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2018/12/17(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「太陽と人類 すべては太陽から始まった」[二][字][再]


天文学者 ウィリアム・ハーシェルが→
赤外線の正体を暴き→
物理学者 ヨハン・リッターが→
紫外線の存在を証明しました。
そして 20世紀新たな光学機器の登場によって→
地球から 1億5,000万キロメートル
離れている太陽は→
日々 詳細に観測され
分析されるようになりました。
パリの天文台では 過去100年にわたって



太陽の写真を撮影し続けてきました。
今も 毎日
データの蓄積が行われています。
撮影技術は
アナログからデジタルに移行し→
現代のテクノロジーは
太陽をあらゆる角度から→
光のスペクトルの全域にわたって
調べることができます。
♪♪~
人類は 宇宙に乗り出し→
天文学の分野では 1995年以来→
「SOHO」 「STEREO」「SDO」と呼ばれる→
太陽観測衛星が
立て続けに打ち上げられました。
ついに 宇宙空間から
太陽を観測する時代が到来しました。
太陽は より詳細に
観測されるようになり→
より多くの情報が
得られるようになりました。
人類にとって 太陽が
これほど身近になった時代はありません。
(ナゼ)太陽が放つエネルギーは
地球に 直接 影響を及ぼし→
ある時は
美しいオーロラを生み出します。
しかし 一方で 地球の磁場を乱し→
電気や通信システムを混乱させたりもします。
ですから 私たちは 太陽の活動を

詳しく観測する必要があるのです。
太陽は 非常に強力な
発電所のようなものです。
巨大なガスの球の中心部は
1,500万度以上あり→
毎秒6億トンの水素を
ヘリウムに変換する際に→
膨大なエネルギーを放出しています。
それは 人類が 100万年かけて消費する量に相当します。
また 太陽の活動は
周期的であることが分かっています。
太陽黒点の増減や→
「フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象は→
およそ11年周期で起こります。
しかし なぜ11年なのかは謎です。
それが分かれば 発生の予測が
可能になるかもしれません。
さらに不可解な謎は 太陽の温度です。
表面が およそ6,000度であるのに対し→
太陽の上層大気であるコロナが→
100万度以上の超高温であることが判明したのです。
新たな発見は 新たな疑問をもたらします。
答えを求めて 研究者たちはさらに進んだ観測機器を開発し→
観測に最も適した場所を探し求めます。
♪♪~
天体物理学者の パトリック・アントリンが
研究場所に選んだのは→
スペイン カナリア諸島の
険しい山頂に立つ天文台です。
♪♪~

アントリンは太陽の表面で起きる現象や→
コロナを発生させる物質について
研究しています。
♪♪~
(アントリン)ほとんどの時間 目は→
そちらにあるモニターに
くぎづけですね。→
粒状の模様が見えます。
対流運動によって できるもので→
太陽の磁場について知るには
とても重要な手がかりです。
(アントリン)磁場に エネルギーが
注入される様子や→
その結果 太陽上空の大気に起きる現象を
見ることができます。→
注目すべきは
この「ダークフィラメント」という→
筋状の構造です。→
「ダークフィラメント」と「フレア」は 大変重要な現象で→
特に 宇宙の天気に
大きな影響を及ぼします。→
非常に高密度で
太陽の表面から飛び出す際→
膨大な量の物質を放出します。
その一部は 地球にも届き→
場合によっては 人工衛星や通信機器に
悪影響を及ぼすことがあります。→
太陽の活動によって起きる現象は→
すべて 磁場の仕業だと言ってもいいでしょう。→
重要なのは その磁場が


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