＞＞では、
関西のニュースをお伝えします。
＞＞大阪府の松井知事は、大阪都
構想の住民投票を巡り、
公明党との間で交わされた密約と
も取れる合意書を公表し、
公明党を改めて批判しました。
＞＞この合意書を表に出すことは、
僕はないと思っていました。
ずっと。
あまりにもひどいというか、
約束をほごにした、そういう提案でしたから。
われわれ、何信じていいか、
もう分からない状況ですよね。＞＞先ほど、
松井知事が取材陣に公表したのは、
公明党への怒りの原因となっている、
密約とも取れる合意書。
大阪都構想の住民投票に関する合意書で、
日付は去年の４月１７日です。
合意事項を見てみると、
今任期中で住民投票を実施するこ
とと記されています。
公明党大阪府本部の幹事長、
林啓二大阪府議と、
大阪維新の会の幹事長、
今井豊大阪府議の直筆の署名もされたこの合意書。
松井知事は、
公明党が約束を破った根拠としていますが、
維新と公明の認識に大きな隔たり
があるのが、この文言です。
＞＞私どもは、
当然、知事、
市長の前回の選挙からの任期内と。
＞＞今任期を、
来年４月の大阪府議会議員、
市議会議員の任期だと主張する松井知事に対し、
公明党はきのう、来年１１月、
１２月の松井知事、
吉村市長の任期だと反論していま
した。
これに対し合意書を公表した松井
知事は。
＞＞署名なつ印されているのが両
地方議員であり、
法定協議会をそれぞれ可決するこ
とという第１があり、
第２の部分で、
この任期中を知事、市長の任期だというふうにちょっとすり替える
のは、僕は違うと思います。
＞＞府議会議員が署名し、
合意書の中で議会の議決について
触れていることから、
今任期とは当然、来年４月の府議
会、
市議会議員の任期だと強調。
＞＞知事、
市長の任期なら、まさしく、
こういう文書にはならないし、
サインをする代表者は、
僕と公明党府連代表、
佐藤代表ということになるでしょ
う。
公明党さんが飛躍した言い訳され
ていると思いますね。
＞＞きのうはこの文書の存在につ
いて明言を避けた公明党は、
松井知事が文書を公表したことを
受けて、先ほど、
改めて会見しました。
＞＞彼らはもう一度やらせてください、そういうことを訴えて、知
事、
市長に当選をされたわけでございまして、そのきっかけからしても、
任期中というのは、知事、
市長の任期のことであるということは、
われわれは今でも確信をしており
ますし、
知事や市長にも何度も言ってきた
ところでございます。
この文書については、
公にしない、
公表しないという、
そういう表に出さないという、そういう約束でございました。
知事みずから、きょう、
信頼関係を崩されたわけでございまして、
信義を破られたのは、
われわれ公明党のほうであると。
＞＞主張は平行線で、
決裂が決定的となった維新と公明。
読売テレビの取材では、
松井知事は吉村市長と共に辞職し、
住民投票実施の是非を争点に、来
年４月、
出直し選挙に臨む意向です。
＞＞裏と表があまりにも違いすぎると。
このような政治については、
僕はちょっと違うんじゃないかということで、
もし選挙になれば、
そういうことを問うことになるでしょう。
＞＞維新と公明の溝が深まる中で