♪♪～
＜その女の子の
取材を始めたのは→
３年前のことでした＞
（記者）　こんにちは。（小町ちゃん）　こんにちは。
＜私の名前は…＞
＜山形県に住む　小学２年生です＞
イェイ！
＜私はあるスポーツに夢中なんです＞
＜それは
　相撲＞
＜小学１年生の時から
始めました＞
＜強いお兄ちゃんに憧れ→
土俵に飛び込んだ　小町ちゃん＞
（
白畑先生）　はっけよい！
＜その教えを胸に→
目指すは全国大会　日本一＞
＜でも…＞
＜勝負の世界は甘くはありませんでした＞
＜それでも
　逃げない＞
＜諦めない＞
＜自分を信じて　ぶちかませ！＞
＜泣き虫
　相撲っ娘の物語→
始まり
　始まり＞
＜全国有数の米どころ→


庄内平野に位置する…＞
＜小町ちゃんは週５日→
学校帰りに相撲教室に通っています＞
＜道場に入ると→
まずはまわしを締めるのですが…＞
＜これが
　なかなか難しいんです＞
＜だから
　いつもお母さんに手伝ってもらっています＞
＜小学生から高校生まで→
１５人ほどが通う…＞
＜指導に当たるのは…＞
＜地元の高校で相撲部の監督を務めていた→
白畑先生＞
＜この相撲教室を開いたのは→
４０年ほど前のことでした＞
＜以来　仕事の傍ら→
長年
　ボランティアで指導を続け→
アマチュア相撲の日本一を→
２５人も輩出しています＞
＜若い頃は
　この鬼の形相＞
＜とても厳しかったんですが…＞
（ホイッスル）
＜今は
　とっても優しいんです＞
（
白畑先生）コン　コン　コン　コン　コン。
はい


　いいか？
はい
　１０回。
＜立ち合いで
頭から　ぶつかって行く相撲＞
＜おでこを鍛える稽古は→
初心者にはちょっと怖いんだけど…＞
（
白畑先生）はい　もう１回　１０回。
＜先生の猫なで声に誘われ→
ついつい…＞
（
白畑先生）　よし　できたか？
＜小町ちゃんを
見守ってくれる人が　もう１人＞
＜お兄ちゃんの…＞
＜身長１６６ｃｍと　小柄ながら→
高校１年生の時には→
世界チャンピオンに輝きました＞
＜お兄ちゃんみたいに
強くなりたい＞
＜そんな小町ちゃんにとって→
相撲も　勉強も教えてくれる　拓兄ちゃんは→
憧れの先輩です＞
＜優しいお兄ちゃんや先生に囲まれ→
小町ちゃんは…＞
（白畑先生）　はっけよい！
＜教室に入って
　半年もすると→
頭から思いっ切りぶつかる→

ぶちかましができるようになりました＞
＜でも
　負けると悔しくてすぐに涙が…＞
（
白畑先生）　お～　偉い　偉い…。
大丈夫
　大丈夫。
＜相撲の楽しさと→
厳しさを教えてくれる　白畑先生＞
＜いつも口にするのが…＞