
1台は 冷暖房が切り替えられるタイプです。
新しい設備と
従来の設備の併用は→
建設コストを抑えるメリットも。
2月なかば。
長谷川社長は
神奈川のとある場所へ…。
実は 未来を見据えた→
社長肝入りの施設を建設中。
造っているのは
社員の安全教育のための施設。
工事現場で起こりうる危険を→
擬似体験して学べます。
何年に1回 繰り返し
ここに来てもらって→
気持ちを

新たにしていってもらう。
同じ敷地内の技術研究所では→
目に見えない空気の流れを→
3Dバーチャル映像で
可視化する研究も進行中。
完成すれば空調技術は
更に進歩するはずです。
未来を見据える[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
これから 宇宙開発をしてどんどん いくとなれば…。
冬には 大雪が降り→
夏には 30℃以上の熱さが続き→
秋には 台風がやってくる。
日本の季節の移り変わりは空調にとって→
世界で最も過酷な環境。
そこに 挑戦し続けることで→
日本の空調設備は 世界一と
言われるようになりました。
これからも 三機工業の→
快適への妥協なき挑戦は続きます。
2018/03/04(日) 17:30〜18:00
テレビ大阪1
知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜[字]

建築設備の空調や電気など、社会インフラの様々な分野を手掛ける「三機工業株式会社」。オフィスビルや医療施設、工場などに“快適空間”を生み出す、その秘密に迫る!

詳細情報
番組内容
建物のサイズや環境、またはニーズに応じて多種多様な“快適空間”を生み出している三機工業株式会社。“快適空間”をつくるために重要な「空調」は、冷暖房だけではなく、「空間の空気状態を総合的にコントロールすることが求められる」といいます。季節による温度・湿度の変化…など、どんな環境にも挑み続けるオンリーワンの設備とは!?
出演者
【ナビゲーター/ナレーター】知花くらら
番組概要
日本には、その名があまり知られていないにもかかわらず、世界に誇る優れた企業が数多くあります!この番組では毎回そんな企業にスポットを当て鋭く迫っていきます。
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/gulliver/


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事