2018/01/14(日) 09:55〜10:25 所さんの目がテン!輸入牛で絶品すき焼き[字]

♪♪~

後藤) <寒いこの時期にぴったりなのが→
鍋の王様
 すき焼き>
<家庭で贅沢な気分を味わえる
この時期の定番料理です>
<また
 家族団らん食卓を囲んで楽しむには→
もってこいですよね>
<けど そんな…>
<そう
 輸入牛などのお手頃なお肉だと→
すぐ硬くなってしまいがち>
<とはいえ 霜降りで柔らかい…>
<そこで
 今回 科学の力で…>
<岐阜県の
 ある一大産地で発見>
<あの食材を使うだけで…>
(酒井) ん!
<そして…>
ハハハ…!
<さらに…>
<常識を覆す新発見が続々!>
<目がテン流
すき焼きレシピとは?>
<本日の
『目がテン!』はお手頃な輸入牛が大変身>
<絶品…>

おいしい。
今日は
 すき焼きにしようかな?
おっ
「ミートショップ マタドール」。
ちょっと怪しい店だけれども
おっ。
お客さん
 今日も…。
オーレイ!
はいはいはい これ何ですか?

一度味わったらクセになる!」っていうのは?
はいはい…
。おうおうおう はい。
ここの肉
 凝ってますね…。
あ~
 これはクセになる。
クセになりそうでしたけど
今 クセになりそうでしたけど→
肉を買いに来たんで
。あっ 肉ね。
こっち行ってみます?
はい スペイン産 お願いします。
じゃあ
 お客さんまず これを着けて。
これを着ける
 はい…。
素直に着ける


ん?
 何かちょっと 気持ちが高ぶって来ましたけれども。
どりゃ~!
いや 違うんですよどりゃ~!じゃないんですけど。
肉を買いに来店したんで
。はいはい…。
これは?
あっ はいはいはい。
当店一番人気の
 この和牛なんですいかがでしょうか?
いいじゃない…
 和牛ください。和牛 そうですね。
♪~
(所) プハっ プハっ。
♪~
プハハハハ…!
キラリン!
和牛?
モ~許さない!
うわ~!
モ~許さない!
いや~!
モ~許さない~!
あ~は~!
倒れられない…
。どうだ これにて一件落着。
ウッシシ
 痛っ。
まぁ

 いいんですけどね。
裏で
 ずっとこれでいたんですけど→
今日
 何なんですか?はい。
今回はですね
すき焼きの科学でございます。
なるほど
 すき焼きね。
すごい悩みだね

<そもそも
 一体…>
<30年以上
お肉の研究を行う…>
<…に伺うと>
(松石先生) ところが…。
<しかし
 そんな…>
<あるというんです>
<やって来たのは…>
<その方法を知る方が
 こちら>
<この地域に
 長く住む…>
<用意したのは…>
<サシが入った和牛に比べやはり 赤身の部分が多いです>
ホントですか!
<一体 どんな方法なのでしょうか?>
<と

 その手には?>

松田さん) はい。あ~ そうなんですか。
<実は
 洞戸地域は…>
<冬の収穫時期
 形が悪く出荷できないキウイを→
活用できないかと
考え出されたのが→
この方法でした>
<では どうやって お肉を柔らかくするのでしょうか?>
<まずは
 キウイを…>
<お皿に敷いて
 その上に お肉>
<さらに上からキウイで
サンドイッチ>
<あとは1時間ほど
置いておくだけ>
へぇ~

<お肉が柔らかくなるのを
待つ間→
それ以外の食材を調理し→
手際よくすき焼きを作って行きます>
<と
 ここで まずは何もしない輸入牛を煮ると→
どれぐらいの硬さになるのか?>
<食べてみます>
いただきます


