>>まずは、まみちゃん、相葉君。
>>速報!
>>動物ニュース!
>>さあ、今回も日本中から飛び
込んできた、
今話題のどうぶつニュースをどん
どんご紹介していきます。
まずは。
>>こんなおばあちゃんがいるな
んて驚きでした。
>>滋賀県長浜市。
中日新聞にこんな記事が。
おばあちゃんおかえり、長浜・山
本山に。
滋賀県の中心、琵琶湖の北にある、
標高324メートルの小さな山、
山本山に、毎年、
冬になるとやって来るおばあちゃ
ん。
目当てに。
>>大好きで通ってるから、
毎週、
北海道にしかいないと思ってたやつがね、琵琶湖にいるって。
>>80のおばあさんらしいです。
ことしの10月、これ、買うたんですよ。
これ、200万。
>>熱心なファンたちが待ち望む
おばあちゃんは。
>>帰ってきた。
>>帰ってきた!
>>あれあれあれ!あれ、おばあちゃん。
>>1羽のオオワシ。
若いオオワシより全体的に白っぽい毛。
推定年齢27歳、人間で言うと、
およそ80歳。
毎年、
たった1羽で琵琶湖にやって来るオオワシのおばあちゃん。
そもそもオオワシは、
天然記念物に指定されるとても貴重な鳥で、冬の間だけ、
ロシアから越冬のために日本にや
って来る。
その際、
ほとんどはロシアから近い北海道や東北で冬を越すのですが、
このおばあちゃんだけは、なぜか
そこを通過し、
さらに遠い関西にある山本山へ。
しかも21年前から毎年。
でも、どうしてこの1羽だけが、
わざわざ琵琶湖のほとりまでやって来るようになったのか。
>>21年前に、この琵琶湖を発
見して、
餌が豊富だということに気が付い
て、しかも北海道や東北に比べた
ら、
ほかにライバルがいないということで、毎年毎年、
ここで越冬するようになったんや
と思います。
>>餌が取りやすいのは、ライバ
ルが少ないからだけではない。
北海道や東北のオオワシが狙う餌
はサケですが、川の流れが速く、
産卵して弱ったサケ以外、取りづ
らい。
でも、
琵琶湖のほとりでおばあちゃんが狙っているのは。
>>ブラックバスですね。
>>琵琶湖に4万匹以上生息する
といわれるブラックバス。
水の流れも遅く、
水面近くをゆっくりと漂っている
ため、狙いやすい。
しかも、
その味は意外にもおいしく、滋賀県では、給食にも出されるほ
ど。
オオワシは人間の視力のおよそ6倍。
1.2キロ先の魚の動きまで見え
る。
標高が低い山本山は、
琵琶湖にいるブラックバスを狙うのにはうってつけ。
そして実は、ファンが狙っている
のも、
この狩りの瞬間。
>>ブラックバスが、水面にぴゅ
っと上がってきたとき、一気にび
ゅーっと飛んでいきますんで、
すぐ近くに飛び込むようなのを撮
りたい。
極めて難しい。
>>オオワシが狩りに出るまで、山本山から1キロほど離れた湖の
横で、じっと待つ。
と。
>>飛んだ。
>>えっ?
>>飛びました。
こっちおいで。
もっとこっちに出といでよー。
>>そして。
>>あっ、
取った、取った、大きいの取った。ぶら下げてる。
>>全然分かんない。