頭下げて、土下座でもしますわ、
市民の安全のためやないかと、
そのために役所はしんどい仕事をするんやと、頼みますよと。
大変きついことばで、
ご自身もこれは本当に言ってはいけないことだったというようなこ
とをおっしゃってますけれども、
その一方で、責任感からきたこと
ばでもあるんだというような内容
でもありまして、
それでもやっぱりこれは言っては
いけなかったということで、
きょうの決断に至ったわけなんで
すけれども、きょうの記者会見で
は、泉市長、こういうふうにおっ
しゃっていました。
私の行為は、
断じて許されない行為だと。
現在の市役所業務に支障をきたし
ている状況で、
市民に迷惑が及ぶので、
一刻も早くそれを解消すべきだったとおっしゃってますね。
>>確かに市民の皆さんを思って
の怒りだったんでしょうけれども、
有馬さん、
ことばの選び方は間違ってるんじゃないかなと。
>>僕も大間違いだと思いますが、
市民に迷惑がかかるというのは、道路を整備できれば、
市民が喜ぶということですが、そ
のために、
役所の人に火つけてこいって、つ
けたらどうするんですか?
役所の人は市民じゃないんですか、
そして立ち退きされた方が、もし火をつけられたら、それは市民じ
ゃないんですか。
そういうことを考えると、市長っていうのは、上に立つ権力者って
いうのは、みんなを幸せにする努
力をすることであって、一部の人間のためにやるのが政治ではない
んですね。
ですから、暴言とはいえ、
一部の部下かもしれないけれど、
その部下だって、
いろんな立場で仕事をしてるわけ
ですから、
最初から火つけろじゃなくて、俺
も一緒に土下座に行くから、
みんなでやろうやないかというよ
うな市長ではなんでなかったのか
ということだと思いますね。
>>そのあたりがこのリーダーの
資質というところになるのかもし
れませんが。
>>市長がおっしゃった、市役所
業務に支障をきたしているという
部分でいいますと、今、市役所に
は多くの意見が市民から寄せられ
ているということでして、この2
9日以降、1500件近い意見が
寄せられているんですけれども、
必ずしも批判ばかりではなくて、
擁護する声も一定程度あるという
ことで。
それでもやっぱり市長としては、
してはいけないことだったという
ことで、きょうの決断に至ったと
いうことになりますね。
この市長、
これまで4年近く務めてこられて、どんなことをしてこられたのか、
これだけの擁護の声が寄せられる
ということもありますけれども、
これまでの業績、ちょっと振り返
ってみますと、
明石市としては全国初の、
あるいは関西初の施策をいくつか打ち立ててました。
犯罪被害者支援にも力を入れたり、
ご本人も得意の分野とおっしゃってましたけれども、子育て支援で
も関西初、
全国初といったようなことをやってこられて、
この時代に人口を7500人増や
した、
就任以降、人口を増やしたという
のは、これ、
1つの大きな成果と言えると思い
ますけれども、やっぱり今回のよ
うな、ことばが原因でトラブルに
なるということが、以前にもあっ
て、イベントを巡って、ある作家
さんとトラブルになったというこ
ともありまして、先ほど、
職員の話からもありましたけれども、
ふだんから職員に対しては、
大変厳しいことばを投げる方だったとおっしゃってます。
>>そういった経緯もあって、今
回、音声が、若一さん、
とられたのかもしれません。
>>行政的な実績としてはね、
われわれ第三者から見てたら、
評価に値する分ってそこそこあると思うんです。
ただやっぱり、強権的な体質がど
うしようもなかったということで
すね。