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2018/12/01(土) 13:05〜13:50 西郷どん(44)「士族たちの動乱」[解][字][デ][再]


新聞にまで書き立てるとは。
こいを読んだ連中は
みんな震え上がっちょっど。
そいが政府の思惑か。
そうじゃろうな。震え上がるだけじゃなか。
怒りを抑えきれんで
暴れだす者もおるに違いなか。
そんなことになれば

次に江藤殿と同じ目に遭うのは→
そん連中じゃ。
さらし首が怖くて 黙っておれるか!(一同)そうじゃ!
(銃声)
そいこそ 大久保の思うつぼじゃ!
おいたちが佐賀とは違うところを
政府に見せつけてやっと!
(一同)おお そうじゃ!
(銃声)
うわ~!
♪♪~
ちょ ちょっ… ちょっ待て 吉之助。


いきなり会いに来て何事かち思ったら…はっ 銭を出せち!?
わいは押し込みか!
そげんこつ言わんで頼みもんで。
お~ 銭ならあっど。
ほれ 銭のようなハゲじゃがの これ。
ほんのこっじゃ。
わいのせいじゃ! ああ?
町に士族が ごろ~っちあふれて
どげんすっとか あれを!
そいを なんとかすっために
頼んじょっとじゃ。わいは… ん?
今 何ち言うた?
じゃっで どげんすればあん者たちの暴発を止め→
無駄死にさせんで済むか
そいが やっと分かったとじゃ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に
士族たちの学校をこしらえっとじゃ。
学校?
ああ。 年長の士族が年若の士族たちに教育を施す。
剣術から銃や大砲の撃ち方まで。
兵法だけじゃなか 漢学 洋学あらゆる学問を教えっとじゃ。
いずれは そん中から
異国へ留学へ行く者も現れるやもしれん。
商いや畑仕事を始めてもよか。
とにかく 今 おいたちも日本も大きく変わらんにゃいかんとじゃ。
じゃっどなぁ 大山さぁ…→
じゃっで こいを。(笑い声)
ほんのこて そろいもそろって
勝手なこつばっかい言いおって!
そろいもそろってち ないな?

おい もうよか! 出てこい。
新八どんじゃなかか!
(大山)おはんを驚かそうちゅうて隠れちょった。
吉之助さぁ。
鹿児島で ないをしちょっ?
おいも政府を辞めて帰ってきてしもた。
こんバカたいが!
欧米を見てきた おはんが戻ってきて
どげんすっとじゃ!?よう分かっちょっ。
じゃったら ないごてじゃ…!
聞いてくいやい。
座ってくいやい 吉之助さぁ。
おいは エゲレスやフランスを見てきた。
鉄道が走り
工場から 煙が わんわん出ちょった。
そいは一蔵どんからも聞いた。
(新八)じゃっどん 日も当たらんような→
暗く大きか建物の隅に
こう ネズミのように暮らしちょった。→
青白か顔をして だいも笑っちょらん。
ネズミ?
一蔵さぁは
そげな国を目指しちょっようじゃが→
おいには そん手伝いはできん。
そいなら こん[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩で吉之助さぁの作る学校を手伝いたか。
そいが わいの決めた道か?
ああ。
出世の道を断たるっど。
そいでも よかとな?
おいや大山さぁが

出世したそうな男に見えもすか?
(ため息)
おはんらとおると いっつもこうじゃ。
そこまで出世したくなかち言うなら
そん偉そうな髭 そってやっで。
やめっ やめ… 大山さぁ!
ほいなら おいも押さえもんそ。
♪♪~(歌声)
おいは 毎日オペラっちゅうのを聴くために→
ル・ペルティエに通っちょいもした。
ル・ペル?
ないを言っちょっか分かいもはんどん
聴いちょっだけで→
夢見心地にないもすなぁ。
そうじゃのう。
♪♪~(歌声)
半次郎。
西郷先生。→
おいたちは一生懸命考えもした。→
やっぱい 西郷先生しかおいもはん。→

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