2018/12/13(木) 18:15〜19:00 キャスト[字] 紀平梨花にカナダで密着取材“世界女王”への道!!▽京都の謎スポット!?
聞けばこの道、南に向かって
奈良の方まで続いているらしい。
「あのあぜ道をまたいくのかな~…
あ、ちょっと待ってください!
あれトンネルですかね~?」
木々の茂みの中に、ひっそりとた
たずむトンネル。
石積みの上に赤レンガのアーチが
美しい、
重厚感漂う造りだ。
この上を、電車が走っていたのだろうか。
ハイキングをしている人の後を追
いかけると…。
「歩いてらっしゃった皆さんが
あのマークを指さしてた気がするんですけど、
なにか意味があるんでしょうか。
」
象形文字か、はたまた家紋か。
公園に設置されたなぞのマーク。
「何のマークっていうのを調べて
まして…」
「何かこのマークに見覚えとか?
」
手がかりがつかめぬまま、京都と
奈良の県境に。
奈良側でも聞き込みしていると…。
このマークに見覚えがあるという男性。
「あ!ほんとだ!」
奈良市街の道路にかかる跨道橋、
通称「黒髪くろかみ橋ばし」。
実はこの場所、昔は鉄道トンネルだったという。
一世紀もの時を越えて、今もなお
遺構が残る
「大仏鉄道」とは。
「大仏鉄道ということで、東大寺にやってまいりました」
「一体どんな鉄道が走っていたの
か、
手がかりを探りたいと思います」
お寺の関係者に聞いてみると。
謎は解けないまま……かと思われ
たが!
「はーいもしもし~?」
「大仏鉄道研究会さんでしょうか?」
大仏鉄道が存在した証拠が、
奈良のあるお寺に残されているといい、
案内してくれるという。
「あ、あちらの女性ですかね?
研究会の方かもしれない。」
大仏鉄道研究会の副会長、長田富枝さん。
出迎えてくれた場所は、普段は一
般に公開されていないという
由緒正しい尼寺・興福院。
「この筒の中に入ってるので、是非!…」
明治36年に発行された興福院の全
景図。
この中に「大仏鉄道」につながる
秘密が隠されているという。
テレビの前の皆さんもご一緒に…。
お気づきになっただろうか?
「明治の5大私鉄のひとつ」とうた
われる関西鉄道。
名古屋方面から奈良へ観光客を運
ぶドル箱路線を目指し、
明治31年から翌年にかけて、
京都の「加茂」から「奈良」の間を開通させたという。
その途中駅となったのが、今はな
き「大仏駅」なのだ!
せっかくなので、「大仏駅」があ
った場所に
連れて行ってもらうことに。
駅の跡地は、今は記念公園になっていた。
しかし、ここである疑問が。
わずか9年で幕を閉じた、幻の大仏鉄道。
資料もほとんど残されておらず、
その実体は謎が多い。
「ということで長田さん。
大仏鉄道の始発駅・加茂駅にやってきましたけど?」
「きょうはね、ちょっとね、その
当時の機関庫なんですけど、
写真が手に入りましたので…」
まるで西部劇に出てきそうな蒸気機関車。
予想を上回るレトロな装いだ。
この場所にも、当時の名残があるという。
「この正面みてくださいね~。
明治から平成に。
乗客を見守り続けた駅のホーム。
静かな村に鳴り響いたという汽笛の音を感じながら
線路沿いを歩く。
乗客たちの夢をのせて。
まもなく、大仏駅に到着します。
100年以上前のわずか9年間ですけど、
ご存じでしたか。
大谷さん、
乗ったことあるって…。
あのね!
ロマンがありましたね。
ちょっと1段ホームが下がってるって、
聞いてから見ると、
いいですよね。
名残が残ってるというのは。