交渉に応じているのに、アメリカ
がそれに対するまあ、北朝鮮にな
んらかの利益を与えないと、この
ままもしかすると、核の再製造、
あるいはミサイルを再発射する可能性がありますよということをや
ってですね、
むしろトランプ政権に制裁の解除を迫っている、
あるいは終結宣言の交渉を迫って
いるというフェイクモーションと
いう可能性が大いにあると思いま
すね。
>>でもそれは北朝鮮にとって一
つの賭けでもありますよね。
アメリカ側を怒らせる可能性もあ
るわけですからね。
>>そうです、もしかしたらこれ
で決裂するかもしれませんけど、
これはお互いぎりぎりの交渉して
いるわけですから、
なんらかの見返りがないというこ
とであれば、
北朝鮮メリットはなんにもないわ
けですからね。
>>北朝鮮が今、強くアメリカに
対して求めているのは、
終戦宣言をしたいということなん
ですけれども、
これについてもやっぱり遅れが出
ているということで、
このチョン元長官がおっしゃって
いるのは、
先月27日が停戦協定を65年前
に結んだ日と、記念すべき日なの
で、
この日に終戦宣言をしようということでまず動いていたんだけど、
できなかったというような情報を
お持ちでした。
これはなぜかというと、アメリカ
が中国を、その中の、
枠組みの中に入れたくなかったか
らだということなんですけれども、
これ、どういうことかといいます
と、こちらご覧いただきたいんで
すけど。4月のパンムンジョム宣
言の中で、年内に終戦宣言をする
んだと、完全な非核化をするんだ
ということが書いてあって、
この部分について、南北の対立は
ほとんどないんですね。
ここに関しては、
終戦宣言に向けて進めていけるはずなんですけど、これについて、
アメリカはアメリカ主導でこの北
東アジアの秩序作りをしていきた
いと。中国は、いやいや、
ここは中国の縄張りだから中国主導で秩序作りをしていきたいとい
うことで、南北の中では大きな争
いは、
この終戦宣言に関してはないのに
もかかわらず、やはり、
戦争から60年以上がたった今で
もこのアメリカ、
中国の超大国の間で翻弄されてい
るという現実は今もあるんだなと
いうふうに思います。
>>確かに、田中さん、
南北首脳会談のときから中国が急
に出てきて、それに対して、
アメリカが対抗してという構図は
ずっと続いているわけなんですよ
ね。
>>そうですよね、
やはり対談が個別に行われて、
やっぱり4か国の意見をどんどんすり合わせていくっていうのは、
やっぱり、一筋縄ではいかないと
思いますし、
ちょっとロシアの動きもあるかも
しれませんし、
やっぱりここは7月の、
そのタイミングを逃したらば、次が何か、
日程の見えないところもあります
ので、
まだ少し長引いてしまうのかなっ
ていうような感じがします。
>>しかしこの問題は最後にチョ
ンさんが言っていたようにですね、
もともとの休戦協定を締結したと
きに、
中国と、当事者の中国とアメリカ
と北朝鮮なんですよね。
だから、これ中国を抜きにアメリ
カはデモンストレーション的な宣
言を出そうとしてるんですけど、
本当に、
これ終結宣言を停戦協定に持って
いこうと思えば、これ、
中国は入らざるをえませんから、
やっぱり12月までにこの交渉を実体化しないと、このままあいま
いになって、また決裂する可能性
もあると思いますね。
>>その交渉の説得をムン・ジェ