ってなったらね。
次の年から受験生 誰も来なくなったら
大変なことになるからね。
そうはいかんでしょう。
じゃあ ちょっと。(西高辻)はい じゃあ どうぞ。
とりあえず お参りしないと。
多いですね。(林田)多いですね。
あっ!
私 ありますよ。
(林田)ありがとうございます。
(かしわ手)
(かしわ手)
後ろ つかえてるんです。
なんで そう せっつかれなあかんねん。
拝んでんのに。
これほど大勢の参拝客を集める
太宰府天満宮。
この敷地の もともとの姿を知る
手がかりが→
本殿一帯に隠されているんです。
タモリさん…
うん?
(西高辻)普通では なかなか気付きづらいとこではあるんですけど。
ああ…。
(西高辻)面白い。
いやいや そんなん 新しく出来たもんや。
すいません。勇気持って よう言うたな。
はい。 何だろうね。
うん?
えっ?
(西高辻)もともと…
建物を突き抜ける…
もともと このクスノキは回廊の外にありました。
しかし 年々増える参拝客のために
昭和43年に→
本殿一帯を拡張し
今の形になったんです。
(味酒)この境内にはですね…
はあ~。
あっ その辺も全部そうですよね。
(西高辻)全部 クスの森。
そういえばそうだ。
おお でかい。
(味酒)1,500年。
あれ?
1,500年?
(西高辻)はい。
でっかい。
幹が すごいですね。
すごいね ここ。
そう 実は 本殿が建っている場所→
もとは クスノキが生い茂る
原生林だったんです。
でも どうして
街の中心から離れた この場所に→
本殿を つくったのでしょう?
更に手がかりを求めて本殿の横に やって来ました。
(味酒)ここから
ちょっと見えるといいますか。
これなんです。
ああ~。
(味酒)これが…
違います。
ここにですね…
えっ?
こちらが。
これ お墓。 全体が。
お墓です。
お墓やったらこういう お墓かなと思う。
ねえ? 分からへんかったやろ?
これ全体なんですね。
神社は神社で別や思ってた。
なんと 太宰府天満宮の本殿は→
菅原道真の遺体が眠る
お墓だったんです。
そして この部屋は 明治まで→
大切な遺体を泊まり込みで守る場所でした。
亡くなったら ここへ来るということは
この方 もう分かってはった?
違う違う違う。
牛が勝手に行きよったんや。
ええ~。 ほうほうほう。
ああ~。その香りが。
(林田)林に導かれたんですかね。
導かれたのかもしれない。
その後 都では 落雷や疫病が相次ぎ→
道真の祟りを うわさするようになりました。
このような出来事から道真は
「天神さま」として祀られるようになり→
お墓の場所に 平安を祈る社殿が
つくられたんです。
あっ そうなんだ。 へえ~。
なになに?
ああ いやいや。
(味酒)京都から…。一緒に ついてきた。
(林田)すごいですね 1,000年以上。
(カメラの シャッター音)
牛が つないだ 1,000年の縁。
これこそが 太宰府の ありがたい理由になっているんですね。
(拍手)