伊賀に配属されたことを
「これは何かのお導きだ」と思い
込み、
伊賀忍者にまつわる文献を読み漁
り始めました。
その後10年間、
1人で忍者としての修行も行ってきたそうです。
◆忍者というのは、
どういう?◆忍者というのは、
ふだん、
大工さんと
百姓を
やっていた人が多くて、ふだん仕事やりつつ、
家族も養わないとあかんので、
自分で自己鍛錬して、
いざお呼びがかかったときに、
いろんなことができるという。何でも屋さんです。
◆手裏剣みたいなのも、あるじゃ
ないですか。
◆手裏剣もこう投げるんじゃない
です。
こう投げるんです。
こう投げたりとか。
◆こう…。
◆あれは、人間、こんなことをし
て投げられないです。
水遁の術とか、
竹筒で潜ったりとか、あれという
のは
全然うそです。
◆忍者は、できるんじゃないです
か。
◆それができないんで。
◆天井の上、歩くとか。
◆それはやっぱり、物理と科学と
いうのは人間、逆らえないので。
◆忍者ってそんなんなんですか?夢壊れるわ!
忍者の。
◆ほんま、そんなもんなんですよ。◆忍者やったら、
ムササビの術とか、飛んだりとか。◆僕、ちょっと今、実践できるん
ですけれども、昔から、ウズラ隠れとか、
ウズラという鳥がいるじゃないで
すか。
ウズラのように隠れるという術が
あって。
それは、ただ単に服をこう、
こうやるだけの術なんです。
◆それ、術ちゃうやん!
術違う、
それ!
◆これ術なんですよ。
これで石になり切るんですよ。
◆成り切ってない、背中、見えてたし、今。
ほかのわざないですか、タイトル
を教えてください。
◆観音隠れといって、
観音様みたいに隠れるという術が…。
例えば物陰で、ただ単に、こうい
う感じで。
◆いや、もうわかるやん!
怪しい!
怪しい!
◆本当です。
◆完全に敵がおるという感じが
しました、
今。
◆まあ、それを町なかで、こう…。
◆やってたら。
町なかでやってください。
この、そこの
この一画で隠れてください。
僕ら、1回、隠れてるのか見んと、
見んときましょう。どこに隠れてるか。
オーケーやったら、スタッフがオ
ーケーと言うんで。
◆オーケーです。
◆あれ?
おらん。
でも、どう考えても
草のところしかないよな、隠れる
としたら。
絶対、こっちやろ?だって…。
あれ?わからんわ。
おった?
はやっ!
見つかった?
ちょっと!
忍者!
今、何隠れ?
◆今、ウズラ隠れしてました。
必殺の?僕らが思ってる忍者は、
テレビや漫画の世界で、
実際の人間のちょっと特殊な能力を持ったということですね。
◆そうです。
まあ、特殊な、会社ですね。
上忍という社長がおって、
中忍、管理職があって、
下忍、
現場で働いてる人がいて。◆忍者をやってて、よかったとい
う思うことはありますか。