それは違うぞ。
俺は
自分がやるべきことをやるだけだ。
どうして
これが編集長のやるべきことなんですか?
『
riz』のために広告を取るのが→
やるべきことなんじゃ
ないですか?
海外版も
出世の話だってあるのに。
私のことなんかに
首を突っ込むのが→
どうして編集長のやるべきこと
なんですか?
それはな…→
お前が 俺の部下だからだ。
♪♪~
フゥ~。
コムデギャルソンのデザイナーが
誰だか知っていますか?
ん?
コムデギャルソンのデザイナーが誰だか知っていますか!
どうしたんだ?
宇佐美君。
コムデギャルソンのデザイナーは
川久保 玲だ。
川久保
玲はなもともと日本企業のOLだった。
ファッションがやりたいって
会社を辞めて スタイリストになった。
今度は
着せたい服がないから自分で作るといって→
デザイナーになった
。
その後
日本人のデザイナーなんて鼻で笑われる時代に→
フランスのコレクションで
世界の度肝を抜いた。
周りから無理だと笑われても
一歩踏み出して→
世界を変えた日本人だって
いるんだ!
何を言ってるんだ?
無礼だぞ!
あんたも
本当は分かってるんだろ?
あんたらの
つくって来た日本が挑戦者を減らし→
このまま行けば
日本は世界から取り残されてしまうことを。
日本には
世界で戦える次世代の経営者が必要なんだ!
お前には関係ないだろ!
自分の会社を守ることだけがあんたの役割じゃ ない。
これからの日本を支える人材を
育てることが→
あんたたちが生きて来たことの
価値じゃないのか!
おい…
誰か!
宇佐美様
おやめください!
うわっ!
(惣一) あ~!(悲鳴)
失礼
。
おい
お前。
いいか?
周りから何と言われても絶対に負けるんじゃねえぞ。
相手がインド人だろうが
宇宙人だろうが関係ねえ。
失敗したって
勝つまでやればいいんだ。
常識とか
ルールとか→
小さいこと
気にすんじゃねえぞ。
はい
。
おい
黒木。
お前の仕事は何だ?
えっ?
いいから答えろ
。
雑誌の…
編集者です。
今の
この時代→
お前の仕事は
世界中 どこでだってできる。
お前が
会社にいようがフリーになろうが→
どこに住もうが…
。
お前がいい企画で
いい記事を書きさえすれば→
『