た。
＞＞きのう、
野田市の教育委員会が、
父親にアンケートを渡したことを
明らかにし、謝罪しました。
＞＞秘密を守りますので、正直に
答えてください。
＞＞おととし１１月、
通っていた小学校のアンケートに、
悲痛な叫びをつづっていた心愛さ
ん。
＞＞暴力を受けている。
＞＞いじめを誰から受けましたか。
＞＞家族。
夜中に起こされたり、
起きているときに蹴られたり、た
たかれたりされています。
＞＞小学校から連絡を受けた野田
市が、児童相談所に通報し、心愛
さんは一時保護されました。
しかし去年１月になって、
栗原容疑者が小学校を訪れ、
暴力を振るっていないと激しく抗議。
次のように強く迫ったといいます。
＞＞アンケートの実物を見せろ。
＞＞訴訟のことですとか、
それから親の権利を主張されたり、
それからそのことばですとか態度
から、
非常に威圧を感じた。
最終的には、
精神的にもう追い詰められて、
やむにやまれず出してしまったということが正直なところです。
＞＞秘密を守るという約束は守ら
れませんでした。
その後、
栗原容疑者は心愛さんを市内の別の小学校に転校させ、
悲劇は起きてしまいました。
心愛さんの悲痛なＳＯＳは、なぜ届かなかったのか。
１０歳の女の子が、
なぜ亡くならなければいけなかったのか。
コジマ目線で検証します。
＞＞本当になんで救えなかったんだろうと、奥野さん。
＞＞救えた段階って、たぶんいっ
ぱいあったと思うんです、
この件。
なんですけど、
すべてがやっぱり子どもの命を守
りきるっていう思いが、
どこの段階でも徹底できてなかっ
たということもありますし、
なんでしょうね、私、昔、
アメリカに住んでたときにね、
家で子どもを、家に子どもだけで
いさせるだけでも、親は捕まるん
ですよ。
それぐらい子どもを守るっていう法律なり、なんなりが徹底されて
るんですけど、
日本って本当に子どもを守りきるっていう意識が薄いし、一時保護
されたんだったら、
なんでそのままちゃんと保護しきらなかったんだ。
いろんなところでもう、悲しいで
すね、この事件は。
＞＞本当におっしゃるとおり、何
回も救うチャンスがあった、
今回に関しては本当そう思うんで
す。
もう一回、経緯も含めて、きょう、
検証したいと思うんですけれども、
まず新しい話として入ってきたア
ンケート、
アンケートの結果を、
お父さん、加害者であるお父さん本人に見せたという問題なんです
けれども、
まずアンケート、
こういうアンケートでした。
これがもともとの用紙で、
ここに心愛さんの回答をもとにし
て、私たちが赤字で書き込みまし
たけれども、まず冒頭のところで
すね。
秘密を守りますので、
正直に答えてくださいというふうに促して通っていくわけですね。
まず最初、あなたは今、
いじめられていますか？
という問いに対して、心愛さんは
はいというふうに○をつけたと。
その後、
どんな内容なのかということを回答したあとで、
いじめられていると答えた人に聞
きますと、
あなたはいじめを誰から受けまし
たかという質問に対して、
家族に丸をつけたということなん
ですね。
相談したいことがあったらなんで
も書いてくださいという欄のとこ
ろに、お父さんに暴力を受けてい
ます。
夜中に起こされたり、起きている