ん?
 うん。
フフ…

うん
 まぁ…。
<そしていよいよ
 キウイで下ごしらえをした輸入牛を>
ついに…

<キウイで挟むだけで
 本当に柔らかくなるのでしょうか?>
はい
 いただきます。
ん!
<輸入牛とは思えない柔らかさは想像以上でした!>
うわ~

安上がりでね

<では
 一体…>
<専用の機器を使い→
噛んだ時の牛肉の硬さを計測します>
<まずは
 キウイを使っていない輸入牛から>
<その硬さは…>
<続いて キウイで挟んだ輸入牛>
<同じ部位を同じ時間煮たものを

計測すると…>
<なんと
 キウイを使うだけで→
およそ46%も
柔らかくなっていたのです>
<では
 霜降りで…>
<比較するのは…>
<その硬さは…>
<キウイで挟んだお肉は
霜降り和牛の柔らかさに→
かなり近いことが分かります>
キウイ すごいじゃない。はい。
ねぇ!
 しかも和牛より ちょっと硬いから→
ちょうどいい感じ
なんじゃないの?あ~ 確かに。
所さん
 こちらを食べ比べてみていただければと思います。
こちらは何ですか?
まずこちらはキウイを使っていない→
そのままの輸入牛ですね

あっ
 もう 触り心地が硬いもんね。まぁ そうですね。
いかがでしょう?
もう ビーフジャーキーのよう。
そんなに硬い
。ホントに硬いですよ これ。


 こちらが同じ肉をキウイに漬けたもの。
同じお肉
。はい。
えらい違い
。へぇ~!
ホントに
 えらい違い。
キウイで挟んでますけれども

あ~
 キウイの味 全然…ないね。
松石先生によるとですね
そもそも輸入牛は→
海外の広大な土地で
放牧されるので→
たくさん動き回るために
肉が硬く→
丈夫になるんだそうなんですね

そのため
 輸入牛はステーキなどの→
硬い食感を楽しむ
 歯応えを…。
それが好きだって人もいるからね
。そうなんですよ。
それはそれで使っていただけたら
ということなんですね。
何でキウイを挟むと
そんなに柔らかくなるの?
そうなんです

 ちょっと専門家の方に聞いてまいりました。
<キウイが肉に触れると
このアクチニジンが働き→
筋肉を構成する筋繊維が
もろくなることで→
和牛のように
柔らかくなるというんです>
<ちなみに
 アクチニジンはかなり強力で…>
<なんと
 わずか1時間でこのような→
どろどろの状態になるんです>
(スタジオ:所) あららら!
もう
 形じゃなくなっちゃうんだ肉が。
(スタジオ:
酒井) はい。(スタジオ:所) あらあら…。
アクチニジン?
はい。何? あいつ。
す~ごい強力なんですね

肉がもう
 ぐちゃぐちゃになっちゃうんだね?
形を成してなかったですね
。やり過ぎちゃダメってことなの?
そうですね
しかも すりおろすと やはり→
味ですとか
 香りがお肉に染み込んじゃいますので→
すき焼きのように

薄い肉を使う場合は→
やはり
 輪切りで1時間というのがちょうどいい。
輪切りがいいんだね
。はい。
<食べ比べ実験を行うと
驚きの結果が!>
<やって来たのは
茨城県土浦市にある食品研究所>
<教えてくれるのは…>
(高野さん) はい。
<その秘密が…>
あっ ココナツミルク。はい。
<その正体は なんと…>
<でも 一体なぜ?>
<輸入牛をココナツミルクに
漬け込むことで→
和牛の甘い風味に
近づくというんです>
<作り方は…>
<あとは…>
はぁ~ なるほど。
<でも これだけで…>
<そこで 味にはうるさい
主婦の方 5人に→
協力してもらい 実験です>
<同じ輸入牛を2つのトレーに分け…>
<一方は そのまま→
もう一方はココナツミルクに漬け込み→
和牛の風味に近づけました>

