読レビ

久馬さんでお願いします。
◆「お～いさん」は、おかしいよ
ね？
◆だって、
「お～い」というのが名字でしょう？
◆お～いというのはね、野性爆弾
のロッシーしかいないですね。
◆アントニオ猪木みたいな。
◆いやいや…。
◆うそやん！



ミック・ジャガーのときうちの嫁
はん、ジャガーって言うてたけど
ね。
◆そこはミックですね。
◆久馬さん、お願いします。
◆そうですね。
あれは下にいている先輩作業員さ
んに、いじめられてて、おろして
くれなくて、だから、
いじめられているのがバレたくな
いから、
歌を歌ってた。
◆下げてくれって？
◆下げてくれへんねや。
下で、下げてくれとも言いにくい
から、ごまかして、歌ってる。
いろんなこと考えはるなあ。
伊代ちゃん、行きましょう！
◆あれは、多分、
ご自分で飼ってらっしゃるオカメ
インコとか、
鳥、鳥をいつもの歌で
◆呼び寄せてるんや！
逃げて行ったから。
あの上に上がって。
◆そしたら、多分ここで戻ってく
るはずです。
さあ、そしたら、インコが
この頭にバッと戻ってくる？
◆戻ってくる、そしたら大成功。

◆大成功。
なかなか、皆さん、ようそんなこ
と考えるわ。
さあ、ごらんいただきましょう。
正解がおられます！◆ええっ！？
ごらんください。
どうぞ。
◆大将！
こんにちは！
えらい歌、歌ってまんな。
◆えらい、お高いところから申しわけないです。
◆これ何やってまんの？
◆私？
◆作業じゃないんですか、それは
？
◆まあ僕、絵描きですから、
絵も作業です。
◆絵を描いてはるんですか？
◆絵を描くために買ったんです。◆うそでしょ！？
マジで？
◆乗ってみる？
◆乗りたい！
◆乗りたい？
高所恐怖症ではないね。
◆高所恐怖症ですよ。
◆我慢していただける？
◆我慢する。
◆おりる。
◆早速円さんも
高さ１０メートルの世界を体験。

◆電線見る。
◆うわおっ！
うわあ～、すげえ！
ここから見ると
全然景色が違う。別世界！
これはすばらしい。
◆やみつきになったんですよ。
１１年目ですよ。
◆これすごい。
怖い。
すごい、虹が出てる！
うわっ、きれい！
これは、何ともまあ、
美しいなあ～。
ここから見る景色は全く違いますね。
この家、すてきですわ。
ご主人。
◆私の家です。
◆そうなの？
うわあ～、すごいなあ。
◆４６年前に来日して以来、
日本を拠点に活動しているアメリ
カ人画家の
ブライアンさん。
視点を変え、
違う景色の表情を表現したいと、
高所作業車を購入し、
乗り回しているんだそうです。
描いている風景画も
普通のものではありません。