中井さん。
漁師の方やアイドルのおかげで、
見事に大ヒット!
今は、息子と力を合わせて
ギョサンを“ぎょうさん”つくっています。
◆あなた、はいてみ?
◆汚い足で…。
◆これ、ええやん!
おしゃれ。
めっちゃええやん。
これでちょっとリゾートに行っても、
全然恥ずかしくないよね。
◆はい、全然。
履いてます、ふだんも。
◆嫁やもん、しゃあないわな、立場上ね。
◆ベリーグッド!
◆静かやなあ…。
これはあんた、
えらいところに来たで。
これ、鳥居みたいなんがあるけど、
変な所に鳥居あるな、これ。
これ、何や?
ゴサイジやないねんね。
御歳(みとし)神社?
どこにあんねん、こんな神社が…。すいません、こんにちは。
円広志です。
◆何しに?
◆ぶらぶらって、
あそこに御歳神社って…。
「御歳(みとし)」でええねやろ
?
◆そうですね。
◆御歳神社、あんの向こうに。◆あそこ階段あるでしょう。
あれ、ずっと上がって行ったらあ
ると思います。
◆遠いの?
◆いや、
そこですやん。
僕、行ったことないですけど。
◆そこやったら行きぃや。
行ってきます。
ありがとうございます。
すごいなあ、こんな所に神社があ
って、
みとしの森か。
こら、しんどいわ、こんなん。
奥さん、こんにちは。
みとしの森というのは何でんの。
◆サロンとカフェを。
◆この御歳神社の経営になるんで
すか、
ここは。
◆そうなんです。
宮司の経営なんです。
◆そうですか。
なら、あとでお茶飲みに行きます
わ。
こっち行ったらよろしいでんな。
またしんどいですけど…。
◆そうやねん、聞こえてた?
◆頑張ってください。
◆もうしんどいの嫌やねん。
あっ、あの人ちゃう?
宮司さん?
◆そうです、はい。
◆階段ガタガタやな、
大丈夫かな。◆あのね、
ヒノキの木の根が伸びてるから…。
◆ヒノキの木の根っこで?
◆そうなんですよ。
◆うわあ! すごいなあ。
これ切ったら。
◆いや、御神木ですんでね。◆それはそうや。
こんなん切ったら罰当たるわ。
すごい木やもんね。そうやけど、大分、古いんちゃい
まんの?
弥生時代ぐらいからあったんじゃ
ないかと言われているぐらい、
古い神社です。
◆古いなあ。
◆その歴史2000年とも
言われている
由緒ある古社
「葛木御歳(かつらぎみとし)
神社」
東川(うのかわ)さんは、
9年前から、
女性宮司として神社を
取り仕切っています。
◆先祖がやっておられたんですか。◆じゃないんです、珍しいんです
けどね。私、大阪生まれで、ご縁があって、
こちらのほうにご縁いただいて、
なぜかわからないですけど、
いつの間にか、神社をつぐことに
なっていたとい
う。
◆なぜかわからない…、
詐欺やんか、それ。
乗っ取りやん。
◆それはない。