◆写真撮ってください。
◆いいですよ、もちろん。
◆ありがとうございます。
◆ありがとう。
高校生?
◆はい、そうです。
そこの神戸野田高校というんですけど。
◆賢いんちゃうの?
◆いやあ、全然…。
全然というか、私は全然。
◆ほんなら、
次は大学ですか。
◆まだちょっと目指そうと思って
ます。
◆何大学を目指しているんですか。
◆大阪の追手門学院大学。
◆いいやんか。
追手門言うたら円広志さん、
先輩ちゃう?
◆そうなんですか。
◆円先輩に言うといたほうがいいんちゃう?
円先輩、追手門目指しますという
の。
◆目指します。
頑張ります。
◆合格やわ。
偉いさんに言うとってもらうわ。
円先生、よろしくお願いします。
裏口入学で今、はやってるらしい
から。
頑張ってね。
◆ありがとうございます。
◆一応、裏口あかんかったらあか
んから、勉強はしといてよ。
円先生には伝えたから。
◆ケーキ屋さんが。
ありますね。
入らせてもらいましょう。
こんにちは。
関西テレビの「よ~いドン!」と
いう番組なんですけれども、
お邪魔させてもらってもよろしい
ですか。
お店はどなたのお店なんですか。
◆私が二代目です。
◆二代目さんで、先代?
先代の奥様ですか。◆そうです。
◆きれいな奥さんやろ。
◆そうですね~。
今、何年ぐらいになるんですか。
◆お店は来年50周年になる。◆50年ですか?
お父さん、
先代、ちょっと来てください。
先代のころのこういうケーキ屋さ
んというのは
このあたりでは
ちょっとあれちゃいますか、
珍しかったんちゃいますか。
◆そうです。◆ですよね。
何でケーキ屋さんを?
◆僕は、ユーハイムのお菓子屋の
職人で。
◆働いてはって、
◆それでここで独立したんや。
◆そうですか。何か、いただいてもよろしいです
か。
お父さんの時代からあるやつとか、
息子さんがやったやつとかで言う
と。
◆お父さんの代からあるのは、
このフェルトケーキ。
◆これはお父さんが昔から。
◆そうです。
◆珍しいクリームとうふとか。
◆クリームとうふ?
お父さんのときからありますの?
◆いや、息子が。
◆どうですか、お父さんから見て、豆腐はちょっとちゃうんちゃうか
? みたいな。◆いや、
ちょうど豆乳ブームになっとって、それで健康的な
そういうのでいいなと思ったんです。
◆お父さん、若いです。
感覚が。
ねえ。
ほんならいただいてよろしいです
か。
◆ぜひ。
◆豆腐を?
◆豆乳と生クリームを
本当のお豆腐みたいに
にがりで固めてあるんです。おもしろい味でしょう?
◆おいしい。
◆普通、プリンって、卵の力で固
まるんですけど、
ゼラチンとかも使わずに本当のお豆腐のにがりの力で。
◆滑らかやわ。
◆自然の味。
◆これ、物すごい滑らか。
◆大好きな小豆が隠れてますやん、
下に。