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2018/12/26(水) 00:40〜01:30 NHKスペシャル 東京リボーン 第1集「ベイエリア 未来都市への挑戦」[字][再]


リフトアップ完了まで あと15m。
勘と経験を駆使して
高さの見当をつけながら→
巨大屋根を吊り上げていく。

ベテランの職人たちが→
屋根が動く度に 手作業で
屋根の高さを実測していく。
阿部長は 現場からの報告値を基に→
手計算で 屋根を目標の位置まで動かしていく。
想定外の事態への対応力が


プロのプロたるゆえんである。
世界最大級 7,000トンの巨大屋根が
ベイエリア地上34mに全貌を現した。
しかし アクアティクスセンター建設は→
このあとも多くの試練に直面することになる。
未来都市 ネオ東京のショールームとして
位置づけられているベイエリア。
乗り物もまた次世代技術の塊である。
AIが制御する自動運転車が走ってきた。
東京のベンチャー企業が
公道で行っている実証実験。
突然 車が奇妙な動きを見せた。
なぜか 停止線よりもかなり手前で止まったのだ。
自動運転車が見ていたのは
バスのはるか先だった。
これは 水素を燃料に走る路線バス。
東京都が今年導入した。
(アナウンス)「次は新豊洲駅前でございます」。
驚くのは 車内。 とにかく音がしない。
それもそのはず。
このバスには エンジンがない。
燃料の水素と
空気中の酸素を使って発電し→
モーターで走っているのだ。
排出されるのは水だけ。
排気ガスゼロの 究極にエコなバス。
2020年には 100台以上の水素バスを走らせることを目指している。
陸だけではない。
海に目をやると船までもが 水素で走っていた。
大学が実験用に開発した この水素船。

音も静かで 小刻みな揺れもないため船酔いの心配もないという。
昨日走っていた風景が
今日になったら変わっている。
それが俺たちを幸せにするのか
不幸にするのか→
今の俺には まだ分からない。
壮大な社会実験?
俺たち人間も実験台なのだろうか。
待ってくれ。
ここには
長い時間をかけて築き上げてきた→
確かな暮らしもあるんだ。
アクアティクスセンターのすぐ脇に昭和の名残をとどめる団地がある。
都営辰巳団地。
今から50年前に建てられた3,300世帯の巨大団地だ。
空き部屋が目立つ この団地。
住民の多くが高齢者だ。
自治会長の佐久間輝雄さん。
団地が出来た当初からの住人である。
住人にとって オリンピック開催は
そう うれしいことではない。
辰巳団地が出来たのは 1968年。
前回の東京オリンピックの直後だ。
そのころ ベイエリアには
数多くの工場が立ち並び→
京浜工業地帯を形成していた。
辰巳団地は工場で働く人たちの住まいとなり→
最盛期には1万人以上が暮らしていた。
風呂つき ベランダつきの3DKはサラリーマンの憧れ。
入居希望者が殺到し

都営団地の抽選の倍率は→
50倍を超えていた。
働き盛りの佐久間さんの姿も映像に残されていた。
当時は。
しかし 90年代に入ると日本の製造業は衰退。
工場は海外へ移転し
ベイエリアは更地だらけとなった。
2000年に入ると
都心に近い割に土地が安いことから→
工場が去った更地に→
タワーマンションや大型ショッピングモールなどが建設されていく。
そして 辰巳団地だけが
50年前と変わらぬ姿で残されたのだ。
オリンピック開催決定を機に
ベイエリアの開発は 更に加速している。
高さを競い合うように 100を超える
大規模マンションが建設された。
ベイエリアの人口は
10年で 40%も増加。
高度経済成長期を はるかに上回る
急増ぶりである。
今やベイエリアに住むことは
成功の証しとなった。
例えば この33階建てのタワーマンション。
高さ114mの屋上に出ると東京中を見下ろせる。
楽しみですね。
楽しみですよね。
8月 夏の恒例 ベイエリアの花火大会。
(花火の音)
タワーマンションには→


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ikatako117

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ikatako117