2018/10/01(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「月の不思議を巡る旅」[二][字][再]


最も美しく 手ごわいんです。
ウェールズ本土と
島の間を走る海峡。
海面から 大きな岩が突き出
潮が満ちると→
岩に ぶつかった波が
かき回されます。
(チャールズワース)潮の流れを見て

海に出るタイミングを計ります。
条件が そろえば→
高さ7メートル以上の波に出会えます。
新月のころ
毎秒25万トンもの海水が→
岩の間を通過し
逆巻く水の中から→
極めて珍しい波
「定常波」が現れます。
月が海水を引き上げる力と
海底が水を押し上げる力。
2つが作用して


波は まるで1か所に→
とどまっているかのように
見えます。
(チャールズワース)絶好の条件が
そろうのは ほんの2時間ほど。
特別な波が来るのを
僕らは待ち続けるんです。
♪♪~
カヤックの達人でさえ この波にうまく乗れるとは限りません。
♪♪~
押し寄せる波のスピードは最大で 時速40キロにもなります。
♪♪~
特別な波にうまく乗ったカヤックは→
滑らかに進んでいきます。
♪♪~
(チャールズワース)
はるか遠くにある月が→
こんなにもユニークな波を
地球の海に もたらし→
僕らが それに乗っているなんて
信じられません。
夢みたいです。
新月のころに起きる 特別な波。
現れた時と同じく
いつの間にか消えていきます。
(チャールズワース)今日は とても
すばらしい波に乗れました。
大成功です。
♪♪~
♪♪~

人々は 古くから 月についての知識を得てきました。
しかし それは
全体の半分にすぎません。
なぜなら 私たちは 常に→
月の同じ側しか見ていないからです。
月には 地球から見えない
もう一つの面があるのです。
(ペトロ)月の裏側を見てみましょう。
月の裏側は 一体どうなっているのでしょうか?
その観察を ライフワークに
している人物がいます。
(ペトロ)私は 毎日 地球の外から
月を見ています。→
月のあらゆる面を 満遍なくね。
NASA アメリカ航空宇宙局のノア・ペトロは→
月の周囲を回る人工衛星からの
データを分析しています。
(ペトロ)月の表面に
近づいてみましょう。→
クレ―ターの上に クレーター
その上にも クレーター。→
そこら中に 岩石が散らばっていて
目を引きますね。
月の およそ40キロ上空から
撮られた→
これまでで最も鮮明な映像です。
月の 美しい裏側も見られます。→
研究者だけが
見ることのできる映像です。→
これは 衛星が 月の裏側を

通過する際の映像。→
ご覧のように 月の裏側は
明るく光っています。
多くの人は 裏側は暗いと
思い込んでいます。→
実際は 月は 表も裏も
太陽に照らされているんです。
月の裏側とは 地球から見て
反対側の部分です。
地球側に向いた月が
陰になっている時→
裏側は光っています。
♪♪~
月の裏側に初めて近づいたのは
ソビエトの月探査機でした。
1959年のことです。
1968年には 2匹のカメを乗せた探査機が打ち上げられ→
月を周回しました。
それから 半世紀がたちました。
しかし 月の裏側は