（一同）奈美恵！ 奈美恵！ 奈美恵！
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歌手 安室奈美恵 ４０歳。
最後のコンサートツアーには史上最多の８０万人が集まった。
安室は 発売したシングルが
２３年連続でトップ１０入りした→
ただ一人のソロアーティスト。
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代表曲の総売り上げは→
女性歌手の歴代１位 ２２９万枚を記録する→
まさに平成の歌姫だった。
ファッションをまねるアムラーが街にあふれ→
社会現象まで巻き起こした安室。
平成の音楽シーンでトップを走り続けながら→
なぜ 突然 引退したのか。
長年 テレビの取材を受けなかった安室が→
引退の直前 単独インタビューに応じた。
よろしくお願いします。（拍手）
安室が語る 波乱に満ちた歌手人生は
平成の新たな音楽の歴史そのものだった。
何ですかね… やっぱり…
今年４月で幕を閉じることになった平成。
平成は 私たちにとって
どのような時代だったのか。
新たな証言や新発見の資料から
激動の３０年を見つめるシリーズ→
「平成史 スクープドキュメント」。
第４回は 平成の音楽 Ｊ－ＰＯＰの激動の歴史を歩んだ→
歌姫 安室奈美恵の独占告白。
平成の初め音楽プロデューサー 小室哲哉と共に→
大ヒットを連発した安室。
カラオケブームやＣＤの普及など→
時代の波に乗って １０代で
トップスターに駆け上がったものの→
胸の内は複雑だったという。
…ということだけにもう とにかく集中してて。
安室は 人気絶頂の二十歳で
結婚 出産。
しかし 出産による１年間の休業から
復帰する頃 全てが変わっていた。
バブル崩壊後 苦しい経営を続けていた
金融機関が次々と倒産。
長引く不況が影を落とし
安室のダンスミュージックは廃れていく。
更に 新たな歌姫たちの登場や→
インターネットの普及による→
ＣＤ売り上げ減少が 安室を追い詰めた。
歌手としての生き残りを懸けてもがく安室。
その間に離婚を経験。
シングルマザーとして子育てにも奮闘を続けた。
すぐ もう…
いろんなものが たまってしまって。
その姿に 仕事と家庭の両立に悩む
平成の女性たちは→
逆に勇気づけられていった。
そして 平成最後の１０年。
安室は歌姫として 奇跡の復活を遂げる。
歌手 安室奈美恵の２５年の歩みは→
平成の激動の音楽史であり
女性史でもあった。
栄光と挫折 幾多の困難を乗り越えた
歌姫の記録。
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平成最後のレコード大賞を受賞した人気アイドルグループ 乃木坂４６。
彼女たちに直接会える握手会は
毎回 長蛇の列だ。
このアイドルグループの
マネージメントを担当する人物…。
菊地政利。
２３年前 平成の音楽に 新たな伝説が生まれたライブに 立ち会っていた。
そのころ菊地は 希代のヒットメーカー
小室哲哉のマネージャーだった。
その伝説のライブの台本を
大切に持っていた。
ＨＩＴＯＭＩがやって 観月さんがやって…
出演者の一人 安室奈美恵の歌う曲だけなぜか空欄だった。
平成７年の夏。
ステージには 小室がプロデュースしたスターたちが勢ぞろい。
会場は ３万人の観客で
埋め尽くされていた。
その舞台袖で ひときわ緊張しながら
出番を待っていたのが→
当時１７歳の安室奈美恵だった。
僅か２日前に小室が書き上げたばかりの曲を→
本番で いきなり歌うことになっていた。
その時のステージ映像が残っていた。
当時 安室は
１４歳でのデビューから３年目。
だが 知名度は まだまだだった。
小室が ２日前に安室に書いた曲「Ｂｏｄｙ Ｆｅｅｌｓ ＥＸＩＴ」。
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安室と小室が初めてタッグを組んだこの時から→
平成の音楽に
新たな歴史が刻まれていく。
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ぶっつけ本番の新曲を堂々と歌い切った安室。
小室のダンスミュージックを
完璧に表現してみせた。
（拍手と歓声）