った
恩返し。
◆今回ね、
本当に奥様にも
苦労をかけてきた面もありますので、
こういう機会ですから、今までの
感謝の気持ちを…。
◆何を言うの?
◆いやいやそれはもう、
もちろん、ご主人が…。
◆何を言うたらええんかなあ…。
◆ちゃんと見合って。
見合って。
◆恥ずかしいわ。
◆私も恥ずかしい。
◆まあ…。
まあ、苦労もこれからもさすやろうけど、
その辺は、
こりんと、
よろしくお願いします。
◆ありがとうございます。
◆どうですか、奥さん。
◆頑張ります。
◆そして、こちらのお店には、
もう1人、陶器さんを支える女性がいるそうで…。
◆これ、僕の長女なんです。
◆私が産んだんじゃないです。
◆私が生んでませんねん。
◆実は、
2人目の奥さん。
これ、最初の奥さん。◆最初の奥さんちゃう!
最初の…。
◆どういうことかわからん。
◆最初の奥さんの子。
もう1人、
お兄ちゃんもいてるんやけどね。
お母さんが2人ということやね。
◆わかるわかる。
わかるけど。◆親子…。
◆離婚されて…ということですよ
ね。
そのときにどっちを選んだんです
か。
お父さんと。
◆お母さんと今でも住んでます。◆お母さんと今でも住んでて…。
◆つき合いは、
子供とはつき合いさせてもうてるんで。
◆顔、そっくり!
◆やっぱり言われんな。
◆顔、そっくり~。
奥様的にはどうですか。
◆僕もつき合い。
若いときから、知ってるからね。
◆陶器さんは20年前に一度、
離婚。
罪滅ぼしの気持ちからどん底のと
きも、毎月、
子供たちへのお小遣いはかかしま
せんでした。
◆もう電気がとまって、
電話とまるでしょう。ほんなら、1000円がないわけ
よ。
必ず
決まった日、取りに来るから、
どうしようと思って、ほんで、そのときに
ほんまに十円玉とか、一円玉とか、
釣りをかめ壺にためてたんや。
とりあえず一遍、かめの中のお金、
3000円あるから、一遍、
確かめた。
なら、
3000円以上あったの。
自分で勘定してみぃって。
ほんなら、
お兄ちゃん、並べたら、
20枚ある、じゃあ、2000円
って、袋に入れて。
回りと言ったら、
1000円、
ポリ袋に入れて、
これな、ちょっと小銭やけど、おもしろいやろ、
持って帰って、
その後に情けな過ぎて、
その1000円がないのが、
涙が出て…。
◆すごい涙出たんですね。
◆あれはねえ。
あれは情けな過ぎた…。
◆よく更生されましたよね。
◆人のありがたみかな。
それはやっぱり、助けてくれた人
もいっぱいおったんで、僕はしん
どいときでも、
みんな助けてくれたから、それは
ほんまに感謝してます。
◆松原さん初めね。
◆いろんな人に助けられて生きて
きたみたいな。
◆いろんな人の出会いが。
ちょっと…。