置いてったのを→
吸うのが役割で そのおかげで
私たちの体はバランスを取っていて→
善が大きいほうが 悪が低いほうが
いいだろうと いいながら→
血液検査をしているわけじゃないですか。
ところが 簡単なことを言うと…
えっ?
えっ 何?えっ…?
もっと言ったら…
(いとう)え~!? いやいや…。(山崎)ちょっと待って下さいよ。
なんで~? 測ってんのに?
ちょっと待って下さいよ。
私 5年前 言ってたんですよ。
(笑い)真逆のことを言うようになったんですね。
そんなに変わりますか!
それすらも 意味がないようなことがもうこの5年で分かっちゃったんですよ。
そうなんです そうなんです。
(大島)そんなこと あるんだ。
一日も早くアーカイブスから
あれを排除しなければいけない。(笑い)
(大島)新しい情報に。
はい。 では 最新の研究で分かったコレステロールに関する新事実→
再び模型を使って
ご説明しましょう。
それでは また
悪玉コレステロールがやって参ります。
こうやって悪玉コレステロールが
やって参りましても→
何のことはない。 いいよ いいよ
不法投棄してもいいよ。
我らが善玉コレステロールが
ちゃんと 君たちの悪行を→
ちゃんと退治するために…。
さあ それでも ちゃんとやって参ります。予定どおりに善玉コレステロールが→
大活躍の状態でございます。
さあ 不法投棄されたコレステロールに近づいていきます。
(いとう)お願いしますよ。
(大島)吸って下さいね。
では いきますよ。
スイッチ・オン!
はい… はい…。
(大島 いとう)あれ?
(山崎 大島)あれ?
なんで?(いとう)あれ?
(いとう)善ちゃん 何かつらい目に
遭ったんじゃないの? 裏で。→
大丈夫? 善ちゃん。
(大島)なんで? 1個も吸わない。 故障?
(いとう)えぇ~ なんで?
それが 今 吸っているのに…
ですから 数はあるのに
数値上 あるのが分かっているのに…
そもそも 「善玉」っていう名前が
もう怪しくなってきますもんね。→
まさか善玉の中に そんな…
偽善玉が入ってるなんてね…。いい名前。
偽善玉ね。 偽善玉… そうだよ~。 そう。
本当の善玉を選んでいったら→
本当の善玉は どれだけだっていうことが
大事なことなんだっていうことを→
今日やるんですよ。
(大島)へえ~!
そう! 実は善玉には
吸う善玉と吸わない善玉があることが→
最新の研究によって分かってきたんです。
その研究を行ったのは ここ 大阪にある国立循環器病研究センター。
研究チームのリーダー 小倉正恒さんは→
長年 善玉コレステロールと病気の関係を研究。
あるすごい研究方法で
これまでの常識を覆したんです。
その研究に使われたのが… こちら!
先生 これ 一体何ですか?
血液から抽出した血しょう。
この中には善玉コレステロールが含まれています。
小倉さんが使ったのは なんと→
24年も前に大阪府吹田市の住民の血液から採取された 血しょう。
(大島)24年前の? すごいな!
それが 今でも大切に冷凍保存されているんです。
これのおかげで 小倉さんの研究は
飛躍的に進みました。
まず 1,776人分の
現在の健康状態を調べます。
その中から 脳梗塞になった人を
洗い出しました。
その人たちの
過去の血しょうを調べることで→
善玉コレステロールと
脳梗塞のかかりやすさの→
関係が分かるということなんです。
まず 小倉さんは試しに→
善玉コレステロールの量が
多い人と少ない人で→
グループ分けしてみました。 すると…?
なんと 量が多くても少なくても→
脳梗塞になった人の数に
大きな差が認められなかったんです。
…ということが 最近分かってきてます。
そこで今度は…
解析を行いました。