週2回、
必ず通うスポーツジム。
12種類のマシンを使い、
2時間みっちり汗を流す。
>>どっちかいうと下半身。太ももとか、
ハムストリングとか、
そこらの強化を忘れないようにしてます。
>>すごい筋肉だけど、
一体どれくらいの負荷をかけてるの?
>>118キロ。
>>118キロですか?
男並みだね。
>>中年太りを気にして始めたジム通い。
けれど、今の目的は大会で少しで
も記録を伸ばすこと。
彼女の身体能力を調べてみると。
>>一気に。
はい、楽にしてください。
>>すごい。
>>32歳。
肺活量のことですか?
>>なんと、
肺年齢はマイナス43歳。
さらに脚力は。
>>おー。
すごいですね。
さすがですね。
これ20代なんですよ。
20代の一般女性なんです。
MRIで、
この太ももの筋力をですね、
筋量を測らせてもらいました。
黒い所が筋肉なんですね。
筋肉、しっかりあります。
若い人、このぐらいしかないんで
すけれども、これとこれ、
比べてどうですか?>>私のほうが多いですね。
>>私のほうが多いですよね。
>>競技生活を長く続けるため、
これからも日々の鍛錬は欠かせな
いわね。
80歳の女性。
ゴール直前、
足をけがしてしまった。
いくら元気でも、
競技生活にけがは付き物。
家族もそれを心配している。
>>けがせえへんことが一番やと
思う。
もう年やから、
大きいけがしてしもたら、寝たきりになったりもするし。
>>70歳を過ぎると、
競技から離れる人が増えるマスターズ。
>>来てなかったら、
誰それさん、
来てないんだが、どうしたんだろ
かと。
>>楽しみにして来たら、突然、
来られてないとかね。
急にそういうふうなこと、どうし
てもみんな、
そういう運命にある年齢にきてる
から。
>>渡邉和生71歳。
引退する同年代の選手も多い中、
まだまだ競技をやめるわけにはい
かない。
それは、
100歳までマスターズの大会に出場し続けた偉大な父、
源太郎の存在があるからだ。
今は老人ホームに入居する源太郎。
会いに行けば、
陸上の話で盛り上がる。
>>この人になかなか、
最近、勝てなくって。
いつも隣のレーンでさ。
こうやって思い出してくれるといいですね、またね。
>>和生がまだ幼いころ、源太郎
は、
自分が出場する社会人の陸上大会
に和生を連れていった。
父の活躍する姿を見て、
和生はその背中を追い始めた。息子に陸上をしてほしかったの?
>>別に、
そういうわけじゃないけども、同じ趣味で、やってくれたらいいな
ぁと。
>>一時はトラックを離れた和生
が再び走り始めたのも、
60歳からマスターズを始めた父の影響を受けたからだった。
>>渡邉さん、
頑張ってください。
>>100歳になるまで40年間、
大会に出場し続けた父、
源太郎。
最後のマスターズ大会で、見事、
60メートルを走りきった。
>>生きがいでもあったし、まあ、楽しかったですね。
>>父が残してきた記録の数々。
それは息子の目標に。
今は一緒に走ることはできなくな