<その後 全く同じように調理した2つのお肉>
<これを それぞれ食べ比べ→
どちらが和牛だと思うか答えてもらいます>
<まずは
そのまま調理した輸入牛から>
<続いて
ココナツミルクに漬け込み→
和牛の甘い風味に近づけた
輸入牛>
(スタッフ)
どちらが和牛だと思いますか?
「B」だと思います。
<ココナツミルクを加えた輸入牛と回答>
<その理由は…>
<さらに こちらの主婦は…>
「B」です。
<結果 5人とも→
ココナツミルクに漬け込んだ
「B」のほうが和牛だと回答>
<確かに 輸入牛に
ココナツミルクを加えるだけで→
和牛のように感じるようです>
<では本家 黒毛和牛と食べ比べたら→
どんな結果に
なるのでしょうか?>
<「A」は黒毛和牛→
そして「B」はココナツミルクに漬け込んだ輸入牛ですが…>
<和牛だと感じたのは…>
「A」だと思います。
「A」です。

<そもそも 硬さも違うため→
皆さん やはり「A」を選びました>
<しかし…>
<そして 悩んだ末に…>
「A」のほうで。
<「A」の 本物の和牛を選択>
<それでも「B」も気になったようで>
<続いて こちらの主婦>
<食べ比べた結果 選んだのは…>
(スタッフ)
和牛は どちらだと思いますか?
「B」だと思います。
<なんと「B」が和牛だと答えました>
う~ん…。
ハハハ…!
<硬さが違うにもかかわらず…>
ラクトン。はい。すごいね。
これがですね 和牛の脂肪には
含まれておりまして→
食べた時に風味として おいしく
感じさせているんだそうです。
輸入牛には ないの?
そのラクトンってのは。
それなんですけれども→
こちらがですねラクトンの含まれている量→
これをグラフに
したものなんですけれども。
全く含まれてないように
見えますけれども→
実は ないわけではなくてですね→

ただ グラフにも書けない…。ぐらいしかないの?
そうなんです
ほとんど含まれてない。
へぇ~。
いうことなんですけれども。
ここに
ココナツミルクを加えますと…。
あらまぁ!
こうなるという。
はぁ~。
一気に和牛に近づくと。
ここで注意して
いただきたいのがですね→
30分漬け込むというふうに
VTRでは…。
30分だから もうこれは
1か月も2か月も漬け込めば→
完全に もう…。和牛。
あ~ 和牛になるんじゃないの?
やはりですね…。何だよ?
やり過ぎは よくないようでして。
30分以上 ココナツミルクに
漬け込んでしまいますと→
今度はココナツミルク臭が
強くなってしまいまして。
あら。
なので これぐらいの→
30分間というのが
ベストなんだそうです。
分かりました。

<キウイで柔らかくし→
ココナツミルクで
和牛の香りに近づけた輸入牛>
<この後 このお肉にぴったりな→
目がテン流 すき焼き作りに挑戦します>
<協力してもらうのは
調理科学が専門の…>
<サポートするのは
『3分クッキング』でも活躍する…>
(佐藤) あっ はい。
(佐藤) はい!
<まずは
すき焼きには欠かせない…>
(露久保先生) こちら しょうゆ。
(佐藤) しょうゆ。
(露久保先生)
お鍋の中に入れます。
<さらに みりんを加えます>
<と ここで先生がひと工夫>
これを加えるんですか。
(露久保先生) はい。
<これを火にかけ…>
<そして 火を止め→
お肉を柔らかくするために使った
キウイをつぶし→
なんと これを割り下に
加えて行きます>
(佐藤) まさか これが
すき焼きの割り下になるとは→
ちょっと

想像もつかないですけれども。
<これで…>
<…が完成です>
<続いては…>
(露久保先生) こちら そぎ切りという切り方 ありまして→
包丁を
ちょっと寝かせるようにして→
そぐように切って行きます。
こう切るのが一般的。(佐藤) そうですよね。
ザクザク切って行く
イメージですけれども。
(露久保先生) そうしますと…。
(佐藤) そうですね。(露久保先生) ここから…。
<下処理を終えたら いよいよ
具材を鍋に入れて行きます>
<今回は しいたけと
えのきに…>
<先程 そぎ切りをした白菜>
<ネギも斜めに切り 味も染み込みやすくしました>
<そこに焼き豆腐と
しらたきを入れたら…>
<鍋に火を付けます>
<お肉は まだ入れていませんが実は…>
では
グツグツと煮えて来ましたので→
ここで ふたを開けます。
このような感じですね。
入れましょう!
<すき焼きのお肉を→
よりおいしく食べるポイントとは?>

