ことばを、
移民たちがどう解釈したかと言い
ますと、メルケルが、われわれを
呼んでると。
ドイツが私たちを招待してくれているというふうに解釈したという
ふうにいわれていまして、
だからみんながドイツを目指したんだと。
その結果、ドイツ、飽和状態にな
って、本当、
内輪でも混乱が起きて、
メルケル首相は今度の任期の終わりで退陣が決まってますし、ほか
の世界でも、見ていただきますと、
トランプ大統領はもちろん移民はノーだと言っています。
メルケル首相だけではなくて、フ
ランスのマクロン大統領、あとは
イタリアは、
直接船が乗りつける国ということで、大変な混乱になってますし、
イギリスも、
移民が増え過ぎるということで、EUの離脱の引き金になっていま
すから、世界的にはみんな、
移民ノーだというような風潮になっているわけなんですね。
その一方で、今、
日本でどんな議論が行われているかということなんです。
今、日本では、
来年4月から外国人労働者の受け入れを拡大しますと、
単純労働の労働者を受け入れまし
ょうというようなことを議論をし
ていまして、当然、
背景には深刻な人手不足があるわけなんですけれども。
この移民問題をずっと専門に研究
してこられた同志社大学の内藤先
生に聞きますと、世界の流れは先
ほど見ていただいたように、
移民を止める方向、今、いったん、
ちょっと移民の動きを見直しましょうというふうになっているにも
かかわらず、日本だけが移民を歓
迎しているように、
移民たちの目からは見えるという
ようなことを指摘されているんで
すね。
ですから、先ほどのメルケル首相
の、この受け止め方を、
なぞらえますと、今、
移民たちは安倍が呼んでるぞと、
安倍総理が日本へ来いと、移民たちに声をかけているというふうに
受け止められているのではないか
と指摘してるんですね。
>>今回、メキシコとの間の国境
の壁を見て、なんかこう、
日本ってつくづく島国なんだなと
いうのを実感したんですよね。
発言ですけど、内藤先生、
個人的によく知ってるんで、どうもやっぱり、
あのことばも誤解されているよう
な気がする。
内藤先生が恐らく言いたいのは、
移民問題を日本は真剣に考えなきゃいけない時期にきているという
ことが、本音で言いたいと思うん
ですよ。
だから、もう一つは、やっぱり、
移民と難民の違い、政治難民と経済移民と、
やっぱり区別して考えなきゃいけ
ない。
政治難民というのは、
やっぱり世界の国々が知恵を絞って、引き受けなきゃいけないんで
すね。
ただ、移民受け入れというのは、
やっぱり、
限度がありますから、
さっきのメルケルさんでいえば、
ドイツはどんどん受け入れた結果、
外国籍住民比率が10%を超えて
しまってるんですよ。
ところがまだ日本は1%にもいっ
ていませんから、その枠組みをど
う作って、
例えば外国籍住民比率をどこまで切って、彼らの力を借りて、
経済を活性化するという方法もあ
りますから、そこらへんをきっち
り議論して、外国人労働者、それ
から移民、そして難民の問題、
この3つを区別して、議論しない
と、
やっぱりぐちゃぐちゃに話はなっ
てしまうと思いますね。
>>西田さん。
>>たぶん、度合いの問題があっ
て、私が子どものころでも、やっ
ぱり移民受け入れというのは、例
えば、
公立の学校ですと、必ずメキシコ人の先生がついて、
メキシコ語で教える、
その英語に順応できるようにという、
フォローの体制は手厚く、結構あ
るんですけれども。
やっぱり追いつかないっていう問
題と、
あとまたトランプ反対している人
は、
移民反対イコール移民反対ではな