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2018/10/24(水) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【奈良桜井で伝統覆す素麺づくり▽京都・仁和寺372年ぶり秘宝公開】


◆すごい、きれい。
すごい!
◆昔は外に干してたんですけど、
今やったら、外で干すのはだめな

ので、室内で。
◆こうして下まで伸ばしてみてく
ださい。
何ぼか切れますけど、しょうがな
いです。
◆すごい。


伸びる~。
伸びてる!
すごい弾力。
何だこれ。
◆この1本のお箸を
真ん中にすっと通してください。
これを開いて、
1212で。
◆こうですか。
ああ、そうか、楽しい!
おー!
くっついているのがとれていく。
どうですか、僕のでき、結構うまくないですか。
◆こちらに来られたらどうですか。◆ここで働く。
◆ただし、パート代しか出しませんけど。
◆ちょっとやめようかな、じゃあ。そうめんって、
そもそも原材料は何なんですか。◆普通だったら、
小麦粉と塩と水と
油です。ここは一番肝心な
油を使ってないんです。
私の技術で。◆油使ってない?
◆なくて、ここ奈良県の名物吉野
葛をブレンドして
油がわりにしてる。
私の理論ですけれども、
麺というのは、
うどんでもそうめんでも、表面がやわらかくて、
芯にコシがあったらおいしいと思
います。
◆通常は、より強いコシがあるも

のほど
よいとされているそうめんですが、六代目が
目指した麺は、やわらかさも
兼ね備えたもの。
葛粉を用いたことで、
小麦の風味が落ちない
ここにしかない麺が生まれました。◆うわ~、
きれい、本当にきれい。
◆葛粉が入ってるから、
こんな色してるんです。
吉野葛。
◆すごい。
持った感じ、
すごいやわらかい。
いただきます。
うん?
あれ、
何か持った感じ、すごくやわらか
かったのに、
やわらかかったのに、芯の、
もちもち感と、
芯のかたさが
おいしい。
◆コシといえば、
皆さん勘違いするのがかたいのがコシみたいに見えるけど、
やわらかくなかったら
コシが成り立たないんですよ。◆うどんっぽいというか、
もちもち。
◆さすがさすが、
そういうことです。

うどんに近い原料を使ってます。
もう、一番正直、嫌なところに生
まれたと思いましたね。
◆どういう意味で。
◆朝、大体家族が起きるのが
4時なんですよ。
◆早いな。
◆4時から仕事するんですよ。
◆4時から仕事!
◆朝から
頭から水かぶって、仕込んだものなんです。
◆塩の度数、何度にしようかなと
いうのは、
水をかぶって、蒸発の仕方で、
よし、
じゃあ、これで湿度これやから、
この塩目にしようというのを決め
てたらしい。
◆若いときは、細いそうめんが
腕の見せどころだったんですよ。
しかし、私がいわゆるこれから話す波乱万丈の中に、
おいしいものって何か考えたとき
に、
自分たちの自己満足しようと思っ
て細いそうめんをつくったんです。
どこを指しておいしいかというの

迷った時期があるんです。
◆山下勝山
波乱万丈物語。


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