内田≫本当にみんなに聞いてもらいたいですね。
あとで聞いてもらっていいですか。
<笑い声>
松坂≫一木さんのおかげで
鈴さんはどんどん膨らんできて
いる感じです。
内田≫ゆっくりバージョンとかいろんなバリエーションを。
松坂≫そしてね、おにぎりとか
お菓子とか持っていて食べさせて
くれるの。
<笑い声>
だからここのせりふをちょっと
教えてほしいんですけどって
行くと、食べる?って言われて。
内田≫なんか姉妹のようにしていらっしゃいますよね。
松坂≫楽しく覚えています。
渡辺≫気になるな、それ。
原口≫さらに
松下さんと大谷さんに
内田さんとの共演で印象に残る
シーンを伺いました。
お二人とも答えが同じでした。
大谷≫看病というか大丈夫かって声をかけるような…
ものすごく気持ちが…
松下≫咲姉ちゃんが、もう本当に
最期ベッドで、あれを外して…
咲≫ごめんなさい…。
あなた…。
ごめんね…
克子。
お母さん…
ありがとう。
真一≫咲。
克子≫咲姉。
鈴≫咲…!
福子≫咲姉ちゃん、咲姉ちゃん
咲姉ちゃん!咲姉ちゃん…。
内田≫すいません。
渡辺≫本当に皆さんの思いというのがすごく伝わってくるシーンで。
私も今、ぐっと涙が…。
視聴者の皆さんからもきているんですよね。
原口≫このシーンについてです。
静岡県の奈緒さん。真剣に咲姉ちゃんの回復を
心から祈ってました。
咲姉ちゃん大好きだったので
最期のシーンは
本当に悲しかったけど
内田有紀さんの演技に
引き込まれました。
こういうメールが
たくさんきているんです。
咲姉ちゃんロスということばが
あるぐらい。
内田≫そうですか。
原口≫咲姉ちゃん、いなくなって
さみしいとか早すぎるという声に
ついてはどうですか?
内田≫確か11回目で
咲姉ちゃんが亡くなるシーンがあったんですけれど
「まんぷく」を
見てくださっている皆さんとのつきあいが短い分
咲姉ちゃんが生きている
一生懸命生きている
みずみずしく生きている
今井家の一員であったことを
皆さんの心の中にしっかりと
寄り添えればいいなと思いながら
この亡くなるシーンまでの
プロセスを大事に
そこまで、もちろん慶子さんが
演じる鈴さんというお母さんと
暮らした
育ててくれた感謝だったり
克子との思い出だったり
福子との思い出
真一さんや忠彦さんとの思い出
すべてしっかり、日々演じる中で
丁寧に生き生きと演じたいなと
思っていました。
そういう気持ちで臨みましたね。
渡辺≫このシーン、松坂さんはいかがでしたか?
松坂≫初めね
咲ちゃんの側を撮影して
次に私たちの
リアクションの撮影で
私が、咲って
亡くなって
カットがかかったら
内田さんが
慶子さん、大丈夫?って
すごいなあ、内田有紀ちゃんはと思いました。
原口≫どういう意味で大丈夫と?
松坂≫本当に胸がいっぱいというか
われを忘れて
そのシーンを演じているので
目を閉じていても
そういうものを感じていて
大丈夫かなと、心配してくれて
いたのかなと。
内田≫そうですね。