方が、私、
その番組で冬のソナタに出ていた
パク・ヨンハさんの遠い親戚です
といったら、皆がパク・ヨンハさ
んのサインくださいって。
できればペ・ヨンジュンさんのサ
インくださいって、もうわーわー
わーわー言われましてね。
>>皆さんね、懐かしのブームた
くさんあると思うんですけれども、
平成のブームの中に、ある変化が
起きています。
皆さん、ブームが生まれるとおっ
しゃいますよね。
ただ平成になりまして、
ブームは偶然生まれて広まるもの
だけではなくて、こちらです。
意図的に作られたものも中にはあ
ったということなんです。
実は皆さんが手のひらの上で転が
されていたかもしれないんです。
>>パイレーツだっちゅうの。
>>なんでだろう、
なんでだろう。
なんでだ、なんでだろう。
>>もういっちょ。
>>いったん火がつくと、
ものすごい速さで人気が広がって
いくブーム。
その人気にあやかって、
商売につなげるのも珍しくない。
>>これがたこ焼き3兄弟やで。
だんご3兄弟様様やね。
>>ブームが生まれれば、そこに
新たなマーケットが生まれる。
それは時として、
大きな利益を生んできた。
>>ひこにゃん!
>>ブームが経済にもたらす効果。
象徴的な存在が関西から生まれた
ひこにゃんブームだ。
2007年に行われた彦根城築城
400年祭のマスコットとして誕
生した、
ゆるキャラ。
その愛らしい姿から爆発的な人気
となり、彦根市には、
大勢の観光客が。
ひこにゃんグッズは飛ぶように売れ、祭りの経済効果は、
300億円以上と算出されている。
ひこにゃんの後に続けと、
ご当地ゆるキャラブームが到来。
各地でゆるキャラが乱立する戦国時代が生み出されるきっかけにも
なった。
いつの間にか火がついた印象のあるひこにゃんブーム。
その裏には仕掛け人がいた。
大阪のPR会社で代表を務める、
殿村美樹さんだ。
ーひこね城築城400年記念祭が2007年にありまして、本来だ
ったら、イベントをメインに打ち
出すんですけど、ちょっと井伊直
弼さんの感じはぷんぷんして、な
かなか人が来るような感じではな
くて。
>>当時、400年祭は井伊直弼
など、
歴代の彦根藩士にまつわるイベントを多く打ち出していた。
これでは歴史好きしか集まらない。
祭りのPRを依頼された殿村さんが目をつけたのが、
公式キャラクターとして決定して
いたひこにゃんのかわいさだった。
>>申し訳ないけど、
彦根城はちょっと隅に置いておいて、
ひこにゃんと楽しむ2007年彦
根の旅というタイトルを付けて、
ひこにゃんだけに注目するみたい
なスタンスで、
それでこれはかわいいので、
女性のジャーナリストさんにいっぱいちょっと来ていただいて、
一気に発信をしてもらうというよ
うな仕掛けを行ったんですね。
>>女性層に向けてメディア戦略
を展開し、生まれたのがひこにゃ
んブームだったのだ。
平成の30年間で趣味嗜好の細分化が進み、
誰もが夢中になるブームは発生し
づらくなっている。
世代や性別など、
共感するであろうターゲットをある程度絞って仕掛けることが、
重要になってきたのだ。
>>大衆っていうのがね、
もういなくなったのかなっていう、
そんな感覚がありますね。
どれだけの個人が、
このマイブームで何に注目しているかっていう、
この時代の空気というものをしっ
かり察知して、
マッチさせるっていうのがポイン
トかなと思いますね。
>>平成の30年間で、