◆すごいですね。
ここでまさかGMを使ってるとは。
横ちゃんって…。◆じゃあ、僕も「横ちゃん」って
呼びますね。
◆「横ちゃん」と呼んでください。
◆横ちゃんさんは、
このジャガピーパークをつくった人?
◆つくった人というか、うん、
立ち上げた人。
◆ジャガピーパークというのは外
にも書いてましたけど、何をする
…。
◆子供たちが自由に遊べる場所。
今、公園とか、ボール遊びとかで
きないじゃないですか。
◆そう!
厳しいんですね。
◆ここはボール遊びもできますし、水遊びもできますし。
◆ここが閉校になったから、それを有効活用するために…。
◆そう、そう。
◆結構、何カ所かあるんですか。
◆大阪市が経営してるところはこ
こ1軒。
◆これ、何ですか。
◆これ、プール。
◆これ、プール?
あっちは?
◆あっちもプール。
これ、ちっちゃい用で。
◆ごめんなさい、こんな手づくり
なんですね。
◆近所のタイヤ屋さんからもらっ
た古タイヤを積み重ねて、シート
を上にかけて浅いプール。
ここに菜園があって、ここででき
たものをかまどで焼いたりとか。
◆何、育ててるんですか。
◆スイカが。
◆ほんまや。
これ、自分たちで育てたんですか
!
◆そうです。
◆すげえー。
◆平日はお休みという
「ジャガピーパーク」。
というのも、運営されている
方々は
皆、普段本業をされていて
空いた時間にボランティアで
手伝っています。
学校時代にはなかった遊具は全てボランティアの
手づくりです。
そんなプレーパークなる施設を
一手に取りまとめるのが
彼女自身
ここが母校という横田さん。
子どもの数は減ってしまったけれど
未来を支えるのは
子供たちなのだと、
閉校するずっと前から
尽力されてこられました。
◆あの緑の人たちは何をしてるん
ですか。
◆あの緑の人たちは、
ほぼほぼ中高生。
◆ほぼほぼ?
1人、中高生じゃない人が…。
◆絶対中高生じゃない人が1人い
て。
◆おじさん…。
こんにちは。
「よ~いドン!」の織田と申しま
す。
今、ちょっと横ちゃんさんに話を
いろいろ聞いてて、親子ではない
ですよね?
◆じゃないです。
◆みんなボスって呼ばれてるんで
すか。
◆そう、「緑のボス」って。
緑を着てる子が多いので、
その中で偉そうにしてるからボス
やと。
◆ボスは、お幾つですか。
◆ボスは38です。
◆38歳。
◆昔はヤンチャだったという
ボスこと小川さん。
自分は横田さんのおかげで
更生できたので
その恩返しじゃないけれど、
スカウト的なことも
されているのだそうです。
◆物すごく面倒見がいい。
夜中でも、何かあったら
走っていくし…。
◆夜回り先生みたいな。
◆そう。夜回りするんですよ。
◆この子らの中でも
4割は、夜、