場合によっては、もう個人の方の
責任は問わないということのほう
が多いかもしれませんね。
＞＞今のところごみが収集されて
から、爆発した場合は、
個人を特定するのも難しいですよ
ね。
＞＞そういう理由もありますよね。
＞＞なるほどね。
では続いてこちらです。
南青山の児相反対問題なんですが、こういった反対の声が上がりまし
た。
施設の子どもたち、お金がぎりぎ
りなので、地元小学校ではついて
いけないのでは。
子どもたちが外に出たら、幸せな
家族を見て、
自分とのギャップを感じるのが心
配。
奥野さん、いかがでしょう。
＞＞ついていけないっていう感覚
がね、
そもそもついていこうと思ってないと思いますから、
そうやって勝手に思ってるほうの
思い込みというか、
自分たちのほうが偉い、
上からの目線っていうのが、
ちょっと本当になんか気の毒やね、
この人たちが。
＞＞もちろん何事にも反対される
方っていらっしゃると思うんです
けれども、でもこういった意見が
出てくるというのは残念だと思い
ますね。
＞＞残念だし、私、南青山って、
東京住んでいたときに、
ちょっと離れた所に子どもの国っていう子どものための施設があっ
て、すごいここって、
子どもに優しい街なんだな、こんなおしゃれなのに、
こんなふうに文教地区なんだなっ
ていうイメージがあったので、だ
からこそこういう声が出るのがび
っくりしましたね。
＞＞さあ、
そこで本村さんにお聞きしたいのがこちらです。
周辺住民が反対したら建設はでき
ないんですか？
＞＞今回の南青山の児童相談所の
問題は全く問題外です。
ああいう理由で反対の声が起こる
こと事態、
全くおかしいので、その件は全く
置いておいて、一般的な話として、
例えば隣に大きなマンションが建
つとか、そういう場合に、
よく建設反対運動なんか起きます
よね。
そういう場合を想定していいます
と、
周辺の方が反対したからといって、
建設をやめなければならないとい
うことは当然ありません。
自分の土地に何を建てようが、
全く構いません。
法律上はなんの問題もないです。だから反対運動は、工事を止める
法的効果は一切ありません。
＞＞じゃ続いて、
この建設差し止めの裁判を反対住
民が起こしたらどうなるのか。
＞＞じゃあ、どうすればいいのか。
反対住民がよく、裁判を起こして、
裁判所に建設を止めてもらうとい
うことがあります。
裁判の結論ってどうなるかですが、
たいていは住民側が負けてしまい
ます。
今の法律の考え方では、止める理
由ですね。
工事によって騒音が起きるとか、あるいはマンションが建って、
眺めが悪くなるとか、
あるいは日当たりが悪くなるとか、
そういうのが法律上は、
一応、
周辺住民の利益を害するけれども、
日本では受忍限度、我慢しなければならない限度を超えないかぎり
は、
建設は止まらないという理屈になってますから。
＞＞受忍限度があるんですか。
＞＞受忍、
我慢しなければならない受忍限度。
よっぽどのことであれば、しかた
ないけども、たいていのことは我
慢しなさいという考えなんですね。
＞＞よっぽどとたいていの、
その境界線は？＞＞非常に難しいところなんです
が、
たいていは我慢しなさいという表現が。
＞＞答えになっているのかなって
いないのか。
では続いてのテーマはこちらです。