2018/12/01(土) 13:05〜13:50 西郷どん(44)「士族たちの動乱」[解][字][デ][再]

(犬の鳴き声)(糸)旦那さぁのお帰りです。
(隆盛)いまじゃった。
<明治6年11月。→
東京から鹿児島に戻った隆盛は
畑仕事をしたり→
時には 犬と狩りに行ったりと
静かな毎日を過ごしていました>
あいがとさげもす。
(寅太郎)うまそうじゃ。
どこまで行ったとですか?
吉野の方までじゃ。
へえ~。
どうじゃ 手習いは はかどっちょっか?
旦那さぁ 昼げの支度が…。
(雪篷)今は ないを言うても聞こえんようじゃ。
旦那さぁは
浮世のしがらみから抜け出して→
身も心も軽くなられたとですね。
おはん あいが読めるのか?
へ? まさか!
ああ…。
<「都で名利を求めたために→
このすがすがしいふるさとの松風の音を→
3年も聞くことができなかった」という→
隆盛の心の歌でした>
≪先生!
≪西郷先生。
≪西郷先生!
何じゃ 何じゃ?先生!
(熊吉)若さぁ 皆さぁが。


おお 半次郎。篠原に晋どんまで どげんした?
(桐野)西郷先生
おいたちも お役目を捨てて→
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に戻ってまいりもした。
何じゃち…。
(別府)ここにおる者だけじゃあいもはん。
先生に続けとばかりに→
陸軍将校や近衛兵から
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の連中が続々と!
(篠原国幹)そいもこいも 皆
西郷先生を慕ってのことでごわす。
なんと… まあ。
そこまで若さぁを慕って…。
(小兵衛)兄さぁ!
小兵衛さぁまで。
(小兵衛)従道兄さぁに
とにかく連れ戻せち言われて→
結局 ここまで追ってきてしもた。
官もいらず 名もいらずこいが[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩隼人の心意気でごわす。
(一同)はい!
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
♪♪~
おいは言うたはずじゃ。
半次郎も篠原も陸軍少将。
おはんらは 今や 一人一人が


明治政府の重か役目を背負う身じゃ。
今の政府のために働くこつはできもはん。
先生のおそばにおりもす!頼み上げもす!
お願いしもす!
先生!先生!
許さん! 今からでもよか 東京に戻れ。
聞いてくいやんせ 先生。おいたちは 先生の後を追うためだけに→
戻ってきたとじゃあいもはん。
おいたちは 先生にこそ東京に戻ってほしかとでございもす。
(篠原)政府を正さねばないもはん。
(辺見十郎太)そんとおりでごわす。
(別府)もとはと言えば おいたちは皆
先生に取り立てて頂いたとでございもす。
(篠原)じゃっどん そん先生を
大久保は だまし討ちにして追い出した!
先生は おいたちに
そん大久保の下で働けち→
申さるっとでございもすか?
おお!
そげな政府は
また腐敗するに決まっちょいもす。
先生 東京に戻ってくいやんせ。
(一同)先生! 先生!こんとおりでごわす!
おはんら!
帰ってくいやい。
二度と ここへは来んな。
<しかし 隆盛の思惑とは裏腹に…>
いかん。 いかん いかん いかん いかん…
いかん!
みんな 吉之助の後を追って

[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に帰ってきちょっ。
いかん いか~ん!
(笑い声)
(海江田)なんとも愉快じゃ。
一蔵の慌てちょっ顔が目に浮かぶのう。
ないが愉快じゃ。 陸軍 近衛兵の次は→
警保寮の連中が政府を辞めて帰ってきたとじゃ。
そん数… よう聞けよ。 300じゃ!
<警保寮とは 今でいう警察のことです>
これまで戻ってきた連中が 300。