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2018/12/23(日) 07:00〜07:45 NHKニュース おはよう日本▼平成最後天皇誕生日▼中継・師走の築地[字]


ます。
スポーツでした。
>>続いて特集です。
>>おととい、
東京の表玄関の景色が大きく変わりました。
皇居外苑の夜を彩る光り。
2020年を控え、始まったライトアップです。
皇居外苑全体が光で照らされるの
は、歴史上初めてのことです。
>>この皇居外苑のライトアップ。
東京オリンピック・パラリンピックを前に、
日本の顔となる地域の魅力を向上

させたいと、環境省などが計画し
たものです。
>>その大仕事を任されたのが、照明デザイナーの石井幹子さんで
す。
こちら、
見ていただきましょう。
東京タワーですとか、
レインボーブリッジ、パリ・エッ
フェル塔などのライトアップ、
すべて石井さんがデザインを担当
しました。
鮮やかな色彩や、最新技術による
演出が、
世界で評価されてきました。
>>その石井さんが、
2020年に向けて手がける光。
どんな思いが込められているんで
しょうか。


>>照明デザイナー、
石井幹子さん80歳。
今回、
実寸大の模型などを使いながら、
2年にわたり、
光の当て方や強さの検討を重ねて
きました。
>>年間400万人が訪れ、日本
の顔ともいわれる皇居外苑。
長い間、
皇居の前庭にふさわしい、
美観と静穏を保つと定められてき
ました。
そのため、
夜の明かりはごく僅かの街灯に限られてきました。
皇居外苑に適した明かりとは、ど
のようなものか。
半世紀にわたり、世界各地を彩っ
てきた石井さんにとっても、
これまでにない難しい仕事です。
>>オリンピックに向けた今回の照明。
石井さんには、特別な思いがあり
ます。
5歳のときに別れ、
二度と会うことができなかった父への思いです。
>>昭和19年、
太平洋戦争中に召集された父、悌三さん。
終戦後、シベリアに抑留され、
現地で亡くなりました。
実は悌三さんは、オリンピックに

出場したサッカー選手でした。
選手たちの真ん中で笑う悌三さん。
日本代表の主将を務めていました。
昭和11年のベルリンオリンピッ
ク。
悌三さん率いる日本代表は、
優勝候補のスウェーデンを破り、
日本中に勇気や希望を与えました。
父と同じオリンピックという舞台で、
人々の心に届く仕事がしたい。
そんな思いで石井さんは今回の大役を引き受けたのです。
>>先月末、皇居外苑のシンボル
の一つ、桜田門で、
照明のテストが行われました。
光の具合を見つめていた石井さん。
明かりの強さが気になっていまし
た。
>>一度、光を落としてみるとい
う指示。
この場所には抑えた明かりがふさ
わしいと考えました。
>>石井さんは、
華やかなライトアップとは全く違う表現を選びました。
>>光があふれる大都市だからこ
そ、ほのかな明かりが際立つと考
えたのです。
>>そして、明かりがともる日。
>>点灯。
>>初めて光に浮かび上がった皇居外苑です。
>>石井さんはこの先、2020

年に向け、
東京の下町や、
オリンピック会場のそばに架かる橋などのライトアップを、手がけ
る予定になっています。
>>写真を撮ろうと思った人がね、
思わず携帯電話をしまってしまっ
たという気持ちがなんとなく分か
りますね。
>>そうですよね。
この時期によく見かけるきらびや

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