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2018/12/04(火) 16:47〜17:53 ten.【北方領土返還の可能性と道筋は?日露交渉の舞台裏を高岡解説】[字]


倒木の被害が大きかった一部では、
今なお通行禁止の状態が続いてい
ます。
>>ことし9月、
関西に大きな被害をもたらした台風21号。
京都市内でも、
戦後最大となる最大瞬間風速39.4メートルを記録し、
高山寺でも倒木や文化財の損傷な
ど、
大きな被害が出た。
>>倒れたのは100本ちょっとなんだけど、
今立ってる木も、
もう根が起きてるんでね。
>>ここにある木はもうほとんど
切ったほうがいい?
>>切ったほうがいいと。
今度、風吹いたら危ないというこ
とで。
>>撤去するには、
チェーンソーで木を一本ずつ切り
分け、
ヘリコプターで何度も運び出さな
ければならない。
ばく大な費用がかかるという。

>>費用の見積もりとかいうのは出されてるんですか?
>>出てますね。
>>すごい額で?
>>すごい額ですね。
年末ジャンボぐらい、6億ぐらいということですね。
>>台風から3か月たっても、


京都の観光地では被害の爪痕が今なお残っている。
その背景には、
京都ならではの理由があった。
強風の影響で崩壊した平野神社の
拝殿など、
京都府内で被害が確認された文化
財は300件近くに及ぶ。
京都府は修復の補助をするため、
追加予算を組むなど対応を進めているが。
>>一応見積額といたしましては、
1億2000万円ほどかかるという話でして、
京都府の指定文化財の補助金の限
度額が1000万円、
一か年で1000万円ということ
でしたので、ちょっとまだまだ足
りないような状況になっておりま
す。
資金のメドが一番問題でして。
>>補助金には上限があり、修理
する神社や寺へ大きな負担がかか
ってしまうのだ。
さらに今回のような大災害では、
修復技術を持った職人を確保することが難しくなるという。
京都を代表する神社の一つ、
北野天満宮。
9年後に行われる式典のため、
重要文化財である回廊の屋根の全面をふき替える大規模改修が進め
られている。
総工費およそ3億6000万円。職人たちが総動員され、
神社の威信をかけた大工事だ。

>>このように50年に1度の保存工事が行われているさなかに被
災した北野天満宮。
そのため、
台風被害があった箇所の復旧は後
回しとなっています。
>>境内では、
トタンで応急処置されただけの屋根がいくつも見られ、復旧が追い
ついていない様子がうかがえる。
>>本当は同時にいっぺんにできれば、それに越したことはないん
ですけども、やはりなかなか難し
い事情もございまして。
お屋根をやっていただく職人さん
の方々の手間とか時間、
人数的なことで一気にできるもの
ではございませんし、時間が非常
にかかりますので。
>>平野神社の拝殿や北野天満宮の回廊の屋根は、
ひわだぶきと呼ばれる伝統技法が
用いられている。
専門の職人しか扱うことができな
いため、
限られた職人の取り合いが起きて
いるのだ。
しかし、
これまで職人を確保する取り組みがなかったわけではない。
三重県熊野市。
>>慌ててんでいいし、
とりあえずきれいにむくことだけ。
>>この日、
行われていたのは、

文化財の屋根に使われていたあの檜皮葺の材料となるひわだを採取
する研修。
ベテラン職人から指導を受けていたのは、
10代後半から20代前半の若手
技能者たちだ。
>>やっぱりこの絹皮が大事やか
ら、
これをちゃんとうまいことつけん
と、ちゃんとこう、
つけていったら、

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