ですよ。
◆なるほど。
これも古いお話でございますが、
初デート。
ご主人がとった行動で、奥様が断
ろうと思いました。
この人は、もう無理と。
さあ、
リンゴさん、いかがでしょうか。
◆喫茶店に入ったって言ってたじ
ゃないですか。
喫茶店に入って、何かあったんで
すよ、
ポイントが。
喫茶店に入ったら、お父さんの、
お父さんというか、旦那さんの
オカンが座ってた。◆これは昔は、
嫌ですね。
◆これはちょっと嫌やなあ。
◆それぐらいでは断りません。
やっぱりそれはいうても、
近所づき合いもずっとありますか
ら。
お母さんのことも、もちろん知っ
てますし。
◆でも嫌いなもんやんか。
◆いえいえ、
そんなことはないです。
苦手、苦手やない。
何や。
次、行ってください。
◆次…。
失礼いたしました。
円さん。
77歳と69ということは、
8つ違いでしょう?
そのとき、若いときにデートして、8つ年上ということは、
随分と大人に見えたと思う。
ところが大人に見えたのに、
実際に、
ある行動やから、
ある行動が幼稚やったと思うんで
すよ。
つまり子供っぽく見えて、えっ、
こんな子供やったん!?という
行動を起こしたと思うんですよ。
それは、喫茶店ですから、ストローがあると思うんですけれ
ども、そのストローの袋あります
やんか、
あれをくしゃくしゃっと丸めて、
置いて、そこに水かけて、
生きてる~!とか言ったんじゃな
いですか。
◆これは誰もがやりますね、
あれは。
死ぬまでにもう一回やりたいです
ね。
大人になったら、なかなかできま
せんから。
◆水かけたら、
ニュルニュルってなって、生きてるぅ~って言うたんちゃいます?
◆違います。
◆潰しにかかるのやめてください。
人の回答を潰しに…。
◆なかった。◆違います、円さん。
けれども、ええところいってます
よ。
さあ、宅間さん。
いかがでしょうか。
◆いいところいってる?
でも何か、随分シャイなお父さん
だったので、喫茶店に行ったのに、ずっとトイレにこもってた?
◆なるほど。しゃべることもないし、恥ずかし
いから、違います。
違います。
さあ、座長。
◆やっぱり、喫茶店に行って、
サンドイッチとか、カレーとか、
しこたま食べて、
最後お金払わず、
さようならって言って帰った?◆それだけ言って帰った。
◆新喜劇やん、それやったら。
◆払いますよ、お父さん、そんな
ん一番嫌いです。
真面目です。
本当にお願いします。
◆八方さん、いかがでしょうか。
◆最初に言うたでしょ。
「こんにちは」と「さようなら」
しか言わない。
つまり、言葉がない。
言えば、どうしゃべっていいのか
わからんから、何かきっかけをと
いうので、お父さん、喫茶店やの
に、「僕、きつねうどん」と言う
たと思う。
◆喫茶店やけれども。
◆奥さんが、はあ?となって、
冗談が通らなかった。
破談になった。