2018/10/01(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「月の不思議を巡る旅」[二][字][再]

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私たちは はるか昔から→
月の不思議に
魅せられてきました。
今では 多くの人々が 月の姿を→
映像で捉えようとしています。
かつてないほど詳細な月の実像が
明らかになってきました。
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月は なぜ 満ち欠けを繰り返すのでしょうか?
月が 地球の生命に
及ぼす影響とは?
月の裏側は どうなっているのか?
地球の周囲をどのように回っているのか?
月が引き起こす
神秘的で荘厳な現象→
皆既日食とは?
月の不思議を巡る探究の旅に出かけましょう。
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満月から満月まで→
1か月かけて進む 月の満ち欠け。
時に ひときわ大きくて明るい満月が現れます。
スーパームーンと
呼ばれる現象です。
北大西洋の ラ・パルマ島。
標高 およそ2,500メートルの山頂は→
スーパームーンを観測する
絶好の場所です。
雲よりも高い位置にあるため→


高性能の天体望遠鏡が数多く置かれています。
12月の午後6時半。
天体ショーの幕が上がります。
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スーパームーンが雲の上に姿を現します。
初め スーパームーンは
色が ゆがんで見えます。
地球の大気による影響です。
時間がたつにつれ本来の輝きを放ち始めます。
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山頂の観測地点には 多くの天文学者が集まっています。
月が無かったら 天体望遠鏡は
発明されなかったでしょう。
月は 人間が
宇宙への関心を抱く→
きっかけとなりました。
スーパームーンは地球の周囲を回る→
月の軌道に関係しています。
月の軌道は 完全な円ではなく→
地球との距離が
絶えず変化します。→
スーパームーンは
地球に最も近い場所で→
満月になった時に
見られるんです。
月と地球との距離は
最も離れている時で→
40万5,000キロです。
一方 スーパームーンが見られる時には→
それよりも 5万キロ


地球に近づいています。
地球との距離が近いため
ふだんの満月よりも→
大きく輝いて見えるのです。
スーパームーンのためなら→
わざわざ出かける価値はあります。
本当に きれい。
スーパームーンは
めったに見られませんが→
満月は 29.5日という
一定の周期で夜空に現れます。
そもそも 月は なぜ
地球の周囲を回りながら→
ゆっくりと 満ちたり
欠けたりするのでしょうか?
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「月の博物館」という展覧会の会場です。
実物の 50万分の1の大きさで→
月の精巧なレプリカが展示されています。
月の1か月間の満ち欠けを
分かりやすく見ることができます。
地球から月が見えるのは→
太陽が月を照らすためです。
月が 地球の周囲を回るにつれ→
地球からは太陽に照らされた月の部分が→
減っていくように見えます。
これが 月が欠ける現象です。
月面が よく見える。
月が 地球と太陽の間に完全に入ると→
月は全く見えなくなります。

さらに移動すると 再び太陽に照らされた部分が現れ→
徐々に大きくなります。
これが 月が満ちる現象です。
やがて 完全に丸い月が
光り輝くようになります。
すなわち 満月です。
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満月は 人類の誕生以前から
夜空を飾ってきました。
私たちの祖先は 月を見上げ→