◆日本だけにとどまらず、世界中
を歩き回り、今までに
100回以上も個展を開いているんだそうです。
◆堅田を
気に入って、
この町に住んで、この町から
世界に、ということですね?
世界に行って、またここへ帰って
くると、
また、
ここの美しさが余計に感じられたりすると。
◆感じる、感じる。
◆すごいですね。
堅田が、ある意味自分の故郷とい
うか、人生の中の
最終の…。
◆もう本丸です。◆ですね。
この土地に来て、
やっぱり今でもよかったと思いますか?
◆あのね、日本は
言いたいんですけど、
日本は私の人生を豊かにしてくれ
た。
◆恐れ入りました。
これもらってくださいよ。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきますわ。
◆うわ~っ、うれしい!
◆ほんまですか。
◆張っていいか?
◆ここへ張っといてください。
◆ここはちょっとね、多分剥がれ
ると思う。
◆琵琶湖と自然を愛する画家、
ブライアンさん。
独自の表現方法で
曲面絵画を描きます。
そう、美しく高尚な作品を生み出
すには、
高所での作業が欠かせないそうで
す。
◆専業絵描きは、
今年で40年、
娘3人、大学行かせて、この家も
買った。
全世界、歩いてる。
女房を何とか、
何とかね。
男のロマンがね、
女の不満なんですよ。
◆そういうのって、
あらかじめ書いておくんですか?
◆浮かんでくるの。
◆浮かんでくるんですね。
◆恐れ入りました~!
ということで、
すばらしいブライアンさんなんですけども、
47年前に
来日されているということなんですけれども、
立派な画家でございます。
この方は
アメリカのカリフォルニア大学で
美術を専攻してたんですね。22歳のころ、
ベトナム戦争とかいろいろあって、ちょっと嫌気が差して、
卒業する前に
1972年、
リュックサック1つで
飛び出したんですね。
◆ヒッピーですね。
◆ヒッピーじゃないですか。
◆そういう時代ですからね。
ヒッピーという時代ですね。
日本語をしゃべれない中、
最初は英語の先生とかをやってた
んですけど、
それを副業にしながら絵を描いて
いて、
来日して6年後に画家として
やろうということなんですよね。
先ほどの
高所の
作業車ですね。
あれは
奥さんと旅行してたときに、
植木屋さんが
こうやって切るのに
こういう高いの使うじゃないですか。
このブライアンさん、
誰にでもしゃべりかけるんでしょうな?
ちょっと乗せて~言うて。
乗せてもらったんですよ。そしたら、
その上から見る景色が今までの絵
のタッチを
ガーンと変えてしまったという。
これだなという、
自分の作風を考えた。
早速、あれを買って…。◆早速買うたんですね。
買うんですね。
◆あれを買うときには、
ちょっと奥さんとちょっとありま