(黒木さやか) ごめんなさい。
私
やっぱり…。
行けない
。
(
柏木祐一) 入んなよ。
さっきの電話
俺 何か変なこと…。
私→
祐一が思ってるような女じゃ ない。
さやか?
行動力も 解決力もないし→
頼りになんて
全然ならない。
祐一を好きになったのだって→
祐一が カッコ良くて→
ちゃんとした会社で
働いてるからだし。
インドだって→
ホントは 観光地にしか行ったことない。
家族とも
友達とも離れたくない。
不安な生活はしたくない
。
普通の30女なんだよ
。
それに…
。
それに?
私…→
『
riz』で仕事 続けたい。
少し前の私なら→
仕事か 結婚かで悩むことなんてなかった。
でも今は→
仕事も辞めたくないし→
自分の本だって出したい
。
祐一が独立するなんて
言いださなければ…。
それは
宇佐美さんの影響?
えっ?
宇佐美さんの部屋で 何かあった?
(
祐一の声)じゃなきゃ 急に そんなこと…。
じゃあ
祐一は?どうして 急に結婚するの?
インドに
1人で行くのが嫌だから?
だから
結婚するんじゃないの?
違うよ!
俺は…。
分かった
。
俺たち
一回 考え直そう。
(
原田)≪書籍化の話 受けてくれるか?≫
はい
とにかく今は仕事 頑張ります。
(
原田) 結婚退職まで時間ないと思うけど→
面白い本
期待してるぞ!
あっ
あぁ…。(原田) よっしゃ~。
じゃあ
正式に宇佐美君にも話 通しとくぞ。
はい
。
(
宇佐美博人)これでOKだ 回しといてくれ。
はい
。
これで10月号は
ほぼ めどがついたな。
あとは…
黒木の婚活コラムだけか。
(
中島) コラムの最終回ってもう結婚 決まったんだから→
さっさと仕上げちゃえば
いいのになぁ。
(
マイ) 確かに…。
(
千絵梨) そんな単純じゃ ないじゃない? 女心って。
(
高橋) そうなんですか?
[外:3D1BD145819ECE4A33807CE3A4B1EFAA]
(着信音)
Yes yes, I see.
I’ll head there right away.
今から
上海に行って来る。
(
優子)えっ? 何かあったんですか?
例の海外展開の件で