◆なるほど。女性らしい、なかなかええ答えで
すね。
◆正解は、ほんまは知ってるんで
しょう?
◆あっ…。
◆この方たちの不満はですね、
つくるときに問題があります。
これが不満だそうです。
ごらんいただきましょう。どうぞ。
◆まあまあそっち優先なんですよ。
お客様優先ですけれども、
ネイルの施術の終わる時間とかを
私たちが、
あと5分ですとか言って、
だめなんですよ。
パスタの茹で時間が…とかね。
熱々を
はよ食べてくれみたいな。
◆せっかち…。
というのはちょっと…。
◆後からチン、レンジもあるし…。
◆そんなん言うてな。
つくってるほうは、
おいしいものを食べてほしいねん。◆やっぱり自分が前に出れない仕
事なんで、裏方の中で居心地よく働いてもらって、楽しんでもらう
というのがやっぱり自分の役目か
なと思ってるんで。
◆いい関係やねえ。
女性の世界の中で
男性は異物と思われがちなんだけ
ど、
それをうまくコミュニケーション
とって。
◆チームワークのバランスとして
は、
すごく今いいと思います。
◆恐れ入りました。
これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」、
皆さんでもらってください。
◆ありがとうございま~す!
◆苦手な計算力を駆使し、
新たな化粧品店のあり方を
メイクしてきた林さん。
このお店は、女性スタッフとともにつくり上げてきた化粧…
いえいえ結晶なのかもしれません。
◆そのときにセールスが
3カ月だけ、じゃあ、
応援スタッフみたいなもんが
一般の方でいますので…。
◆派遣みたいなもんですか。◆そう。
で、連れてきてもらったのが、
3カ月だけの応援。
◆えっ?
あなた、3カ月で
契約、終わるやろうに…。
◆30年いるんです。◆何でやねん!
3カ月が30年って、
うまいことごろ合い過ぎるやろ。
チェンジしぃや!
チェンジを。
◆いやいや…。
◆これ、どうするの?50年、
60年、おりだしたら。
◆います、います。
◆おるでしょう?
◆いますよ、ずっと。
◆今の状態やったら、
おりそうやもん。
◆います。
◆あんた、気ぃつけよ。
30年もおったらあかんで。
◆ベリーグッド!
◆ということで、
この社長さんすごいんですけど、僕ね、
よくよく考えると、
化粧品屋さんて、女性が
前に出るじゃないですか。
だから、マネージャーみたいな役。
社長とはいえ、マネージャー。
だから、
この人たちが
楽しく仕事してもらう、あるいは一生懸命仕事をする。
全部それを管理してるというか、
後ろから
バックアップするんですね。
だから、
この女性の方が
前に出て活躍できるという、
それが仕事が結局うまいこといく
というようなことじゃないか
というふうな気がしますね。
この社長さん、もともとは
さっきも言いましたけど、銀行員
さんをやっておられて、
銀行員として
10年、勤めて。
10年勤めてですよ。
それで算数が苦手やって。
急に…。