すごく全部 話が重くなってしまって
結局 なんか伝わらない。→
どんどん どんどん こう
話せなくなってしまいましたね。
奨励会の頃は 将棋の話をするだけで
一日が成り立ってましたので。
そっか~。
はあ~。
エイキチさん ちなみに奨励会の時は
師匠に恋愛禁止って言われてましたが→
奨励会 出ました そこから交際とかは?
30歳で彼女は できたんですけど全然自信が持てなくて→
結婚の話まであったんですけど→
店長になったら しっかりと結婚したいなと思ったんですけど。
店長にならないと結婚できない。
結局 店長は達成できたんですけど彼女とは別れること…。
ちょっと待ってもらえなかった
っていうことですね。
店長になるまで時間は
かかりますもんね そりゃもう。
ちょっと待ってくれっていう話
だったんですけど。
でも 店長になりましたよね。
すると今度は 人を指導する立場になるわけじゃないですか。
めちゃくちゃストイックで
やってきた人間って→
人への目線も厳しくなりません?
はい。 努力するっていう大切さっていうんですかね→
やっぱり その奨励会で
一番感じたことは→
ほんとにトップの人ほど
勉強してる 努力してるっていう。→
そこを やっぱり気付けたこと
これが一番の財産というか→
本当にトップの人ほど
勉強してるっていうこと→
それを自分の中での経験として
伝えたかったんですけど→
それが やっぱり うるさがられますね。
そっか バイトからすれば 「ええ?」。
じゃあ 全く思いも届かず。
(エイキチ)はい。
どうですか 今どんな気持ちで
お仕事されてますか?
それが あの… 奨励会を退会して→
負けたくないと思って入り込んだ飲食の世界なんですけど そこも→
つい最近 ちょっと退職してしまいまして。
はあ~!和菓子 大変でしょう。
いや~ もう その先輩
親方の技術を見て盗む世界なので→
やればやっただけ上達する
っていうところは 自分の性に…。
合ってますよね。
(エイキチ)合ってるのかなというか→
ようやく また自分が打ち込める
その世界に…。
あっ 出会った?
(エイキチ)出会ってよかったなという。
いいじゃん。
(エイキチ)将棋界で羽生さんとかがやっぱ輝いて見えたのと一緒で→
その和菓子の親方が すごいもう
キラキラしてるというか→
「こういう人になりたいな」っていうふうな
また世界 仕事に巡り会えたなっていう。
でも あんなにね 「才能がある」って
周りから言われまくって→
飛び込んだ世界で戦ってきて
今 そんなもう自分が→
全く才能があるかどうかも分からない
世界に行くっていうことに対して→
怖いのはないですか?
もう恐怖でしかないですね はい。
才能っていう壁で
心 折れていく人たちって→
世の中いろんな業種いるじゃないですか。
そういう時って 僕も それなんですけど努力の量を尋常じゃなくすれば→
才能よりも もっといいものを手にできる
って思うことがあるんですけど→
そうやってエイキチさんも今 和菓子の
世界に飛び込んで思ったりします?
もう本当に努力…
努力する思考ですよね→
努力のしかたっていうことさえ
しっかりと見誤らなければ。
あとは ほんとに つらいこと
大変な時が起きても→
そこから逃げ出さないっていうこと。
そうだよね~。
いや すごい。
(エイキチ)毎日 こういうふうに。
お手玉?
(エイキチ)お手玉で こういうふうにあんこを握る練習ですね。
あんこ作ってない配達の時間とかに
頑張ろうと思って。
すごいな~。
さあ最後に ちょっとお二人に聞きたいんですけども→
「奨励会に入ったこと
そこに後悔はないですか?」という。
私の場合 全く後悔がないですね。
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