そうですね…。
(露久保先生) あっ なるほど。
あっ そうなんですか?
では ここに入れまして。
そうしましたら…。
え~!
<なんと お肉を…>
<牛肉は
筋繊維が束状に集まって→
筋繊維束を構成しており→
肉の内部温度が65℃以上になる状態が続くと→
収縮し 硬くなる性質があります>
<また 収縮することで肉のうま味や水分が抜け→
おいしさが失われるので…>
<では そのお味は?>
う~ん!
そうですね!さらに やっぱりこの…。
では 所さん こちらを
スタジオにお持ちします!
調子に乗って キウイ 随分入れたよ?たっぷり使いました。
あれは サービスカットなんじゃないの?
入れちゃいましたね。
キウイの味がしちゃうんじゃないの?
さぁ どうなんでしょうか。
あっ 煮えてるじゃん。
まだ お肉は
入っていない状態です。
入ってない状態。
こちらに…。
そして…。

なるほど!
198円って言わなくていいから。すいません 失礼しました。
後藤さん私がお肉を入れましたら→
30秒 計測をお願いします。
投入。はい スタート。
30秒だってさ。
30秒ですからね たったの。
ここに… つけて食べるんですね。
今 ちょうど半分が過ぎました。
今 15秒 過ぎましたから。
間もなくですよ。
大丈夫です!
所さん どうぞ!はい これですね!
じゃ いただきま~す。
お願いします。
か~… おいしそうなんだけど
いただきます。
うわ!
すごいね! 硬さなんか ないよ。
硬さがない!
お~。
キウイは どうですか? 割り下の。全然 気になんない。
あんだけ入れても気になりません。
さっぱりとした感じに。
さっぱりとしてます。
はい 参考になりました。
さぁ そして ここでお知らせです。
『目がテン!』のテーマソングが入った
所さんのCD→
こちらが

1月24日に発売されます。
今 聴かなくていいから。
これ買って持ってることによって→
100年後 いや1000年後に→
「えっ 持ってらっしゃるんですか」って話になるから。
ハハハ…。
さぁ 次回は何ですか?
次回は 桝 太一アナウンサー
持ち込み企画 第7弾です。
桝アナが目撃情報を基に→
大都会 東京に住むタヌキを徹底捜索。
定点カメラが捉えたタヌキの
驚きの姿とは?
知っているようで意外と知らない
タヌキの生態に迫ります。
なるほど ごきげんよう!
2018/01/14(日) 09:55〜10:25
読売テレビ1
所さんの目がテン!輸入牛で絶品すき焼き[字]

科学で硬い輸入牛を和牛のように大変身!▽岐阜の(秘)食材が硬いお肉を柔らかくする!?▽輸入牛を○○に漬け込むと和牛の香りに!?▽絶対ハズさないお肉の煮方&割り下

詳細情報
出演者
【MC】
所ジョージ
【実験プレゼンター】
酒井善史
後藤晴菜(日本テレビアナウンサー)
番組内容
年末年始に食べたくなる鍋の王様・すき焼き▽お手頃な輸入牛が科学の力で和牛に匹敵するほどの美味しさに!▽輸入牛をあの食材で挟むだけで和牛のような柔らかさに!?その秘密は…岐阜にあった!▽輸入牛を和牛のような香りにする裏ワザを発見!食べ比べ実験で驚きの結果が!?▽科学レシピで美味しくなった輸入牛を…さらに美味しくする調理法が!▽甘くなり過ぎない“割り下”の作り方▽科学者が“お肉を美味しく煮る方法”を紹介!
音楽
【新エンディングテーマ】
「未来」所ジョージ
番組ホームページ
http://www.ntv.co.jp/megaten
おしらせ
※日本テレビ、2018年1月7日放送分です


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