手にしていたのは、
紙のチケットではなく。
リストバンド型の電子チケットです。
この中に、
席の予約情報が入っていて、
専用の機械にかざすと、入場でき
ます。
さらに。
＞＞観客は、
このようなＩＣが内蔵された電子


チケットで、
現金を使わず、
キャッシュレスで買い物をすることができます。
＞＞この電子チケットにお金をチ
ャージすると、
スタジアム内の店だけでなく、
提携しているコンビニなどでも、
キャッシュレスで買い物ができま
す。
これはパナソニックなどが初めて
行った大規模な実証実験なのです。
そのねらいとは。

＞＞現金のやり取りよりも、
キャッシュレスにすることによっ
て、
その決済履歴が一つの情報として
生かされる。
スタジアム内でどういうものが好
まれているという履歴管理ができ
るわけであります。
＞＞スムーズな決済で、利便性を
高めるだけでなく、観客がいつ、
どこで、
何を買ったかをデータ化すること
で、
新たなサービスの提供につなげた
い考えです。
今、
このようなキャッシュレス化の動きが、
さまざまな場所で急速に進んでい

ます。
開催が決まった２０２５年の大阪
万博に向けて、経済産業省は、
キャッシュレス決済の比率を４０
％にする目標を宣言。
さらに安倍総理は、今週、
増税対策として、
中小の小売り店で、
キャッシュレスで買い物をした場合、５％のポイントを還元する考
えを示すなど、国を挙げて取り組
む方針です。
こうしたキャッシュレスは、
これまではクレジットカードが主流でしたが、
最近では、
スマートフォンのアプリを使って決済ができるなど、
キャッシュレス自体の選択肢も広
がっています。
では実際に、
どれくらいの人が、
ふだんから利用しているのでしょ
うか。
大阪の街で聞いてみると。
＞＞キャッシュレス派です。携帯１個だけ持っていったら全部
買い物できるんで、どこでもぴっ
ぴっぴっ。
＞＞現金派やね。
現金やと、
いつもポケットに財布が入ってる
から、それで安心、
残高も安心やし。

＞＞お金のありがたみとかちゃんと分かるために現金にしたほうが、
キャッシュレスにしたらたぶん、
金銭感覚なくなっちゃうかなって思うんで。
＞＞街で１００人に聞いたところ、
およそ７割の人が現金派で、
キャッシュレス派の人は３割にと
どまる結果となりました。
＞＞まだまだ現金を使う人が多い
ものの、
すでに日常生活で欠かせない人た
ちもいます。
こちらの飲食店で支払いのときに
使われていたのは。
＞＞お会計８０６０円です。
＞＞ＬＩＮＥペイで。
＞＞ＬＩＮＥペイで、
少々お待ちください。＞＞スマートフォンのアプリを使
った決済です。
店の端末で、銀行口座の情報が入
ったＱＲコードを読み取ってもら
うだけで、
決済が完了。
さらにこちらの女性は、割り勘の際のお金のやり取りも、
現金は一切使いません。
＞＞今、
送った、
届いた？＞＞届いた。
＞＞割り勘機能っていうのがＬＩ
ＮＥペイにはあるので、４０００
円依頼を受けたので、４０００円