があったようで…。
◆みんな、子供を連れて、お姉ち
ゃんのおうちに行ってたみたいな
感じで。
◆ちょっと待って。
◆きょうは何か、お風呂入れても
ろたみたいな。
◆ご主人は、ないの?
◆僕は、うっすらとね、
JALのかばんをもらった記憶が
あるんですけど。
◆JALのかばん…?
お愛人さんなんですか?
◆ちょっとわからないんですけど
ね。
◆深くはね。
お母さんは知ってたんですか、
それを。
◆お母さん知ってたんでしょうね。
◆彼女の家へ
子供たちを連れていくという
とんでもない行動をするお父さん
を
お母さんはどう思っていたんでし
ょうか。
◆息子さんに聞いたんですけど、
何か
知らんとこでね。
◆そうなんですよ。
◆“そうなんですよ”って…。
◆まだ全部、言うてないですよ。
◆これすごい話やで。
知ってましたん?
◆知ってますよ。
あのね、この子のお兄ちゃんが、
幼稚園ぐらいでしたかね、
父ちゃんと
いいところ行ってきたって、
どこ行ってきたん?って言うたら、きれいなお姉ちゃんって。
どっちがきれいだった?って、
どっちきれい? 言うたら、
あっちのほうが若いし、きれいか
った言うんです。
まだ幼稚園やのに。
どう思います?
◆知らんわ!
わからへんわ、そんなもん。
◆それをお母さんは聞いて、
お父さんを怒らなかったんですか。
◆子供を連れて遊びに行ってるん
やから、
仕方ないでしょう、それは。
◆お母さんから見て、
お父さんは尊敬できますか。
◆ここまでね、
やってくれてたんですから。
息子が継いでくれるし、それまで
土台というものをつくってくれま
したから。
◆しかし、すごいですね。
お父さんは遊びも豪快でしたが、
お仕事も豪快で、それでいて、
家族みんなを
尊敬させるというのはおかしいけ
ど、
すごい存在やったんですなあ。
◆そやけどね、
やっぱり腹立つときはありました
よ。
◆ここで問題!
◆ということで、
お父さんは大変
すごい方で、
お金もどんどん儲けはって、
奥さんに対して、ちょっと…。
子供を連れて
お姉ちゃんとこ行って、
ゆっくりされてたという。
これは奥さんにしたら
腹が立つと思います。
◆一瞬、夢のような話やなと思ったけど、
あかん、あかん思うて。
◆ええなあ思うたけどね。◆子供まで連れていったからね。
◆奥さんにしたら、ふだんは諦め
てても
どうしても腹が立つときもあるん
ですって。
真理恵ちゃんなんかやったら、
家出やな。
これが小さなあれやろ。
抵抗やろ?
◆そうですね。
何にしようかなと思いますね。◆あなたのとこ、
2日間、家出したって言うてたや
ん。
◆ありましたね。
コンビニ行って帰ってきただけで
す。
◆家出いわへん、買い物やん。
◆ちょっとした仕返しをしたいと