る状態になっています。
では一体何が原因で、
このような事態になってしまったのでしょうか。
>>8月の末から台風20号、2
1号、24号と、
3つの台風が来襲いたしまして、
それによる出水によって、
今傾いております橋脚の底が、現
れて、倒れてきたものと考えてお
ります。
>>和歌山県によると、
土台の川底部分が、
台風による増水で削られ、
橋脚が傾いた可能性があるという
ことです。
しかし、はっきりとした原因は、
まだ分かっていません。
また、
傾いている橋の隣では、新たな橋の建設工事が進んでいます。
橋脚はすでに完成していますが、
この工事の影響はなかったのでしょうか。
>>橋の施工につきましては、当
然、
あらかじめ近くに古い橋があると
いうことで、
恋野橋のほうに影響がないかどう
かは、
注視しながら工事を進めたと。
工事のほうはことしの7月にもうすでに完了していたという状況で
す。
>>建設中の新たな橋は、
2020年3月の完成予定で、ま
だ通ることができません。
地元の中学校の生徒らは、
地域を巡回するバスや、市の関係者の送迎などで通学しています。
和歌山県によりますと、
新たな橋を建設していることから、
恋野橋の復旧作業を行う可能性は
低いということです。
新たな橋が出来るまで、
住民生活への影響は続きそうで、
県は今後の対策を検討するという
ことです。
>>これ、
付近にお住まいの方、
とても大変な状況ですよね、大田
さん。
>>そうなんですよね。
今、
VTRでもご覧いただきましたが、
この橋の向こう岸に渡るには、
この目の前を東西に走っている、
この県道を、
上流側、
奈良県五條市まで行くか、
下流側の和歌山の橋本駅まで行か
なきゃいけないんですが、
どっちにしても車で向こう側に行
くのに15分ぐらいかかるわけで
すね。
車で15分ですから、
これ歩いていくととんでもない時
間がかかってしまうわけなんです
よね。
一つ問題はですね、
実はこの橋を渡った北側が、
JRのすだ駅があって、病院があって、学校があって、商業施設が
あって、皆さんこの橋を渡って、
向こうに、
いろんな用事をしにいくわけなん
ですよね。
ですから、この生活道路が閉ざさ
れてしまって、特に車がない方は、
非常に不便をされているわけなん
ですね。
こちらにお住まいの方にお話を聞
いたら、
例えば急病人や火事があったとき
に、消防車あるいは救急車が、
これまでより、
ちょっと到着が遅れて、間に合わないケースが出るんじゃないかと
いう心配をされていたんですね。
地元の方の非常に重要な生活道路
だっただけに、早い復旧が望まれ
るところです。
>>分かりました、中継でお伝え
しました。
橋は、小島さん、点検はちゃんと
してたということなんですよね。
>>それでも、50年間起きなか
ったことが今回起きたということ
ですから、それほどの台風だった
ということも、もちろんあるかも
しれないですけど、やっぱりなん
らか、
なぜこんなことが起きたのか、
原因を突き詰めないと、これ、またどこか別の橋でも起きてる可能
性がありますよね。
>>では続いてキニナルことばです。
ここから黒木さん、お願いします。